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ヒメエニシダの育て方…エニシダとの違いは?

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ヒメエニシダ
目次
ヒメエニシダの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
花が終わったら摘みましょう
剪定
病気・害虫
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学名などの基礎データ
ヒメエニシダの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヒメエニシダ
科名
マメ科
属名
エニシダ属
学名
Cytisus × spachianus
別名
金雀枝・ヒメエニシダ
耐寒
0度〜5度
水やり
水控え目
場所
季節による
難易度
上級者向け
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ヒメエニシダの特徴は?

ヒメエニシダ:ヒメエニシダの特徴は?
ヒメエニシダは地中海沿岸に自生するマメ科エニシダ属の半落葉低木。プックリとした花を咲かせ、コンモリと茂る姿は可愛らしく、鉢植えが春に出回ります。日本の気候には合っていないので、うまく管理していても夏に枯れることが多いです。

寒い時期に流通するのですが、寒さに強いわけでもなく、夏に暑さにも弱いので、長期間栽培するのではなくて、冬〜春にかけて鮮やかな花色を楽しむ季節の花と考えた方が気が楽です。
樹高30cm〜40cm
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水やり

鉢植えの水やり

鉢植えは土が乾いたら水をやる。土が濡れているうちは水を控える。乾燥を好み、多湿を苦手としています。水やりが多いと枝が徒長して樹形が乱れる。

冬(11月〜2月)は活動が鈍くなっているので、水やりの頻度を少し控えます。土が乾いてから二日か三日たってからやります。

庭植えの水やり

庭植えでも土の様子を見て、乾燥していたら水やりをしてください。

肥料

庭植えなら2月に寒肥として、鉢植えなら3月に化成肥料をやります。庭植えなら株の周囲に、根に当たらないように穴を掘って、化成肥料を埋める。鉢植えの場合は株元に肥料を置く。

弱アルカリ性の土を好むので1年か2年に一回、苦土石灰をやって中和するといいです。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

夏を越して、冬を越して、翌年の春になったら植え替えをします。植え替えは毎年行いましょう。春まで楽しむと考えるならば、植え替える必要はないです。

購入した年の鉢を引っ剥がしてみると、根がびっしりということが非常に多く、購入した春に、ひと回り大きな鉢に植え替えることで、多少は突然死を防ぐことができます。

用土

培養土か、培養土に1割ほどパーライトを入れて水はけを良くしたものを使う。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。酸性土壌を嫌うので、庭植えにする場合は、土を苦土石灰で中和してから、腐葉土や堆肥を足して用土とします。

鉢植えの植え替えの手順

根を崩さず、古い土を落とし腐った根を取り、植え替えをします。根が傷つくと根付かないので絶対に根を切らない。土もいじらない。植え替えはストレスになるので、地上部の枝を半分ほどに切り詰めて負担を減らす。

鉢の底穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやる。

庭植えの手順

庭植えの場合は、植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日当たりを好みますので、春・秋は戸外の日当たりか室内の日当たりで管理します。

夏越し・夏の管理は?

夏の高温多湿に弱くて枯れる。半日陰か明るい日陰の風通しのよいところで管理すれば夏越し出来なくもないですが、かなり厳しく、大抵は枯れてしまう。

また、梅雨・秋の長雨にさらされると腐って枯れるので、雨にも当てないようにします。
剪定し、風通しの良い半日陰〜明るい日陰で管理しても、夏過ぎ辺りで突然枯れてしまうことが多い。突然というのはそう見えるだけで、高温・多湿・根詰まり根腐れなどで徐々に株が弱って枯れていっただけ。

越冬・冬の管理は?

ヒメエニシダはまだ寒い時期に出回ることが多いので、寒さに強いと思いがちだが、ヒメエニシダは耐寒温度が5度で、霜にあたると傷む。

また、店頭に出ているヒメエニシダは開花させるために温室で育てているため、本来のヒメエニシダよりもさらに寒さに弱いため、寒風が当たる場所でも寒さで枯れこんでしまいますので、冬は室内の日当たりで管理する。その際は、暖房の風が直撃しない場所で管理してください。冷暖房の風は非常に乾燥していて、直撃するとすぐに枯れる。

花が終わったら摘みましょう

花が終わったら、マメっぽいサヤをつけます。これが熟すと真っ黒になります。これを放置しておくと実に栄養が取られて株が弱りますので、出来るだけ取ってしまいましょう。しぼんだ花を摘むことで、株の消耗を防ぎ、夏越しの確率を上げます。

剪定

花が終わる5月〜7月あたりに、株全体を半分くらいの高さに刈り込み、傷んだ葉っぱを取り除き、枝を間引いて風通しをよくしておき、夏越ししやすくしておきます。剪定した上で、夏は風通しの良い半日陰や明るい日陰に移動させましょう。それでも夏越しは厳しい。

病気・害虫

ほとんど見られない。
それより、夏の高温多湿の方がずっと問題です。
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