アンスリウムの植え替えの時期は?用土は?頻度と手順を解説
目次
アンスリウムの植え替え 頻度 時期準備するもの 用土 鉢植え替えの方法 鉢から株を取り出す 古い土を落とす最後に…関連記事スポンサーリンク
アンスリウムの植え替え
ここでは
アンスリュームの植え替えについてまとめています。植え替える方法と植え替え時期、
根詰まりを起こすとどうなるのかなどです。
植え替え以外の栽培については
アンスリウムを参考にしてください。
頻度
アンスリウムの植え替えは2年に一回が目安。根が広がって根詰まりを起こしたり、土が劣化するのが、大体2年〜3年だと考えてください。
ただし、店頭で販売している
アンスリウムは開花するにあたって、根詰まり寸前ということが多いです。購入した株は出来るだけ早く、直近の6月7月には植え替えた方がよいです。もしくは
用土が劣化しています。
赤玉土はそもそも泥を固めたもので、劣化して泥になりますし、
腐葉土や
ピートモスなどは分解され、やはり泥になります。泥になると、
水やりの際に流れ出て水もちが悪くなって水切れを起こしたり、流れ出ない場合は水もちが良すぎて
根腐れの原因となります。
ちなみに、長く植え替えをしないで根が広がって、根詰まりを起こすと、葉っぱが黄色くなり、生育が悪くなり、花付きが悪くなり、冬に枯れる原因となります。とにかく長く同じ鉢に植えっぱなしはよくないのです。土を入れ替え、根が広がるスペースを作ってあげましょう。
時期
アンスリウムは空気中の湿度が高い状態を好み、また気温が高い状態を好みます。これ以外の状況で植え替えをすると、植え替えをすることによる
ストレスを回復しづらくなります。なのでアンスリウムの植え替えに適した時期は「梅雨」…つまり6月7月です。高湿度で高温を好むのですから、8月も入り、8月も植え替え可能ですが、もっとも適した時期は6月7月だと考えてください。
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準備するもの
用土
アンスリウムは熱帯雨林の植物で、水分を空気中から吸収するので、湿度の高い環境を好みます。だから、アンスリウムというとジメジメしている場所を好むようなイメージを持つのですが、「用土は
水はけのよいもの」を好みます。水はけが悪いと根腐れを起こします。
アンスリウムの用土の配合例は以下のものです。
●赤玉土6腐葉土3
バーミキュライト1
●赤玉土6腐葉土3
パーライト1
●赤玉土5ヤシ殼1
鹿沼土2
軽石2
●ピートモス5パーライト4赤玉土1
●鹿沼土1パーライト1ピートモス1
●花と野菜の土に1割か2割、パーライトやバーミキュライト混ぜる
●アンスリウム
専用土
●
観葉植物の
培養土一番便利で安価になるのがアンスリウムの専用土と、観葉植物の培養土。観葉の培養土は腐葉土少なめで室内でも匂いにくいようになっているので、室内で育てるのがアンスリウムには適しています。
用土を自作する場合、赤玉土はふるいにかけて粉微塵を取り除くことで、根が強くなります。やりたい作業です(やった方がいいって意味です)。
鉢
鉢はできれば通気性の良い素焼き鉢がよいです。同じ大きさの鉢でもいいですし、現在の鉢より1号か2号大きなものでもいいです。
植え替えの方法
鉢から株を取り出す
鉢を株から取り出します。作業をする前に床に新聞紙やビニールシートを敷いていると汚れずに済みます。手には軍手をしておくといいですよ。
3年か4年か植え替えをしないでいると、ガチガチに根が詰まって鉢が抜けないことがあります。水をやって濡らしてもビクともしないこともあります。そういうときはハンマーで鉢を割ってでも取り出します。
古い土を落とす
ポットから取り出したときに、土が黒く変色して劣化して「泥」のようになっているのであれば、土は全て、水で洗い流します。黒く変色した古い根も切ります。根は無理に切らないでいいですが、汚い根は放置していると、根の健康上よくありませんから、ハサミなどで切って落としてしまいます。
土が泥になっていない場合は、土を三分の一ほど落として、見える範囲の変色した根を落として、新しい鉢に植え替えます。
鉢底の穴に網を敷いて土の流出を防ぎます。それから軽石を2センチか3センチ入れます。これは水はけを良くして、土を流出させないようにするもので、鉢の構造上、軽石(鉢底石)が不要ならば、なくてもいいです(
スリット鉢など)。
鉢に三分の一ほど土を入れて、そこにアンスリウムの株を入れて、根を広げて、根の隙間に土を入れていきます。
水やりの際に水が溜まるウォータースペースを2センチほど用意します。隙間に用土を入れて、最後に水をやって、鉢底から水が出たらおしまいです。
最後に…
アンスリウムは変化が少なく、ついつい植え替えを忘れがちですが、植え替えると色艶がよくなり、開花もしやすくなります。元気になると嬉しくなりますよね。健康を維持するためには、環境を今一度見直すといいかもしれません。
今後の栽培については
を参考にしてください。
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