ゴールデンクラッカーの育て方…剪定にミスると花が咲かない

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ゴールデンクラッカー
目次
ゴールデンクラッカーの特徴は?
剪定
水やり
肥料
管理場所・日当たり
植え替え・植え付け
株の増やし方
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ゴールデンクラッカー
科名
キク科
属名
ユリオプス属
学名
Euryops virgineus 'Golden Cracker'
別名
ユリオプスウィルギネウスゴールデンクラッカー
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ゴールデンクラッカーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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ゴールデンクラッカーの特徴は?

ゴールデンクラッカーは南アフリカの原産のキク科ユリオプス属の常緑低木のバージネウスの品種。お店に流通するのが冬で、耐寒温度は0度と寒さに比較的強い植物です。霜や寒風に当たると枯れてしまいますが、暖地では地植えで越冬できます。寒冷地では室内に取り込まないといけません。

乾燥に強く、過湿に弱く、水をやり過ぎると根が腐って枯れてしまいます。特に日本の真夏の湿度に枯れやすい。真夏の直射日光はゴールデンクラッカーにはツライので、夏は明るい日陰に移動させてください。
草丈自生地では4m、鉢植えだと50cmから150cm
ゴールデンクラッカー鉢の商品画像
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剪定

夏越しのための剪定

夏の高温多湿を避けるために、6月〜7月に邪魔な枝を落とし、傷んだ葉っぱを取り、風通しをよくしておきましょう。

大きさを抑える剪定

放置していると3mまで大きくなる。邪魔にならない高さになったら、剪定して大きくならないように抑えましょう。その際、問題になるのは木質化です。

木質化すると葉も出ないし、花も咲かなくなる

ゴールデンクラッカーの株の下は葉っぱが枯れ込み、木質化します。よく考えたら本来受講4mになる木なんだから、木質化するのは当たり前なんですよね。

木質化した部分は新芽や葉っぱが出てきません。ってことは花も咲かなくなるんです。この枯れ込んだ部分が大きくなってから強く切り戻すと枯れますので、突然バッサリと切り戻すのでなくて、1年に1回か2回ちょくちょく切って高さを抑えるようにします。

木質化部分が上に上がってくると、不格好になりますし、大きすぎて手に負えなくなります。挿木で小さな株を作って更新しましょう。

水やり

地植えの水やり

地植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。日照りなら水やりをしてください。

鉢の水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら、水をたっぷりと与えてください。土が乾いていないうちから水をやっていると、根腐れが起きて枯れてしまいます。乾燥に強いので、他の植物よりも水は控えめにしてください。

冬(12月から2月)は寒さで生育が鈍くなっていますので、水をやっても吸い上げられず、根腐れしてしまうので、土が乾いてから数日経って水やりをするようにします。

夏は、水をやりすぎると蒸れて枯れ込むので、葉っぱをむしり、剪定をして風通しをよくした上で、水やりは控えめにします。

肥料

庭植えの場合は最初の植え付けの時に肥料を混ぜ込んでいればあとは不要です。

鉢植えの場合は生育する時期の春(4月から6月)と秋(9月から10月)に緩効性化成肥料を一ヶ月に一回やります。もしくは液体肥料を二週間に一回やります。

管理場所・日当たり

日当たりの良い場所で管理します。春と秋は戸外の日当たり管理するといいですが、夏は半日陰か明るい日陰でないと枯れ込むので、年間を通して同じ場所で管理するのであれば「半日陰」で管理します。

雨(梅雨・秋雨)に当たらない場所で管理する。

夏越し・夏の管理場所は?

ゴールデンクラッカーは直射日光と暑さで株が弱るので風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理します。特に西日は避けましょう。

冬の管理場所

冬は霜が降りない地域ならばそのまま戸外で越冬できます。0度以下にならなければ霜が降りる地域でも霜が当たらない軒下でなら越冬可能です。寒冷地や0度以下になる地域ならば、室内の日当たりで管理します。

植え替え・植え付け

植え替え・植え付け時期

生育に適した春(3月から5月)か秋(10月11月)に植え付け・植え替えをします。より適しているのは秋の方。鉢の底の穴から根が見えるようなら根詰まり寸前です。根詰まりするといけないので植え替えをします。大体2年に一回です。
●春・秋以外に緊急避難的にどうしても植え替えをするのであれば、一回り大きな鉢に、土を崩さないで植え替えをします。土を崩さず、根をいじらなければダメージが少なくて済みます。ただし、それでも真夏と真冬は避けた方がいいです。

用土

鉢植えならば、培養土で植え付けします。

鉢の植え換えの手順は?

古い鉢から株を取り出し、新しい鉢に植え替えます。新しい鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmから3cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れます。土を3分の1ほど落として、傷んだ根を取り除いて、植え替えしてください。あとは隙間に用土を入れていきます。鉢を揺らすと、隙間ができますので、また隙間に用土を入れていきます。隙間ができなくなるまで続けて、最後に水をたっぷりとやります。

庭への植え付け

暖地では庭植えで冬越しが可能ですが、逆に夏の暑さに弱く、どこの地域でも基本的に季節ごとに場所を変えられる鉢植えが適しています。

深さ30cmから40cmほど穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を2割ほど追加し、緩効性化成肥料を少量足して混ぜて用土とします。半分の用土を戻して、株を植えます。株の土は少しほぐした方が根が広がりやすいです。最後に水をしっかりとやって完成です。

株の増やし方

増やす方法は挿木だけ。

春か秋に7cmほどの枝先を取り、切り口側の葉っぱを取り、水揚げをします。水揚げはコップなどに水を張って切り口をつけて30分ほど放置して、葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業です。赤玉土小粒単用の苗床を作って、発根剤を切り口につけて挿し、乾燥しないようにマメに水をやりつつ、日陰で管理していると発根する。発根までは一ヶ月から二ヶ月。

病害虫

害虫はほとんど見られない。それより夏の高温多湿に注意しましょう。
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