松月(ショウゲツ)の特徴と育て方
目次
松月(ショウゲツ)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- サクラ・松月
- 科名
- バラ科
- 属名
- サクラ属
- 学名
- Cerasus serrulata Superba
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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松月(ショウゲツ)の特徴は?
松月(ショウゲツ)は
バラ科サクラ属の落葉
低木の
オオシマザクラ系(サトザクラ系)の品種。東京の荒川土手で咲いていた桜の品種の一つ。4月下旬〜5月と少し遅めの開花で、花が咲いた後に追っかけるように新葉が出てくる。新葉は緑です。
大輪の八重咲で淡いピンクと白のグラデーションで、彩度も鮮やかで非常に綺麗。花びらを支える花梗(カコウ)が長いために、花がぶら下がって下がるため、ある程度の樹高が欲しい。
若木でも開花しやすいですし、昔は毛虫がよく発生したのですが、現在はそうでもないので、
シンボルツリーとして庭植えにするといいです。北海道〜九州で栽培できます。
樹高3m〜5m
幅3m〜5m
栽培については
サクラを参考にしてください。
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水やり
庭植えでも、植物が根付くまでは、1年か2年間は
水やりに注意しましょう。その後は、自然な雨水だけで十分です。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水やりをします。鉢植えでも栽培はできますが、水やりが多くなりがちで
根腐れしやすいので、庭植えが無難です。
肥料
2月には寒肥を施します。この時、根に直接触れないように、株の周りに深さ20cmの穴を複数掘って、
堆肥や
腐葉土と一緒に緩効性化成
肥料を入れて穴を埋め戻します。同様に、7月にも肥料を与えることで、開花を促進できます。
植え替え・植え付け
時期・頻度
植え付けは11月〜3月の落葉時期に行います。開花していたり、葉っぱが出ているときに植え付けると調子を崩します。
用土
一般的な
培養土か、有機物を好む植物なので、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜておきます。鉢植えにするなら、
用土は
水はけよくしておきます。一般的な培養土に
軽石中粒か
鹿沼土中粒を1割か2割入れるといいです。
植え付け手順
掘り出した土に腐葉土または堆肥を加え、化成肥料も混ぜてよく混ぜ合わせます。その後、土を1週間寝かせて土壌の調整を行うとよりよいです。
苗を植える前日に、根の成長を促進するために、根鉢を水につけるといいです。穴に半分の用土を戻し、根を植え、隙間に用土を詰めます。最後に、水をたっぷりやって完成です。
管理場所
日当たりで管理します。日当たりが悪いと徒長し、開花が鈍くなります。
剪定・切り戻し
剪定は、落葉する12月から3月に行います。この時期に行うのは、葉っぱがないため樹木の構造がよく見え、剪定しやすいのもありますが、葉っぱがあるときに剪定すると雑菌に感染して
病気になりやすいからです。剪定にあたっては、強く剪定すると樹木を弱らせるため、毎年少しずつ剪定して大きさを調整します。
剪定の対象は、徒長した枝や枯れた枝、密集した枝などです。切り口が大きな枝には
癒合材を塗って、雑菌が入らないようにすることが必要です。
病害虫
天狗巣病、
カイガラムシ、コスカシバなど。
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