サクラ・関山の育て方
目次
関山(カンザン)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- サクラ・関山
- 科名
- バラ科
- 属名
- サクラ属
- 学名
- Cerasus serrulata 'Kanzan'
- 耐寒
- マイナス10度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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関山(カンザン)の特徴は?
関山(カンザン・セキヤマ)は
バラ科サクラ属の落葉香木のサトザクラ(Cerasus serrulata)の品種。江戸時代後期に作られた。
オオシマザクラから作られた八重咲サクラの代表的な品種。大輪で、花色が濃く、開花時期の新芽の葉色が赤く、全体的に派手。サクラというと
ソメイヨシノが有名ですが、関山も派手で病
害虫に強いので、よく植えられています。海外では人気です。
秋になると黄色く
紅葉にして冬には落葉します。サクラってあまり綺麗に紅葉しないですが、関山は条件がよければ綺麗に紅葉します。この関山の花びらの塩漬けは桜湯やスイーツなどの飾りに使われる。ちなみに桜餅の葉っぱはオオシマザクラ。
育て方はソメイヨシノと同じで、日当たりで育て、強い
剪定をすると弱る。それ以外はソメイヨシノより頑健で育てやすい。その上で大きくなりすぎないのが嬉しい。
樹高5m
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水やり
庭植えにするもので、植え付けて根付いてしまえば自然に降る雨だけで十分。根付くまでの1年か2年は庭植えでも様子を見て
水やりをしましょう。ただ、本来は土手に植えられるくらいに水を好むものですので、あんまりに
水はけが良い土だと乾燥で調子を崩すかもしれません。様子を見え判断しましょう。
肥料
有機物の多い土を好むので、2月に寒肥をやります。根に当たらないように、株の周囲に数カ所の深さ20cmの穴を掘って、
堆肥か
腐葉土と緩効性化成
肥料を入れて埋めます。7月に同様に肥料をやると、開花が増えます。
植え替え・植え付け
時期
植え付けは11月〜3月の落葉時期に行います。
用土
一般的な
培養土か、鉢植え栽培で
用土を自作する場合は
赤玉土4川砂3腐葉土3を混ぜたものを使います。庭植えにする場合は、有機物を好む植物なので、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜておきます。
庭植え・地植えの手順は?
植え付けの1週間前に深さ50cm直径50cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を元土に対して3割ほど追加して化成肥料も入れてよく混ぜておきます。この土を1週間寝かせて馴染ませて、用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。 グラグラするのであれば支柱を立てて、くくりつけて動かないようにします。
根鉢を一晩水につけていると、植え付け後に根が広がりやすくなります。
管理場所
日当たりで管理します。日当たりが悪いと徒長し、開花が鈍くなります。
寒さにはまぁまぁ強いですが、耐寒温度はマイナス10度くらいで東北南部が北限です。それ以外の地域では問題ないです。
剪定・切り戻し
12月〜3月の落葉時期に剪定します。葉っぱがある時期に剪定すると樹液が止まらず、内部に雑菌が入りやすいです。また、強く剪定すると弱りますので、毎年、ちょっとづつ剪定して大きさを調節します。樹高は3mを超えると管理が難しいので、それ以下になるようにします。
徒長した枝、枯れた枝、密生した枝を落とし、大きさを抑える剪定をしていきます。ノコギリで切るような枝の切り口には
癒合材を塗って雑菌が入らないようにします。
病害虫
天狗巣病、
カイガラムシ、コスカシバなど。
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