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ヒュウガミズキ(日向水木)の育て方…成長速度は?樹高は?

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ヒュウガミズキ
目次
ヒュウガミズキの特徴は?成長の速度は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ヒュウガミズキの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヒュウガミズキ
科名
マンサク科
属名
トサミズキ属
学名
Corylopsis pauciflora
別名
日向水木
耐寒
マイナス15度〜マイナス20度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ヒュウガミズキの特徴は?成長の速度は?

ヒュウガミズキ:ヒュウガミズキの特徴は?成長の速度は?
ヒュウガミズキは近畿北部〜北陸に自生するマンサク科トサミズキ属の落葉低木。日向とあるが自生地は日向(宮崎県)じゃないです。

樹高は最大でも2〜3mで、大体2mに収まります。根元から何本を幹を出すタイプ。1年で枝が50cmほど成長します。

春に黄色い花を咲かせる。葉っぱは柔らかな印象で、新芽は赤く、それも綺麗。冬は落葉し、春にまず花が咲いて、後に葉が出てくる。葉っぱにシワが寄る。

全体的に地味。野趣があるとかいうけど、地味です。庭木としては移植(植え替え・植え付け)が簡単な方。生垣に使うこともある。北海道南部まで庭木で栽培が可能。

花の根元から新芽が出てきます。なので花が萎んできたからと花ガラ摘みをすると新芽まで切ってしまいます。花がしぼんでもそのままにしておきましょう。
樹高2m
ヒュウガミズキの商品画像
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トサミズキとヒュウガミズキの違いは?

両者は似ているが、ヒュウガミズキ(Corylopsis pauciflora)の方が株全体、葉、花が小さく、萼・果実に毛がない。トサミズキ(Corylopsis spicata)は萼や果実に毛があり、樹高は4m〜5mまで生育します。
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マンサク科トサミズキ属Corylopsis spicata
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水やり

庭植えするもので、一旦植えつけて根付いてしまえば、水やりはよほどの日照りでない限りは降雨で十分です。

といっても強い乾燥には弱い。水切れが多いと生育不良を起こします。特に西日が当たる場所は乾燥に注意。そういうところでは根元にグランドカバーを植えたり、マルチングとしてワラを敷くなどします。

肥料

2月に寒肥として緩効性肥料をやります。地上部の枝先まで地下の根が伸びているので、枝先より少し外側の周囲の土を深さ20chほど掘り返して、堆肥鶏糞油粕を混ぜてやります。根に触れると肥料が傷みますので注意。

寒肥があった方が生育が良く、花もよく咲きますが、ないからといって枯れることもないです。花が少ないな、と思ったら肥料をやるくらいで十分です。

5月にも肥料をやります。油粕が良いです。

植え付け・植えかえ

時期

植え替え・植え付けは落葉時期に。11月から2月にあたる。葉っぱがある時期に植えつけると枯れる。

用土

用土は肥沃で、水はけ・水もちがいいもの、つまり「普通の土」です。常識的な範囲の土であれば、問題ありません。

庭植えの手順

ヒュウガミズキは成長しても2〜3m程度の低木です。その割りに横へと枝が伸びますので、横幅も余裕を持って2m弱は取っておきます。

植えつけるときは枝を切り詰めます。地上部が多いと根の負担になります。枝を切ることで、根への負担を減らし、根付きやすくなります。

深さ50cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日当たりがよい場所を好みます。でも半日陰でも十分花が咲きます。もちろん日当たりの方が花は多いです。

北海度南部までは庭木での栽培が可能。

剪定

方針

自然な樹形が美しいので、整えるような剪定はしません。枝が込み合って風通しが悪いなら、短い枝をさばいてやります。風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなります。また枝を適当にさばいて、鳥が停まりやすくすることで虫を食べてくれます。
●切っても芽が出やすいので、多少剪定に失敗しても大丈夫です。
●枝が横に伸びる。
●成長してくると長い枝にも花はつくが植えてしばらくは、短い枝の方が花がつく。だからやたらと剪定はしないほうがいい。剪定は最低限にするのがコツ。

剪定時期は?

ヒュウガミズキの花芽形成は夏。夏に翌年の春の花の元が作られています。なので剪定の理想は花の後。5月~6月です。もしくは落葉時期の1月~2月でも可。

花付が悪くなったら

ヒュウガミズキは何年か同じ枝に花が咲くと、徐々に花付が悪くなります。そこで古い枝を切り詰めて脇枝を出して株全体を若返らせると開花の勢いを維持できます。古い枝は切り戻しましょう。

幹をしぼるのもコツ

ヒュウガミズキは根元から何本も枝が出てくるタイプです。これをそのままに生やしているとゴチャゴチャします。この幹を何本か絞って間引いて、あとは切ってしまいます。すると全体がすっきりして綺麗になります。これは見た目のコツで株が元気になるとか花が咲くというコツではありません。

病気・害虫

ほとんど見かけない。

特徴・由来・伝承

マンサク科トサミズキ属。ミズキ科ミズキ属の「ミズキ」とは全くの別種。日向とは現在の宮崎のこと…これがヒュウガミズキの日向の由来かは不明。京都の明智日向守光秀の所領に植えてあったから、とも、トサミズキより小さいので「ヒメミズキ」と呼ばれていたものがなまったとも。

トサミズキより小さい。扱いやすく、管理も楽。生け花の材料としてもよく利用される。
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