オンファロデス・カッパドキカの育て方
目次
オンファロデス・カッパドキアとは?水やり肥料植え付け・植えかえ種まき管理場所・日当たり病害虫・花ガラ摘み特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オンファロデス・カッパドキカ
- 科名
- ムラサキ科
- 属名
- オンファロデス属
- 学名
- Omphalodes cappnadocica
- 別名
- 天使のおへそ・ビーナスのへそ
- 耐寒
- マイナス25度〜マイナス15度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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オンファロデス・カッパドキアとは?
オンファロデスはヨーロッパ・アジア、主にトルコに生育する
ムラサキ科の植物。小さな星型の鮮やかな
青い花を春に咲かせる。
一年草と
多年草があり、一年草が
オンファロデス・リニフォリア。多年草タイプがオンファロデス・カッパドキカ。それぞれに
園芸品種があります。オンファロデス・カッパドキカは地下茎で横に伸びて広がります。
どちらも寒さに強く、暑さに弱く、乾燥に弱いです。
暖地〜
中間地では
夏越しが難しいですが、寒冷地では手間なしに夏越しできます。
最初にまとめ
●水を欲しがる。水切れに注意。
●カッパドキカ(多年草)は夏越しが難しい。採種が出来るオンファロデス・リニフォニア(一年草)も結局毎年楽しめる。リニフォニアがおすすめ。
●しぼんだ花を摘むと次の花が咲きやすいです。つまなかった場合は
種子ができます。
●カッパドキカ(多年草)は
半日陰で育てる。夏の暑さに弱い。
●種子を撒いて株を増やすことも出来ますが、園芸品種の場合はその性質を受け継ぎません。カッパドキカならば、春の植え替え時に株分けをすることで、同じ花色のものが増やせます。
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水やり
カッパドキカは乾燥に弱く、乾燥すると、花が咲かなくなり、葉っぱが枯れてしまいます。土は湿潤な状態を好みますので、水が切れないようにします。と、いってもずっと過湿だと
根腐れします。
土が乾いてから水をやるようにします。肥料
春から開花まで液体
肥料を週に一回か二週に一回程度やります。肥料が切れると開花が途切れます。秋の涼しくなる10月頃にも生育のために肥料をやります。高温時期は肥料をやらないでください。夏に肥料をやると枯れてしまいます。
植え付け・植えかえ
カッパドキカは春に毎年植え替えをします。夏越しした場合で
根詰まりしているようなら秋に植え替えをしましょう。その際に土をほぐして根を広げてください。根の生育が早く、植え替えは毎年します。その際に株分けをします。
用土
カッパドキカは湿潤な土壌を好むのですが、かといって
水はけが悪くてビシャビシャで細菌が繁殖すれば枯れてしまいます。あくまで「水はけ」はよくしないといけません。
一般的な
培養土でも育ちますが、夏越しさせたい場合は山野草の培養土を利用します。もしくは
鹿沼土4
軽石3
腐葉土3を混ぜたものを利用します。
鉢植えの植え付け・植え替え
6号〜8号に1苗を植える。
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎ、鉢底石(軽石)を2cmほど入れ、
用土を入れ、苗の高さを調節して
水やりで水をためるウォータースペースを作りましょう。乾燥に弱いのでウォータースペースは大事です。根を少しほぐした苗を入れ、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。これで完成です。
植え替えの際に株分をして小さくしてから植え直しましょう。
庭植えの植え付けの手順
庭土を20cmほど掘り返し、庭土に2割ほど腐葉土を入れ、よく混ぜて用土とします。水はけが悪い場合は川砂・軽石を入れて水はけをよくしましょう。穴に用土を半分戻し、根をすこしほぐした苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。これで完成です。
種まき
秋に種まきをしますが、苗は寒さに弱く寒冷地では枯れてしまいます。寒冷地では春早めに種まきをするか、春に出回る苗を植えます。
上記の培養土に種子をまいて水をやります。もしくは庭土に種子をまきます。乾燥しないように水をやり、寒さに当てないようにしていると、発芽します。葉っぱが4枚から6枚になったら庭や鉢に植えます。
管理場所・日当たり
出来るだけ日光に当てます。日光が少ないと花も少なくなります。
多年草タイプのカッパドキカは夏に越せるか?が問題になります。夏の高温に弱く、日当たりで管理していると枯れるので、
夏は半日陰か日陰で管理し、それ以外は日当たりで管理します。
●夏は半日陰でも木陰の方の半日陰。場合によってはヨシズや寒冷紗で遮光して半日陰を作ってやる。か、明るい日陰で管理する。
越冬
冬の寒さには強く、マイナス15度までは耐えられます。しかし、苗の状態だとマイナス10度に達していなくても枯れてしまいます。十分育ってから寒さに当てるようにするか、春に植え付けをします。
病害虫・花ガラ摘み
アブラムシが発生します。
アブラムシより、水のやりすぎによる根腐れの方が問題。
花ガラ摘み
花を放置していると種子を作ろうとして株が栄養を回してしまい、次の花が咲きづらくなります。なので、花がしぼんだら花を摘むようにします。種子を残す場合は、花は残しておきます。
●梅雨前から夏に、傷んだ葉っぱがあったら取り除きます。また、枯れ葉が積もっていたら取り除きます。放置していると株が蒸れて腐ってしまいます。
特徴・由来・伝承
オンファロデス・カッパドキアとオンファロデス・リニフォニアは同じ属でもかなり性質が違う。別のページに分けました。一年草のリニフォニアの方が比較的メジャー、な気がするけど、それもまぁ、個人的な勝手な印象かもしれない。今後はもう少し、どちらもメジャーになるかもしれないが、今のところはどちらもマイナー。
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