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パイナップルリリーの育て方
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ユリ科
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最終更新
2023-12-08
画像投稿
パイナップルリリーの基礎データ
科名
ユリ科
属名
ユーコミス属
学名
Eucomis
別名
ユーコミス・星万年青
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
パイナップルリリーとは?
パイナップルリリーは
ユリ科
(
ヒアシンス
科)の
球根植物
。花が
パイナップル
の果実に似ているだけで、パイナップルとは縁もゆかりもないです。
寒さに強いが、霜よけは必要な程度の強さ。霜に当たって一発で枯れるわけじゃないが、霜に当てると傷んでしまうので霜よけは必要。冬は地上部がなくなり休眠状態になる。鉢植えは毎年植え替えをしますが、庭植えは数年植えっぱなしで手間がかからないのによく開花する。
草丈
20cmから70cm
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最初にまとめ
●パイナップルリリーはユリ科の球根植物。冬に地上部が枯れて休眠する。
●春から秋は土が乾いていたら水をやる。
●春と秋に
肥料
をやる。
●春から秋は日当たりで管理する。冬は寒冷地以外では戸外で越冬可能。寒冷地は鉢を室内に取り込むか、掘り上げて凍らない場所で管理する。
●春に植え替え・植え付けをする。
水やり
春から夏の水やり
水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
夏の水やり
夏は早朝か夕方に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
冬の水やり
最低気温が10度を切る頃…10月から水やりを減らしていき、
冬の12月から3月あたりの地上部の葉っぱがなくなる休眠期で生育しておらず、水やりを完全に断つ。
この時期に水やりすると球根が腐って枯れてしまいます。
●冬は休眠して地上部の葉っぱがなくなる。
参考:
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
肥料
鉢植えも庭植えも春と秋に二週間に一回液体肥料をやる。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料か
油粕
をやる。
春は春から秋の生育のための肥料。秋の肥料は開花によって消費した栄養の補給。
肥料はそんなの必要としないというか、なくても枯れるわけじゃないが、肥料があった方がよく生育し、よく開花する。肥料は濃いめでも問題ない。
●秋の肥料はなくてもいい。
植え付け・植えかえ
時期
植え替え・植え付けは春に行う。地上部が動き始める頃に植え替えをします。鉢植えは毎年植え替え。庭植えの場合は数年に一回、掘り出して球根を分球して株分けします。
用土
一般的な
培養土
で植えるか、自作する場合は
赤玉土
小粒7
腐葉土
3を混ぜたものに緩効性固形肥料を入れた土で植えてください。
鉢の植え付け・植え替え
最初は
7号鉢
から
10号鉢
に1株(球根一個)を植えます。できるならば毎年一回り大きな鉢…前より1号か2号大きな鉢に植え替えた方がいいが、同じ大きさの鉢でもいい。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石
)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。球根のてっぺんが5cmから10cmほど埋まるように植えてください。
植え替えの場合は根についている古い土を三分の一ほど落としてほぐしておきます。
●分球していたら株分けする。
●4月から5月あたりに葉っぱを4cm〜5cmほどに切って土に刺していると発根して株が増えます。
庭植えの手順は?
庭植えの場合は、40cmから50cmの深さに掘ってよく耕して、掘り出した土に腐葉土か
堆肥
を3割か4割入れて、化成肥料を説明書きの容量を入れてよく混ぜて
用土
とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は20cmから30cmほど空けます。
管理場所・日当たり
春・夏・秋は戸外の日当たりで管理する。日光が不足すると徒長し、花が倒れるので日当たりがいいです。夏の暑さに強いので夏も日当たりで管理する。
冬の管理場所
関東以西の平野部であれば戸外で越冬する。
霜にはあてない。霜が降りる頃には地上部がなくなるのですが霜に当たるとダメージがあるので、軒下など霜に当たらないように管理する。気温が下がると地上部がなくなり休眠します。葉っぱが枯れたら、枯れた葉っぱを取り除いてください。放置していると
病気
の元になります。
●土が凍結すると球根が枯れてしまうので、腐葉土を被せて
マルチング
して凍結を防ぐ。鉢植えの場合は凍結しない場所に移動させる。
●地上部が枯れたら、掘り出して凍らない場所で保管してもいい。
花茎を切る
花がしぼんだら摘む。放置していると
種子
を作ろうとし、株や弱りやすくなり、場合によっては来年開花しなくなる。また花・
花茎
が腐って病気になることもある。できるだけ花茎の根元で、早めに取り除く。ハサミで切るより、花茎をひねってねじり切る方が球根を傷つけなくていいです。
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