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アイスランドポピーの育て方

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アイスランドポピー
目次
シベリアヒナゲシ・アイスランドポピーとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
花ガラ摘み
病害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
アイスランドポピーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
アイスランドポピー
科名
ケシ科
属名
ケシ属
学名
Papaver nudicaule
別名
シベリアヒナゲシ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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シベリアヒナゲシ・アイスランドポピーとは?

アイスランドポピーはケシ科ケシ属の多年草。昔はシベリアヒナゲシと呼ばれていて、よく見かけるオーソドックスなガーデニング材。本来は宿根草・多年草だが、日本の夏の高温多湿に弱いために、秋にタネを撒いて春に開花させ、夏までには消える一年草扱いの植物。寒さに強い。酸性土壌を嫌う(アルカリ性土壌を好むくらいだが、土が中性なら問題ない)。
大きさ・草丈30cm
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水やり

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやる。土が乾くまで水はやらないようにする。受け皿に溜まった水は捨てる。水が腐って根腐れする原因になります。基本的に乾燥気味に管理します。

庭植えの場合は自然に降る雨だけで十分。あまりに乾燥するようなら水をやる程度にする。

肥料

肥料の追加は不要。一般的な培養土に植えた場合、培養土に最初から入っている肥料だけで十分。肥料が多いと徒長してしまいます。ただし、あまりに生育が悪く、肥料不足ではないかと思われる場合は、薄い液体肥料をやる。庭植えの場合は、追加して肥料をやる必要はないです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え付けは秋。種まきも10月ごろ。苗の植え付けは10月ごろが本来だが、苗はその後も流通する。ツボミと花がついた苗が出ているのでこれを植えるのがよくあるパターン。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。酸性土壌を嫌い、アルカリ性土壌を好むので、庭植えする場合は庭土に苦土石灰をまぜて中和させておきましょう。店で売ってる培養土は中性に中和してあるので、問題ない。

雨は弱酸性で、雨の多い日本では土壌は基本的に弱酸性になっている。なので庭土は基本的に弱酸性。不安な場合は酸性度を測る機械があるので、ホームセンターかネットで買いましょう。
土壌酸度計測器の商品画像
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参考:必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)古い土の処分方法(初心者向け)自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)

種まき

9月10月に種まきをします。発芽温度は15度。あまり早くに種まきしても発芽しにくい。

用土を入れたポットに種まきをして土を5mmほど被せます。発芽までは二週間。乾燥しないように水をやってください。種子が小さいので、霧吹きでやるといいです。明るい日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替えます。植え替えるときに根をほぐさないこと。

鉢植え

6号〜7号に1苗。65cmの横長プランターなら3苗を目安にして植え付けます。

アイスランドポピーは根が傷つくと生育が悪くなり、枯れることもあるので、植えるときはポットの土は落とさず、根もほぐさないでください。株と株の間は20cmほど。鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
参考:プランターの植え付けの基礎一般的な苗の鉢植えの方法

庭植え

庭植えの場合は、植え付ける二週間前に深さ20cmか30cmの穴を掘って、苦土石灰をまいて中和させておく。中和は1週間かかるので、1週間後に掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株と株の間は20cmほど。

庭植えしたら移植はできない。移植すると根が傷ついて枯れてしまう(夏には消えるのでそんなに気にしないでいいのですが)。

管理場所・日当たり

とにかく日当たりで育てる。日陰だと開花が鈍くなります。

寒さには強い。シベリアヒナゲシと呼ばれるだけあって、マイナス30度でも越冬可能らしい(本当か?)。なので土が凍るような地域でも越冬可能。ただし強い霜(マイナス5度かマイナス8度以下)に当たると葉っぱが傷んでしまうことがあるので、強い霜が降りる地域では霜よけがあった方がいいです。

強い霜に当たって葉っぱが傷むのは、店頭で買ったアイスランドポピーの苗の場合だけだと思う。店で売っているポピーは十分に寒さに当たっていないために、若干寒さに弱いものなので。タネから10月から育てて寒さに慣らしていれば、12月〜2月あたりで強い霜に当たっても大丈夫。

花ガラ摘み

アイスランドポピーの花がしおれたあとに、種子ができます。種子は集めて、日陰で乾燥させて紙袋に入れて、常温のできるだけ涼しくて暗いところで管理して、秋(9月〜10月)に気温が15度くらいになって蒔けば株を作れます。

ただし、アイスランドポピーは種子ができると株が弱って、開花が止まるので花がしぼんだら、すぐに花を摘んでしまった方が長く花を楽しめます。花がしぼんだら花の茎の根元からハサミで切ってしまいましょう。

病害虫

アブラムシが発生する。アブラムシオルトランを使っておくと予防できます。オルトランは効かないこともあるので、発生したら薬剤をかけて駆除します。

特徴・由来・伝承

ポピーでケシの仲間ですが、もちろん麻薬成分はなし。アイスランドポピーは英名。シベリアヒナゲシは和名。シベリアヒナゲシと呼ぶのが本来で、昔はそう呼ばれていたが、現在はほぼアイスランドポピーと呼ばれる。
●ちなみに最初のポピーの画像はユーザーさんが大船植物園で撮影したものです。
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