キンマサキの育て方
目次
キンマサキ・ギンマサキの特徴は?水やり肥料植え付け管理場所・日当たり剪定病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- キンマサキ
- 科名
- ニシキギ科
- 属名
- ニシキギ属
- 学名
- Euonymus japonicus ‘Aureovariegatus’
- 別名
- ギンマサキ
- 耐寒
- マイナス15度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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キンマサキ・ギンマサキの特徴は?
キンマサキ・ギンマサキは
ニシキギ科ニシキギ属の
マサキ(Euonymus japonicus)の斑入り品種。マサキが北海道南部から沖縄の日本全国に自生する植物なので、暑さ・寒さに強く、昔から生垣で栽培されていて、キンマサキは斑入りでなおのこと庭木に適しています。
新芽の中央に黄色い部分があるのがキンマサキ。外側に黄色い部分があるのがベッコウマサキ。白い縁(フチ)があるのがギンマサキですが、どうもネットショップではごっちゃになっているみたい。育て方は一緒なので、気にしないでください。
春に古い葉っぱがいっせいに落ちて、新芽がつきます。初夏に花が咲いて冬に実がなります。実がなる個体とならない固体があるみたいですが、主に葉を鑑賞する
カラーリーフですね。
キンマサキ・ギンマサキは
剪定に強いし、耐陰性のある育てやすい植物ですが
害虫がつきます。発見次第捕殺、薬殺です。特にミノウスバが発生するとマサキ全体が丸坊主になりかねません。
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水やり
庭木にするものなので、基本的に自然雨だけで十分です。乾燥する時期は様子を見て
水やりをしてください。
肥料
キンマサキ・ギンマサキは
肥料はあまり必要としない植物です。
二月に寒肥として
油粕か化成肥料、もしくは油粕と骨粉を少々あげます。株の周囲の根に当たらないところに穴を20cmほど掘って埋めてあげます。生育を早くしたい場合は秋にも同様に肥料をあげます。
植え付け
時期
植え付けは活動を始める直前の3月〜4月か、夏を越し涼しくなってもうすぐ活動が鈍くなる頃の10月あたりに行います。
用土
一般的な土で問題なく、土質は選ばないです。あまりに極端に
水はけが悪いと生育しないが、他の庭木に比べるとかなり頑健な植物です。
庭土に
腐葉土か
堆肥を足して
用土とするか、穴を掘って、一般的な
培養土を入れ替えて植えてもいいです。
庭植え(地植え)の手順は?
深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、キンマサキ・ギンマサキの株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。ビニールや針金が巻かれている場合は取り除いてから植えてください。
挿し木で株を増やす
キンマサキ・ギンマサキは斑入り種で、種ができて、これを発芽させても斑入りにはならない(なりにくい)ので、同様に増やすのであれば
挿木で増やしましょう。
挿し木することで株を増やせます。梅雨の時期に、7cm〜10cmに切って、切り口に発根剤を塗って、
赤玉土小粒単用や挿木用土などに挿して、乾燥しないように水をやって、明るい日陰で管理していると発根して増えますので、試してみてください。
管理場所・日当たり
キンマサキ・ギンマサキは北海道南部でも育つ。寒さに強い。日当たりを好むのですが、少々の日陰くらいなら問題なく育つので便利です。夏の暑さにも強く暑さ対策も不要です。
剪定
剪定時期は5月と11月~2月。枯れた枝を取り除き、密生しないように適当に枝をさばきます。
キンマサキ・ギンマサキは剪定には強いのですが、夏に刈り込むと、新芽に直射日光が当たって枝が枯れ込むことがあります。また6月の梅雨の時期に枝葉が込み合っていると蒸れて病害虫の発生しやすい状態になるので、梅雨前に枝を適当に落として風通しをよくしておきます。
斑入りが緑葉になってきた?
マサキには斑入り品種(ギンマサキ・キフクリンマサキなど)を育てていると、たまに普通の緑の葉っぱが出てきます。
この普通の葉っぱは斑入りの葉っぱより繁殖力が強いので、放置していると斑入りを駆逐することがあるので、早めに普通の葉っぱが生えている枝を剪定して落としましょう。
キンマサキは本来は新芽の中央に斑入りする種類で、これは徐々に…新芽ではなくなると…斑入りではなくなります。ですが、ネットショップなどで流通している「キンマサキ」は外側に斑が入っているものが多く、どうも混同されているっぽい。育て方は同じなので気にしないでいいですけどね。
病害虫
病害虫と対応の農薬
イラガ→ サンヨール液剤AL
カイガラムシ→ カダンK
ケムシ類→ サンヨール液剤AL
ミノウスバ→ GF
オルトラン液剤
ロウムシ→ サンヨール液剤AL
ツノロウムシ→ サンヨール液剤AL
うどんこ病→ マネージエアゾル
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