アメリカテマリシモツケ・ディアボロの育て方
目次
ディアボロの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病害虫剪定特徴・由来・伝承最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アメリカテマリシモツケ・ディアボロ
- 科名
- バラ科
- 属名
- テマリシモツケ属
- 学名
- Physocarpus opulifolius
- 別名
- 赤葉コデマリ
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ディアボロの特徴は?
ディアボロは
バラ科テマリ
シモツケ属(フィソカルプス属)の落葉
低木の
アメリカテマリシモツケの
園芸品種。葉が赤い、というよりは赤黒いというか黒いというべきか…この濃い葉の色に真っ白な花が非常に映えるので、
シンボルツリーとして人気。真夏にこの色は暑苦しい!という人もいるが、それでもワンポイントにいい。
大きく成長しても2m。一般家庭の庭なら1.5mという管理のしやすさ。病
害虫に非常に強いのも魅力。
コデマリではないが「赤葉コデマリ」「アメリカコデマリ」という名前で流通することもあります。
樹高1.5mから2m
横幅2m
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水やり
植え付け直後二週間はしっかりと水をやるようにしますが、根付いてしまえば、自然の雨で十分。
真夏の乾燥時期は水をやってください。真夏に水をやるときは朝か夕方にやります。昼にやると水が沸騰して根を傷めます。
肥料
2月に寒肥として
油粕か緩効性
肥料(化成肥料)をやります。花が終わった時期6月頃に同様に油粕か緩効性肥料をやります。アメリカテマリシモツケ・ディアボロは肥料がなくても生育はするんですが、肥料が少ないと花が減ります。健康と花のためにも肥料は毎年施してください。
肥料をやるときは、株の周囲に数箇所の深さ20cmの穴を掘って、そこに混ぜ込みます。根に肥料があたると肥料焼けを起こして根が傷みます。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け時期は落葉時期です。葉っぱがあるうちに植え付けをすると枯れることもあります。どうしても葉っぱがあるうちに植えたい場合は、土を落とさないで植えてください。
苗が出回るのは2月前後。寒冷地の2月は植え付けには寒すぎて適さない。寒冷地では早めに買って、植え付けは3月の芽吹く直前にする。
用土
肥沃な土を好みますので、植え付ける時は
腐葉土か
堆肥、肥料を混ぜてやる。
用土はよほど
水はけが悪いか、水はけが良すぎないかぎりは、土質は選びません。アルカリ性土壌が苦手で、アルカリ性に傾くと葉っぱが黄色くなってしまいます。
アルカリ性の土だと枯れるらしいですが、日本ではよほど特殊な事情でない限りはアルリ性にはならないので気にしないでいいです。気になる場合は土壌成分計などで計測して、アルカリ性に傾いているなら、
ピートモス・
鹿沼土・クエン酸・硫安などで調節します。
庭植え
植えるときに株の根を崩してやると根が広がりやすくなるので、根の土を三分の一ほど崩しておきます。
根鉢の二倍か三倍の深さの穴を掘って、その土に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜ、さらに油粕か緩効性肥料を混ぜて用土を作り、半分ほど戻して株を入れ、隙間に用土を入れていきます。植えつけ終わったら水をしっかりとやってください。水をやることで根に土がなじみます。
管理場所・日当たり
寒さに強く、北海道南部でも生育可能。沖縄でも育ちます。
日当たりを好みますが、少々日当たりが悪くても生育には問題ありません。日当たりが悪いとどうしても花付が悪くなります。花を楽しむものなので出来るだけ日当たりが好ましいです。
病害虫
なし
剪定
ディアボロは邪魔な枝を落とす程度にしますが、枝を落とすときは花が終わってから、夏に入る前にします。夏になると翌年の
花芽をつけるため、コレ以降に落としたら、花芽が減ってしまうからです。
ディアボロは自然な樹形を楽しむものなので、
剪定は邪魔な枝を切る程度にします。ただし、あまりに大きく育った場合は…まぁ、すぐに大きくなるんですが…樹高の半分〜3分の1まで
切り戻します。そこまで切っても枯れることはないです。
ディアボロは株元から何本も幹が伸びて、そこから枝分かれして花が咲くのですが、何年か花をつけると幹が老化して徐々に花が付かなくなります。そこで、元気の無くなった枝は、落葉時期(10月から3月)に株元まで切ってしまい、新しい幹と交代させて調節することも可能です。
特徴・由来・伝承
正確にはアメリカテマリシモツケのディアボロという品種です。ディアボロはイタリア語で「悪魔」。
最後に…
独特な色合いの葉と、栽培は簡単と、
初心者向きの庭木です。庭に何本も植えるような植物ではなくて、一本、ワンポイントに植えるとカッコいいです。
ディアボロ以外にシンボルツリーに適した植物は以下のページにまとめてあるので、参考にしてください。
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