チグリジアの育て方

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チグリジアの基礎データ

チグリジア
科名
アヤメ科
属名
トラユリ属
学名
Tigridia pavonia
別名
タイガーリリー・トラフユリ
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
チグリジアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

チグリジアとは?

チグリジアはアヤメ科多年草球根植物パボニアやメキシカナなどがちょっと出回っているが、あんまりメジャーな植物ではない。

花は一日花で1日でしぼんでしまいます。夕方にはしぼみます。花は非常に独特で珍奇植物のように思われがち。あんまり流通しておらず店舗では見ないし、イベントや専門店でも見かけない。欲しいならネットショップでどうぞ。

寒さにはそこそこ強く、乾燥に強く、栽培はしやすい方ですが、初心者が手を出すタイプではないです。
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育て方のまとめ

●チグリジアはアヤメ科の多年草の球根植物。
●春から夏の水やりは普通。乾燥に比較的強く、過湿に弱いので水をやりすぎないように。冬は水をやらない。もしくは掘り上げる。
●春から夏は日当たりで。冬は室内で管理する。
●生育時期には肥料をやる。
●花は1日でしぼむ。

水やり

庭植えの場合は土と葉っぱの様子を見て水をやります。乾燥に強いので日照りじゃない限りは水をやらなくてもいいです。

鉢植えの土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
●チグリジアは球根植物で乾燥に強く過湿に弱い。水をやりすぎないようにする。

冬の水やり

秋に寒さで地上部が枯れたら、休眠しています。休眠中は水を一切やらないでください。水をやると球根が腐ってしまいます。大体、最低気温が10度以下になったら水をやらない。10度以上になったら徐々に水やりを増やす。

肥料

球根から芽が出ている間は一週間か二週間に一回、水の代わりに液体肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやります。

植え付け

時期

植え付け・植え替えをするのは4月〜5月なんですが、霜に当たると枯れるし、4月は寒の戻りがあるので、5月上旬に植え替えるのが無難。

連作障害を起こすので、できれば毎年か2年に一回、植え替えをしたいです。

用土

乾燥に強く、過湿に弱いので水はけのよい土がよいです。一般的な培養土に1割ほど軽石か砂を混ぜるか、赤玉土7腐葉土3を混ぜたものか、赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜたものを使います。

鉢の植え付けの手順

鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。株同士は10cmほど離す。深さは2cmから5cmほど。地上部が大きくなって倒れやすいので重い鉢に植えるといいです。用土に砂(川砂や軽石)が多くて、グラグラするようであれば5cmから7cmほどの深さに植えるようにします。
●どうにもグラつくなら支柱を立てて固定します。

庭植えの手順

暖地であれば植えっぱなしでいいです。中間地でも耐寒温度0度で地域によっては庭植えも可能。

植え付けは鉢植えと同様で、株間は10cm。深さは2cmから5cmほど。少し深めに植えると球根がよく増えます。深さ20cmほど庭土を掘り、苦土石灰を混ぜておきます。石灰を混ぜてから二週間後に庭土に腐葉土を2割ほど混ぜて、植え付けてください。最後にしっかりと水をやって完成です。

芽が出ない?

植え付けても全く目覚めないことがあります。そのまま放置していると冬を越して春に芽を出すことがあります。そのまま植えっぱなしで管理しておきましょう。忘れた頃に花を咲かせることがあります。

掘り上げる

秋になり寒さで地上部が枯れて、休眠したら掘り出して、球根ネットに入れて5度以上…できれば8度くらいの室内の風通しの良いところで管理します。掘り上げないで鉢に植えっぱなしで0度以上の場所で保管してもいいです。
●鉢に植えっぱなしの場合は冬の間は水やりをストップします。水をやると腐って枯れます。

管理場所・日当たり

春から秋は日当たりで管理する。夏の直射日光には多分大丈夫だけど、葉焼けするようであれば半日陰に移動させる。半日陰でも育つが、日当たりが悪いと株の生育が悪く、開花も鈍くなる。

越冬

最近流通しているチグリジアは0度くらいまで耐えるので、鉢に植えっぱなしで管理で越冬が可能です。春になって気温が上昇したら水やりを再開すれば問題なく、新芽を出して開花します。

花ガラ摘み

花がしぼんだら摘む。放置していると種子を作り、種子をつくると次の花が咲きにくくなり株や弱りやすくなる。場合によっては花が腐って病気になることもある。チグリジアは一本の花茎に数個の花が咲くことが多いので、一つの花がしぼんでもそれを摘んで次が開花しやすくした方が良い。全ての花が咲ききってから花茎を根元から切るようにする。種子を採取するのであれば、熟すまで放置しておく。
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