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ウスネオイデスの育て方

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ウスネオイデス
目次
ウスネオイデスの特徴は?
水やり
水やりの失敗を減らす方法は?
ソーキング
肥料
植え付け…じゃなくてぶら下げる
管理場所・日当たり
病害虫
剪定
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ウスネオイデスの開花時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ウスネオイデス
科名
アナナス科
属名
ティランジア属
学名
Tillandsia usneoides
別名
スパニッシュモス・サルオガセモドキ
耐寒
マイナス5度
水やり
たまにやる程度
場所
室内
難易度
上級者向け
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ウスネオイデスの特徴は?

ウスネオイデス:ウスネオイデスの特徴は?
ウスネオイデスはアナナス科チランジア属の常緑多年草のエアープアンツの仲間。土には植えずに空気中の水分を吸収して育つ植物です。銀色の葉っぱには小さな毛が生えていてこれを「トリコーム」と呼びます。環境と管理が良ければ、ニョキニョキと葉が伸びて一年で2倍くらいになり、モサモサになりますし、開花し、子株が増えるので、それを増やせばガンガン増えます。

最近は100均にも出回っています。100円じゃないですけどね。
草丈30cmから50cmほど垂れ下がる。
ウスネオイデス
ウスネオイデス
アナナス科ティランジア属Tillandsia usneoides
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水やり

ミスティング?

春から秋は一週間に2回、霧吹きで夜に水をやります。ウスネオイデスの場合はこれを「ミスティング」と呼ぶことが多いです。冬は週に一回。ウスネオイデスはCAM光合成といって、昼間は蒸発を防ぐために気孔を閉じていて、夜に開いて、水分を吸収し、昼間の光合成に使っています。そのため夜に水をやらないと水分を吸収できません。水をやるときはしたたるくらいに、しっかりとやります。

ウスネオイデスの水やりは難しい

ウスネオイデスの中でも個体差があり、葉っぱが細いものは乾燥に弱い。太いのは乾燥に強いとも言われています。「週に二回」と書いてありますが、あくまで目安。個体差が大きく、育て方に答えがないのがいまだに枯れやすい理由だと思います。

水やりは非常に難しい。環境によって答えは違う。自分なりの頻度・タイミングを探るためによくよくウスネオイデスを観察しながら水をやるしかないです(失敗を覚悟して)。

葉先が枯れてきたら水不足。葉っぱがカリカリになったら水不足。そんなときはソーキングで給水をして、ミスティングの頻度を見直しましょう。もしくは環境を見直します。うまくいっている人によると、夏は戸外で管理し、霧吹きをかけ、冬は加湿器の近くで管理しているそうです。水やりというよりは「湿度管理」ですね。そもそも霧の深い環境で自生しているのでそういう環境を再現するように心がけるといいです。

水をたくさんやるとトリコーム(葉に生えた毛)がはげてしまいます。ポロポロはげるなー!と思ったら、水やりの頻度や環境を見直しましょう。

水やりの失敗を減らす方法は?

風通しの良いところで毎日水やり

ウスネオイデスは見た目に反して水を欲しがります。一番いいのは風通しの良いところで管理した上で毎日夜に水やり!ってのが適しています。毎日って面倒なんて、ソーキングで給水することになりますが、毎日が理想です。

夜、風呂・脱衣所で過ごさせて給水

毎日、夜にお風呂上がりに脱衣所にぶら下げるなんて人もいます。

ウスネオイデスは夜に水を吸収しますし、脱衣所は湿度が高くて水分が多いので適切。その場合は湯船のお湯は抜かずにおくとウスネオイデスには良いです(風呂にカビがわくから家には良くない)。

ソーキング

霧吹きだけでは、水不足になりミイラになります。葉っぱの先から茶色くなっていませんか?エアープランツ系は水がなくても枯れないと思っている人が多いですが、思っているよりは水を欲しています。

そこで春から秋は一ヶ月に一回か二回ほどバケツに水を張ってそこにジャポンと浸けてやります。水が不足しているようなら、冬もするといいです。冬にソーキングする場合、水は室温にしたものがよい。前の日に水を張っておいて、放置したものでやるといい。もしくはお湯を入れて加温します。具体的には12度〜15度以上に。

水につけて、そのまま4時間です。4時間後に取り出して丁寧に水を切ります。水が残っていると腐ってしまいますので、しっかりと切るか、風通しの良いところで管理して長期間濡れないようにしましょう。

エアプランツなどのソーキングについての詳細はソーキングを参考に。

肥料

春と秋の生育時期に霧吹きに液体肥料を混ぜてかけてやるといいです。基本的には肥料はあまり必要としていませんので、元気がないならやる程度です。

植え付け…じゃなくてぶら下げる

植え付けるものではない。

何かにぶら下げるといいです。100円均一のネクタイハンガーでもいいです。ワイヤーで自作しても楽しいです。

管理場所・日当たり

年中、室内の明るいところか、風通しの良い日陰で管理する。春から秋は戸外だと健康に育ちます。春と秋は窓辺のカーテン越しの日光に当てるとよく生育し開花しやすい。年間を通して直射日光に当てると葉焼けするので注意する。西日なんてもってのほかで、西日が当たらない場所に移動させるか寒冷紗やヨシズで遮光しましょう。
●年中室内だと日光不足になる。春と秋は戸外の明るい日陰で管理する方がいいです。室内と戸外の明るい日陰なんて、日光に大差ない!と思いがちですが、やっぱり戸外の方が日光量が多いです。

冷暖房の風に注意

ウスネオイデスは「適度な湿度」が好きで、あまり乾燥した状態は苦手。特に冷暖房の風はすぐにカリカリになって枯れてしまう。冷暖房の風は直接当たらなければいい。不足する湿度は加湿器50%+霧吹きで対応する。冬にカリカリになるので、注意すること。
●夏は湿度は十分。問題は冬の乾燥。冬は乾燥していて、かつ、寒くて日光不足になりやすい。

冬の管理

ウスネオイデスは寒さに強くマイナス5度まで耐えられます。冬もできるだけカーテン越しの日光に当てましょう。関東南部であればベランダで問題なく越冬し、雪が積もっても大丈夫です。

梅雨の高湿度はきつい

梅雨は室内で管理しますが、雨に当てなくても高湿度で腐ってしまいがち。部屋の中でサーキュレーター(か扇風機)を回して循環させて、腐らせないようにします。ただし風を直接当てないように。

病害虫

カイガラムシが発生することがあるらしいですが、それよりは水やりや環境の方が問題ですね。

剪定

茶色くなったところは切る。放置していると、水を吸って腐ることがあります。

特徴・由来・伝承

ウスネオイデスは学名。スパニッシュモスは通名。サルオガセモドキは和名。中南米が原産地で、原産地では商品の緩衝材として入れているらしい。ほんまかいな。小さな緑色の花を咲かせ、甘い香りがする。個体差が大きいのも、育て方がハッキリしない(特に水やりの頻度が違う)理由。
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