バラ・アイスバーグの育て方
目次
バラ・アイスバーグとは?水やり肥料植え付け・植え替え管理場所剪定病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- バラ・アイスバーグ
- 科名
- バラ科
- 属名
- バラ属
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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バラ・アイスバーグとは?
アイスバーグは
バラの品種で1958年に作出された。真っ白な花色の鮮やかさと、枝に数輪が固まって咲く姿が綺麗。育て方は「バラ」「
ツルバラ」に準じます。アイスバーグは
フロリバンダとツルバラ系があり、性質・立ち姿がちょっと違います。
ツルバラのアイスバーグ
フロリバンダのツル性アイスバーグで、非常に花つきがよく、壁面に這わすと凄く「花」が映える。返り咲きし、樹勢は強いが、芽吹きが少し遅い傾向がある。一緒に植えた別種のツルバラが芽吹いているのに、アイスバーグは葉っぱがチラホラ…みたいな。
ツルバラは春に咲いてあとは、ちょぼちょぼとしか咲かないが、ツルアイスバーグは返り咲きをする。春以降と秋も咲いてくれる。ただその分だけ
肥料が必要。植え込んだ年だけはブッシュ風の普通のバラとして育てて、その年の冬に水平に誘引する。
アイスバーグは他の品種よりシュート(根元から出る枝)が出にくいです。シュートが出にくいので、強い
剪定をすると回復が遅い。剪定は邪魔なものをちょっとだけ、程度に。全体を刈り込んではいけない。刈り込むと咲かなくなる。
日陰にも強いが、生育が遅い。
半日陰くらいにしておく。
真夏に蕾が出来たらつむ。株が弱るし、綺麗には咲かない。
春に沢山の花を咲かせるためには、冬(12月)にツルを水平方向に誘引する。古い枝は落とす。古い枝から新しい枝が出ていますので、この新しい枝が出ているところで古い枝を落とす。
古株でも老化しずらく、花がよく咲く。
性質一季咲き
樹高5m
香り微香
樹形クライミング
作出Cants of Colchester(イギリス)
栽培の詳細は
ツルバラを参考にしてください。
フロリバンダのアイスバーグ
フロリバンダのアイスバーグは真っ白な花を咲かせる有名品種。品種名は白雪姫を意味するシュネーヴィッチェン。非常に良く咲く。花が咲いて、咲き終えたら、花を摘み、枝を何節か切り詰める。すると次の花が咲く、一ヵ月半くらいでもう一度花が咲く。
真夏に出来る蕾は咲いても小さい。全て摘み取ってしまって秋にエネルギーを貯めておいた方がいいです。この時期に花を咲かせると株が弱ります。
秋に涼しくなるとまた開花します。秋の開花量が他のバラに比べると非常に多くてすごいです。春に比べると少ないですが、十分な開花です。その分、肥料を追加しておきましょう。
冬に剪定をする。ツル性とは違い、剪定はする。地表から40cmほどの位置で、枝分かれしているところから10センチ上を切る。Y字の枝が出来る。そのとき枝分かれしていても、新しくて細い枝は切らない。古いほうだけを切る。
一本しか立っていない枝があったら地表15cmくらいまで切り詰めると根元から新しい元気な枝が出てきやすい。
フロリバンダの方が春以降のスタートダッシュが遅いが、生育は明らかにツルバラより、フロリバンダの方が早い。すぐに追い越す。
性質四季咲き
樹高1.3m
香り微香 ティ
樹形木立性
作出者Reimer Kordes(ドイツ)
栽培の詳細は
フロリバンダも参考にしてください。
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水やり
生育期間の春〜秋は水を欲しがり、特に開花している時期は水が切れると花びらが落ちてしまうので、水切れしないようにします。
庭植えにした場合でも、自然雨だけでは生育期間は水切れするので様子を見て
水やりをしてください。鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやるという通常の水やりでいいんですが、やっぱり生育期間の水切れには注意します。
冬は活動が止まっているので生育期間に比べると、水やりは減らします。庭植えであれば自然に降る雨だけでいいです。鉢植えは土が乾いていたら水をやりをします。
肥料
アイスバーグは他のバラと比べても開花が多く、肥料が不足すると生育不良を起こしますし、花が少なくなります。2月に肥料を施肥するだけでなく、その後も継続して追肥します。
植え付け・植え替え
時期
落葉時期に植え付け・植え替えをします。
用土
一般的な
培養土で植えるか、バラ
専用土で植えます。庭植えの場合は庭土に
腐葉土か
堆肥をしっかりと混ぜてフカフカにしておきます。もしくは庭土と培養土をごっそり入れ替えてもいいです。
植え付けの手順は?
鉢植えでも庭植えでも栽培は可能。できれば庭植えの方が花が多くなります。詳細は
バラの苗の植え付け・植え替え手順のページを参考にしてください。
管理場所
日当たりの良いところで管理します。強い日光に強いですし、日当たりが悪いと花つきが悪くなるのでとにかく日当たりが適しています。
寒さには強いです。
剪定
剪定は大事ですが、開花が多いのでそこまで繊細ではないです。詳細は
バラの冬剪定のページを参考にしてください。
病害虫
病
害虫には普通、もしくは強い方です。とは言っても無農薬では栽培はちょっと無理なので、定期的な散布は必要です。
詳細は
バラの病害虫とその薬剤の一覧・まとめを参考にしてください。
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