ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)の育て方…種まきの時期は?
目次
昼咲き月見草(ヒルザキツキミソウ)とは?ヒルザキツキミソウの種まき植え付け・植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヒルザキツキミソウ
- 科名
- アカバナ科
- 属名
- マツヨイグサ属
- 学名
- Oenothera speciosa
- 別名
- 昼咲き月見草・エノテラ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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昼咲き月見草(ヒルザキツキミソウ)とは?
昼咲き月見草(ヒルザキツキミソウ)は
アカバナ科マツヨイグサ属の
多年草。
草丈は40cmほどで、淡いピンクと白のかわいい花を咲かせます。暑さ・寒さに強く、
こぼれダネでも増えるし、地下茎を伸ばして広がっていき、野生化しているほどで、環境があえば、毎年芽を出してくれます。
花の後にサヤが出来て、その中に
種子が入っています。これがこぼれて増えます。繁殖力が強すぎるというわけではないのですが、あちこちから出てきたり、空き地を独占しているのを見ることもあります。
初心者でも育てやすいガーデニング材です。花いろはピンクなので「モモイロヒルザキツキミソウ」と呼ばれてます。
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ヒルザキツキミソウの種まき
種子が手に入った場合は、そこらへんに適当に撒いても発芽します。種の数がすくないならば育苗シートで発芽させます。こぼれダネでも増えるくらいですから、そこまでしなくてもいいです。近所に昼咲き月見草があったら、種子を貰ってパラパラと撒けば大体一発です。種子を撒くのは春3月〜4月か秋9月10月です。15度~20度で発芽します。
葉っぱが4枚くらいになったらポットに植えたり、鉢に植えます。植えるときに根を傷つけないようにしてください。
植え付け・植えかえ
用土
こんもりと半球状に茂ります。横長
プランターよりは丸い鉢に植えるほうが適しています。土は選びませんが、
鹿沼土が入った強い
酸性土では枯れてしまいます。自作する場合は
赤玉土小粒7
腐葉土3に化成
肥料を混ぜたものを使います。もしくは市販の花と野菜の
培養土を利用します。
連作障害はないです。
鉢植え
広い庭に植えるか、鉢に植えます。5号鉢(直径15cm)に1苗を植えて、植え替えごとに徐々に大きな鉢にしていきます。65cmのプランターなら4株。
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)をしいて、その上に2センチか3センチほど鉢底石(
軽石)を入れて、その上に
用土を入れて、苗を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやります。植え付けのときにポット苗の土・根はいじらないようにします。
植替えをする場合は、古い鉢から株を抜いて、新しい鉢の底に軽石を入れて株を入れて、隙間に土を入れます。直根性なので、株の土はいじらないようにします。
庭植え
庭土を20cm〜30cm掘り返して、腐葉土か
堆肥を3割ほど混ぜて、苗を植えます。株同士は20cmから30cmほど開けて植えます。
ヒルザキツキミソウは直根草で、根が傷つくと枯れてしまいますので、一旦庭に植えたら植え替えは出来ません。苗がお店で出回っていないので種子で増やすか、ネットでポット苗を買います。ポット苗を植えるときは土を落とさずにそのまま植えて、ギュウギュウと抑えないようにします。根を傷つけると生育不良を起こします。
管理場所・日当たり
日当たりが条件
草丈が低くて、日光を好み、乾燥に強い……こういった性質から、駐車場の隅っこなどに野生化して生えています。日光が不足すると花つきが悪くなるので、気をつけてください。
パッと見では花びらも薄いし、儚げですが、暑さ・寒さに強く直射日光にも強いです。
寒さには強いが凍結注意
霜に当たっても枯れない。霜よけも不要。ただし土が凍って霜柱になると根が持ち上がって根が切れるので、
マルチングをして凍結を防ぐ。
水やり
乾燥を好み、水ハケの良いところでよく育ちます。水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。野生化するほどで庭に植えていれば、乾燥時期でないならば降雨だけでも十分です。
鉢植えにした場合は土が乾いてから水をやります。土が濡れているならば水をやらないようにします。受け皿の水は捨ててください。冬は
水やりを控えめにします。土が乾いて数日経って水をやります。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。
肥料
肥料がある方が生育はよいのですが、肥料が多いと葉っぱばかりになりやすく花がつきません。肥料をやるなら控えめにし、無くても枯れるわけではありません。肥料は春に緩効性化成肥料を一回やるか、4月から6月にかけて薄い液体肥料を二週に一回ほどやるかします。
肥料が多いと草丈が大きくなりやすい。草丈が高くなると風に倒れやすい。肥料は控えめがコツです。
病気・害虫
アブラムシやハムシが発生します。ハムシは株全体を食べ、開花がほとんどなくなったり、株が全滅することもあります。早めに薬剤で駆除しましょう。
特徴・由来・伝承
北米からの帰化植物。
ツキミソウと同じアカバナ科マツヨイグサ属ではありますが、名前のとおり、昼に咲きます。しかし
ホームセンターなどで流通しているツキミソウは黄色い「
オオマツヨイグサ」ですが、このヒルザキツキミソウはピンク色。花はかわいいのですが、しぼんだ姿が目立つのでそこは減点。つなみに本来の「
月見草」は咲き始めは白で、萎む頃にはピンクになります。
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