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トキワシノブの育て方

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トキワシノブ
目次
トキワシノブとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
枯葉取り
病害虫
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学名などの基礎データ
トキワシノブの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
トキワシノブ
科名
シノブ科
属名
キクシノブ属
学名
Humata tyermannii
耐寒
0度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
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トキワシノブとは?

トキワシノブは台湾原産のシノブ科キクシノブ属の常緑の着生植物。シダらしい葉が生え、毛の生えた根がトグロを巻くように伸びる姿が面白い。単に「シノブ」として流通していることもある。着生植物で本来は木や岩に張り付いて生育する。よって本来は土に植える意味はない。流木に着生させてかっこいいインテリアに仕立てる人も多いです。

日本に自生する落葉性のシノブとトキワシノブは同じシノブ科だけど「属」が違う別種。トキワシノブの方が葉っぱがしっかりしているが、シノブより寒さに弱く、霜に当たったり寒さに当たると枯れてしまう(シノブは落葉するが春には芽吹く)。また、夏の直射日光に弱く、夏は半日陰で。それ以外の季節は日光に当てた方がいいが、耐陰性があるので一年中半日陰でもいいです。
大きさ・草丈高さ15cmから30cm 横幅15cmから35cm
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猫手とは?

トキワシノブの根の成長点が複数になる石化を起こして、まるで猫の手のようにモフモフになったのが「猫手」「猫の手」という名前で流通しています。このうち、小さめなものを選別したものが「子猫」という名前で流通しています。数が少ないので、ちょっとお高いです。
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水やり

トキワシノブは多湿を好みますが、もちろん水のやりすぎには注意。春〜秋は土が乾いてから水をやるようにします。空気が乾燥気味ならば、霧吹きで水をやるようにします。水やりは葉っぱにバシャーっとしっかりとかけるようにします。モジャモジャの根っこがちゃんと湿るくらいに。大事なのは「土」ではなく、葉っぱや根に水が行き渡っているかどうかです。
苔玉になっている場合、鉢植えよりも乾燥しやすいです。水やりの頻度を上げて乾燥しきらないようにします。

葉水

トキワシノブは湿度の高い環境を好み、土への水やりより葉っぱに水をかけた方が健康です。葉っぱや根に霧吹きで水をやるようにします。乾燥すると葉っぱが落ちます。

またハダニアブラムシは葉っぱに水をかけることで予防できるので、葉水をし、葉裏に潜んでいるので、葉裏にもかけてください。

夏の水やり

水が沸騰して根を傷めるので、夏の水やりは昼を避け、朝と夕方の2回、しっかりと水やりします。葉っぱにもしっかりと水をかけてあげてください。

冬の水やり

気温が10度を切ると活動が鈍くなりますので、合わせて水やりを減らしていきます。冬は生育が止まっていますが、完全に水を切ってはいけません。土が乾いてから数日経って水をやります。もしくは土への水やりを控えて葉っぱに霧吹きで水をやります。

トキワシノブは常緑なので落葉するということは水が切れているので、水やりの頻度を増やしてください。
冬は水を控えることでトキワシノブの体液の濃度が濃くなって寒さに強くなる。

肥料

肥料はなくても育ちますが、生育時期(5月〜夏)に肥料があるとよく生育します。通常の2倍に薄めた液体肥料を霧吹きに入れて葉っぱに二週に一回やってください。なくても枯れるわけではないので様子を見て判断してください。

植え付け・植えかえ

時期

根が鉢の縁から大量にはみ出しているなら冬に植え替える。

用土

山野草の土で植える。もしくは水苔で植えます。

植え付け方法

古い鉢から取り出し、古い土を取り除いておきます。鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから、土が流れ出ないようにするための鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株の根を広げて置きます。最後に水をやります。土が濡れていると、根が伸びて着生していきます。土で植えた場合は、水やりの頻度を増やして乾燥を防ぎましょう。

土ではなく水苔でもいいです。初心者は水苔の方が適しています。
本来のトキワシノブは土に育つものではなく、木や岩に張り付くもの。バスケットなどに植えるとバスケットを覆い隠すように伸びます。植え替えるときは根を丁寧に鉢から外してください。

管理場所・日当たり

春と秋は日当たりで管理するとよく生育しますが、半日陰や明るい日陰でもいいです。夏は直射日光で葉焼けしてしまいますし、乾燥でカリカリになりますので、半日陰の風通しの良いところで管理するか、遮光します。

動かすのが面倒なので春〜秋は半日陰で管理するといいです。

室内でもいいですがクーラーの風が直接当たらないようにします。
多少日光が少なくても枯れないので室内の日当たりで育てることもできるが、日光が少ないと徐々に葉っぱが減っていくので、様子を見て判断してください。

越冬

10度以下で生育がゆっくりになる。10度以下になったら室内に取り込むのが無難。

霜に当てると弱り、枯れてしまいます。霜よけをすれば0度前後まで耐えます。基本的に冬は室内で管理するのが無難。戸外ならば必ず軒下など霜の当たらない寒風の通らない場所で管理すること。

冬に室内で管理する場合は暖房の風が当たらない場所で管理し、乾燥しきらないように葉水をやるようにする。

枯葉取り

枯れた葉っぱや、枯れた根っこは取り除く。放置していると病気の元になる。

病害虫

あまり病害虫は発生しないが、ハダニ・アブラムシ・カイガラムシナメクジダンゴムシが見られることがあります。
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