ドルフィンネックレスの育て方…増やし方は?冬の寒さより夏の多湿に注意!
目次
ドルフィンネックレスとは?水やり肥料管理場所・日当たり剪定植え付け・植えかえ病害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ドルフィンネックレス
- 科名
- キク科
- 属名
- セネキオ属
- 学名
- Senecio peregrinus
- 別名
- ぺレグリヌス・イルカネックレス
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 上級者向け
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ドルフィンネックレスとは?
ドルフィンネックレスは同じ
キク科セネシオ属の
グリーンネックレスと七宝樹(シッポウジュ)を掛け合わせて生まれた交配種。葉っぱが確かに「イルカ」のよう。まだ流通量が少ないが、
挿し木すれば幾らでも増えるので、いずれ流通量は増えると思われる(ただし成功率は低いとも)。
グリーンネックレスより茎が硬く、最初は上へと伸びるが、長く伸びると下へと垂れ下がる。冬の寒さに強いが、高温多湿に弱い。梅雨に注意。ピンクの花が咲く。花も綺麗。
挿木で増やしましょう
挿し木に呈しているのは春(5月)。秋でもいいが春の方が確率がいい。
ドルフィンネックレスを10センチほど切って、根元の葉っぱは落とします。多肉用の土に切り口を斜めに挿して、茎は土に寝かせて、軽く土をかぶせてから、水を軽く濡らす程度にやり、まず三日ほどは日陰で管理し、あとは
半日陰で管理します。
三週間から一ヶ月ほどで発根して根付くので、それをお好みの鉢に植え替えます。
水挿しでも発根させて株を増やすことができます。15cm以上の長さに切って、切り口を水につけていると発根し、これを土に植えればいいです。
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水やり
葉が肉厚で乾燥に強い反面、湿気に弱く、水をやり過ぎると腐ってしまいます。しかし、他の
多肉植物よりは水を欲しがりますので、水切れもしないように注意します。
土が乾いてから水をたっぷりとあげてください。土が乾くまでは水をあげないようにしましょう。受け皿の水は捨ててください。
雨ざらしにしないこと。
根腐れします。
参考:
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)夏の水やり
夏は高温すぎて生育が止まる。葉っぱが多少しおれてからやっても大丈夫。もしくはほぼ断水します。
冬の水やり
冬は寒さで生育が止まる。
水やりは控える。多肉植物で水を葉っぱに溜め込んでいるので多少の乾燥は問題じゃない。葉っぱにシワが入ってから水をやっても大丈夫。冬の水やりは土の表面を少し濡らす程度にしておきます。鉢底から水が出るくらいにやっていると根腐れします。
肥料
春(5月〜6月)と秋(9月〜10月)の生育する時期は一週間に一回液体
肥料をやる。夏は暑すぎ、冬は寒すぎで生育が止まっているので、夏と冬は肥料をやらないでください。
管理場所・日当たり
日光を好む。日当たりで管理していないと生育が鈍くなり、水を吸い上げられなくなり、根腐れしやすくなるし、元気がないと病
害虫にもかかりやすい。健康が第一です。
また、雨晒しは避け、戸外で管理する場合は軒下など雨の当たらない場所で管理します。特に梅雨・秋の長雨は注意してください。
春と秋
春と秋は戸外の日当たりか半日陰で管理する。日光を好み、日光に当てればシッカリと生育する。生育するときに肥料をやるとよく生育します。
冬に室内で管理していて、春に戸外に出すときはいきなり日光に当てると
葉焼けする(春の日差しでもは焼けする)。そこで日陰で二週間、半日陰で二週間、と慣らしてから日向に出す。
冬も戸外で管理していたなら、慣らす必要はないですよ。
夏
夏の直射日光には葉焼けするので7月8月と9月の上旬くらいは戸外の半日陰で管理するか室内のレース越しの日光に当てるようにするか、寒冷紗などで遮光します。活動が鈍くなっているので、水やりを控えるか、ほぼ断水します。
冬
寒さに強い七宝樹の性質を受け継いでいるようで、寒さには比較的に強い。霜に当たっても枯れず、マイナス1度か2度くらいなら枯れない。戸外管理でもいいですが、
暖地以外では室内管理が無難です。冬は生育が止まるので水やりは控えること。
剪定
邪魔になったら切ります。切ったものはアレンジメントに使うか、上記のように
挿木にして増やしましょう。
植え付け・植えかえ
時期
5月が最適。
根詰まりしているなら植え替えましょう。5月にできなかったら秋(9月〜10月)に行います。植え替えは2年に一回行います。
用土
多肉用の土か
サボテン用の土。自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土2川砂2を混ぜたもの。
参考:
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)、
古い土の処分方法(初心者向け)鉢植え
鉢植えの場合、鉢植えは一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。極端に大きいと土に水が残って根腐れの原因になります。垂れ下がるのでハンギング鉢が管理するにも鑑賞するにも便利です。
ツルを紐でしばっておくと作業がしやすいです。
古い鉢から株を取り出して、固まった土を落としてから植え替えます。鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから
軽石(鉢底石)を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていきます。植え替え直後には水やりをせず、日陰で1週間ほど養生してから、元の管理場所に戻して水やりを再開します。
植え替えの時に葉っぱが落ちたら、葉挿ししてみましょう。
病害虫
カイガラムシ・
ヨトウムシ・
アブラムシなど。
特徴・由来・伝承
同じキク科セネシオ属のグリーンネックレスと七宝樹(シッポウジュ)を掛け合わせて生まれた交配種。すごいイルカっぽい。ネーミングの勝利。需要に対して供給がまったく追いついていない。イルカネックレスという名前で流通することもあるらしい。
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