ディコンドラ・シルバーフォールの育て方…増やし方は?地植えの手順は?
目次
シルバーフォールとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定花を摘む?病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- シルバーフォール
- 科名
- ヒルガオ科
- 学名
- Dichondra argentea 'Silver Falls'
- 別名
- シルバーフォールズ
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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シルバーフォールとは?
シルバーフォールは
ヒルガオ科ディコンドラ属のディコンドラ・アルゲンテアの
園芸品種。アルゲンテアはアメリカ・メキシコの乾燥した地域に自生する植物で、葉っぱには白い毛が生えていて
銀葉に見えます。これは自生地での乾燥対策(蒸発対策)で、日本の梅雨から夏の多湿がちょっと苦手で、夏に消えていくことが多いです。
水やりは控えめにし、梅雨前・夏前に
切り戻して風通しをよくするといいです。一方で風通しがよく雨に当たらない場所だと、繁茂して困ることすらあります。
グランドカバーとしても利用されますが、踏みつけても大丈夫なわけではないので、注意してください。
どうにも枯れてしまう人は、同属の
ディコンドラ・セリケアを植えてみるといいかもしれません。ただ、セリケアは種を大量に作り、しぶとく増えることがあるので注意が必要です。
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水やり
シルバーフォールが銀葉になっているのは表面に小さな「毛」が生えているからで、これで乾燥を防いでいます。それはつまり「過湿に弱い」ということでもあります。このシルバーフォールは過湿に注意してください。同じディコンドラでも銀葉ではないタイプは乾燥に弱いので、シルバーフォールに同じ感覚で水をやると
根腐れします。根腐れすると下葉が枯れてきます。
土が乾いていたら水をたっぷりとやります。鉢植えの場合は底から水が染み出すくらいにしっかりとやり、乾燥するまでは水をやりません。メリハリが大事です。
肥料
生育期間内は1ヶ月に1回固形
肥料をやるか、2週間に1回程度は薄い液体肥料をやってください。肥料が切れると生育不良を起こしたり、下葉から黄色くなりやすくなります。
下葉から黄色くなるのは生理現象で、古い葉っぱを落としているだけで異常なことではないのですが、肥料をやることで、抑えることが出来ます。下葉は根腐れでも枯れてきますので注意。
春に
培養土で植え付けをしてから一カ月ほどで培養土に最初から入っている肥料が切れて、葉っぱが傷んできます。植えてしばらくは順調に育ってたのに、急に元気が無くなったら肥料切れを疑いましょう。
植え付け・植えかえ
時期
3月〜4月に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は、2年に一回は植え替えをしましょう。
直根性で根が傷つくと生育不良を起こしたり枯れてしまいます。植え付け・植え替えをするときは土を落とさず(土を落とすと多少なりとも根が傷つくので)、そのままスポッと植えてください。
用土
シルバーフォールズは乾燥に強く、過湿に弱い性質があって、
水はけが悪いと根腐れをおこします。
赤玉土6
腐葉土3川砂1か、一般的な培養土に川砂を入れます。または一般的な培養土で植え付けをして、水やりを控えることで調整します。
鉢植えの植え付け・植え替え手順
鉢植えにする場合は、鉢植えの底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株・苗を入れ、隙間に用土を入れて、最後に水が鉢底から出てくるくらいに、水やりします。
植え替えをする場合は古い土を半分落として、植え替えをします。
地植えの手順
庭土を15cmほど掘り返して、土に腐葉土か
堆肥を2割ほど足し、化成肥料を少量足して、水はけが悪いなら川砂を混ぜて水はけをよくしてから植え付けます。株同士は30cm〜40cmほど空けて植え付けます。最後にしっかりと水をやって完成です。
増やし方…挿し芽か種子かで増える
切った茎を土に挿していると発根して株が増やせます。また花が咲いたあとに放置していると
種子が出来ますので、これを翌年の春に蒔くと発芽します。
発芽率は良いです。ただし5月以降の気温が高くなってからが適しています。
種まきしないでも、
こぼれダネでどんどん増えるので、放置でいいですよ。むしろ、増えすぎて困るかもしれない。
管理場所・日当たり
シルバーフォールズは日当たりを好みます。真夏の炎天下でも問題ありません。また日陰だと銀葉にならないので日当たりで育てます。暑さには強いですが、過湿に弱い。夏に風通しが良いとよく茂りますが、風通しが悪いと蒸れて枯れてしまいます。蒸れると葉が黒くなります。
越冬
耐寒温度は0度。冬は寒さで地上部が枯れてしまうか、非常に汚い状態になりますが、根まで死んでいなければ、また春に芽吹いて茂ります。できれば霜に当てないようにすると常緑で越冬します。
剪定
切り戻しというか
摘芯というか、つるの先を切ることで脇芽が出て全体が大きくなります。また、シルバーフォールズは蒸れ(過湿)に弱いので、あまりに密生すると枯れこみますので、蒸れ対策としても梅雨前か夏前に、株全体を半分くらいに切り戻しをした方が良いです。
花を摘む?
種子を取らない場合は、花を摘んだ方がよく繁茂します。花や種子に栄養を回して株の生育が鈍くなるからです。まー面倒だから、普通はしない。
病気・害虫
ほぼ見られない。水のやりすぎや風通しが悪いことによって消えていくことの方がずっと問題です。
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