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レイランドヒノキ・シルバーダストの育て方
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レイランドヒノキ
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x最終更新
2022-12-14
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レイランドヒノキ・シルバーダストの基礎データ
科名
ヒノキ科
属名
レイランドヒノキ属
学名
Cupressocyparis leylandii Silver Dust
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
上級者向け
コニファー・シルバーダストの特徴は?
コニファー
・
シルバーダスト
は
ヒノキ科
の常緑高木の
針葉樹
(コニファー)の
レイランドヒノキ
(=
レイランディ
)の
園芸品種
。
キク科
のシルバーダストとは無関係。レイランドヒノキがアラスカヒノキと
モントレーイトスギ
の自然交雑種。葉に乳白色の斑が入っている。
夏の暑さには強く、積雪にも強い。東北以南で育てられる。葉の色は年間でほぼ変化なし。同じレイランドヒノキの園芸品種の
ゴールドライダー
の方がよく流通している。ゴールドライダーにも斑入り品種があり、そちらは黄金葉の斑入りで、コニファー・シルバーダストは濃い緑葉の斑入りという違いがあります。
生育速度が速く、環境が良いと一年で30cmから50cm成長する。樹高1.5m以下では枝葉と斑入りがマ
バラ
で格好が悪い。それ以上に大きく育てるのが条件で、狭い庭には適さない。
樹高
最大10mから15m…庭植えの場合は根の範囲が限られるため5mくらいに収まる(それでも大きすぎる!)。
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水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。植え付けて一年から二年以内は根が張り切っておらず、水切れを起こしやすい。特に一年目の夏は水切れしやすいので、水をしっかりとやる。
生育するのは根が張ってからで、植え付けて2年以内は生育が鈍いです。その後はよく生育し、密生して、蒸れやすくなり、夏の多湿で蒸れると内部から枯れ込んできますので、
剪定
して風通しをよくしましょう。
肥料
肥料
は基本的にやらない。肥料が多かったり、土地が肥えていると生育速度が速くなり、管理しにくくなる。ただ、肥料が不足すると葉色が悪くなり、葉っぱが減ってしまうので様子を見て2月と9月に緩効性化成肥料か
油粕
をやる。
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化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。
植え付け
時期
春(3月から5月前後)か秋(9月10月)に植え付ける。根の土を落とさず根をいじらないなら真夏と真冬を避ければいつでも植え付け可能(寒冷地では秋の植え付けは避ける)。一番適しているのは3月から6月。
用土
庭土に3割ほど
腐葉土
か
堆肥
を足してよく混ぜて
用土
とします。
庭植え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株同士は1mから1.5m離して植える。夏の蒸れを防止するために、他の植物と密生しないようにする。
根が荒いので横風に弱い。植え付けの時に支柱を立ててくくりつけて固定する。
管理場所・日当たり
日当たりを好むが斑入り部分が夏の直射日光に
葉焼け
しやすいので、
半日陰
が適している。ただし、日当たりだからシルバーダストが枯れこむ…ということもないので気にしないなら日当たりで育ててもいい。
耐陰性があり、日陰だと緑葉が濃くなり、斑入りとのコントラストがハッキリするので明るい日陰に植えてもいい。
●夏の暑さには強い。九州などの
暖地
でも問題なく育つ。
●半日陰・日陰だと枝が徒長(ひょろ長くなること)しやすい。剪定して樹形を整える必要がある。
冬
耐寒温度はマイナス8度とかマイナス10度。東北南部が北限。積雪には強い。
病害虫
ハダニ
・
アブラムシ
・
カイガラムシ
・
スギドクガ
など。
剪定・切り戻し
剪定時期
新芽は出る前(3月4月)か、気温が下がって生育が鈍くなる9月〜10月に剪定する。生育が早いので想定した高さに達したら毎年剪定することになる。
剪定
シルバーダストは放置していると自然と円錐形(紡錘形=涙型)になる。樹高1.5m以下だと葉っぱが雑にしかつかず、また斑入り具合も疎(まば)らになる。樹高は最低でも1.5m以上とする。枝が横へも伸びて幅を取る。
シルバーダストは刈り込みに強いので、気になったら剪定する!でもいい。生育が速いので
芯止
をし、小さく抑える剪定をする。また、内部に風が入るように枯れた枝や重なった枝や変な方向に伸びた枝をさばく。その上で全体を円錐形(紡錘形=涙型)に刈り込む。刈り込むことで脇枝が出て葉っぱが密になる。
芯止めの意味・メリット・手順のまとめ
トラブル
注意点
枝を落とすときは葉っぱを残すように落とす。葉っぱが一枚もないように剪定した枝からは新しい葉っぱや枝が出にくく、その枝は枯れることもある。なので不要な枝は中途半端に切るのではなく、根元から切るようにする。
内部から枯れこむ
幹の近くの葉っぱは枯れこむ。蒸れもあるが生理現象で、ほぼ問題ないが、放置していると風通しがさらに悪くなり、枯れこむ原因になるので秋には内部の枯葉を取り除くようにする。軍手をして手でこすると枯葉が簡単に取れる。
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