ヘデラ・翠雲の育て方…葉が縮れているパセリみたいです
目次
翠雲の特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病害虫剪定・切り戻し関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- 翠雲
- 科名
- ウコギ科
- 属名
- キヅタ属
- 学名
- Hedera helix
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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翠雲の特徴は?
翠雲(スイウン)は
ウコギ科ヘデラ属(
キヅタ属)の耐寒性常緑
多年草のヘデラ・ヘリックスの品種。半世紀もヘデラの生産・新品種作出をしてきた愛知県の浦島農園さんが作出したかなり独特な形状のヘデラ。葉っぱが縮れていて、遠くから見ると
パセリのよう。温度が上がると普通の葉っぱになり、気温が下がると縮れるため、一つの株から2種類の葉っぱが出ているように見える。
霜が当たると傷む。
ヘデラなので
挿木で簡単に株を増やせるんですが、当然これを他人に譲ったり、販売してはいけません。
樹高10cm〜20cm
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水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。ヘデラは乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は
水やりをしないでください。常時土が濡れているようだと、
根腐れを起こします。受け皿に溜まった水は捨ててください。
肥料
肥料はなくてもいい。生育が鈍いようならば薄い液体肥料をやる。肥料は春から秋の生育時期だけにしておきます。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え付け・植え替えに適した時期は、4月と10月。気温が高い時期(最高気温20度以上の時期)に植え替えをすると根を傷めて立ち枯れ病になりやすい。どうしても5月から9月に植え替えをする場合は、古い土を落とさないで植え替える。
用土
鉢植えの場合は、一般的な花と野菜の
培養土で植えるか自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土4を混ぜたものを使う。
庭植えの場合は庭土に腐葉土か
堆肥を追加して、
用土とします。庭土の
水はけが悪いなら、川砂・
軽石小粒・
パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。
鉢植えの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えのときは根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。涼しくて植え替えに適した時期(4月と10月)は古い土を多少落として、同じ大きさの鉢に植え替えてもいい。他の季節(5月から9月)は古い土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えましょう。
庭植えの手順は?
庭植えの場合は、深さ30センチほど掘り出した土に腐葉土を3割か4割混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、一年を通して
半日陰で育てるといいです。特に夏の直射日光には
葉焼けしやすい品種なので、夏だけでも半日陰に移動させましょう。
室内でも戸外でも育つ。
気温と縮れ
気温が高い5月〜9月あたりは葉っぱの縮れが鈍く、普通の平たい葉っぱが出てきます。寒さにあたってちぢれた新葉が出てきますので、この時期は普通のヘデラとそう変わらないです。
越冬・冬の管理は?
寒さには強い植物ではあるんですが、葉っぱが傷むので霜には当てないようにする。霜には当てないが、戸外で管理します。
翠雲(スイウン)は寒いときほど、葉っぱの縮れが強く出て、その本領を発揮するので、戸外で寒さに当てた方がよいです。もしくは室内の日当たりでかつ、涼しいところで管理します。
病害虫
アブラムシ・
ハダニなど。
剪定・切り戻し
翠雲(スイウン)はツルが伸びると、葉っぱの縮れは薄くなるので、伸びたら定期的に
切り戻して小さくまとめるといいです。
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