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クルクマの育て方

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クルクマ
目次
クルクマとは?
水やり
肥料
管理場所・日当たり
植え付け
病害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
クルクマの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
クルクマ
科名
ショウガ科
属名
ウコン属
学名
Curcuma petiolata
別名
キョウオウ・ハルウコン・ガーデンクルクマ
耐寒
10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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クルクマとは?

クルクマ:クルクマとは?
クルクマはショウガ科ウコン属の球根植物多年草。春~初夏に植えて、夏~秋に咲き、その後枯れて球根を掘り出し、また翌年植える、そんなサイクルの植物です。日の当たる場所を好みます。暑さには耐性がありますが、寒さには弱い。

クルクマにはこのページで扱っている「クルクマ・ペティオラータ」とは別に「クルマ・アリスマティフォリア(Curcuma alismatifolia)」があります。アリスマティフォリアは「クルクマ・シャローム」という名前で球根・切り花で流通しています。

草丈30cm〜1m
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水やり

土が乾いたら鉢底から染み出すくらいにタップリと水をあげてください。春と秋の気温が20度前後の時期は、土が濡れている間は水をやらないようにしましょう。この頃のクルクマは水をやり過ぎると球根が腐り、葉っぱが枯れてしまいます。あくまで目安としてですが――春と秋は晴天の日は毎日。

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、庭植えでも夏は乾燥して水切れを起こすので、土が乾いていたら水をやりましょう。

夏の水やり

夏はクルクマにとって生育時期です。梅雨明けした7月以降は毎日朝と夕方の2回、水をやってください。夏は高温と生育で水切れしやすいので注意しましょう。

肥料

初夏から花が咲いている期間は肥料を与えてください。一ヶ月に一回、緩効性化成肥料を置き、それとは別に液体肥料を1週に1回程度やります。固形肥料と液体肥料を併用しないと肥料切れしやすいです。肥料切れすると開花が止まります。特にリン酸が多い肥料を使うといいです。
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管理場所・日当たり

日当たりで管理しましょう
クルクマは日光を好み、日光が少ないと花が咲かないことがあります。また、日光が少ないと徒長気味になって草丈が高くなります。

梅雨の長雨に注意
長雨の時期(梅雨と秋の長雨)には、可能であれば軒下に移動させて雨を避けてください。そのまま野ざらしにしていると腐って枯れてしまうことがあります。

植え付け

高温処理と花芽

クルクマは暑さに当たると花芽をつける植物なので、高温処理をしていないクルクマの場合だと、夏を越えて秋に花を咲かせることも。

高温処理はこの場合20度~30度の状態を1ヶ月ほど芽が出るまで続けることです。これをしていない場合は夜も20度以上の日々が一ヶ月以上経ってから芽を出すので、花期がずれて秋に咲き、秋の寒さに当たってすぐにダメになることもあるようですが、あまり気にしないでいいと思います(気にするもしないもどうしようもない)。

花屋さんに出荷されているものは高温処理しているので問題ありません。

高温処理の手順

気温が高い環境に置いておけば発芽が早まりますので、できるだけ暖かい場所で管理すれば十分です。例えば3月以降に球根を、昼間は戸外の日当たりで20度前後に当て、夜は室内で管理すれば、劇的ではなくても十分に開花は早まります。もしくはヒーターで温めて20度以上を維持するといいです。発芽が始まってから植え付けましょう。

ネットでは車内高温処理という情報があり、車の中で放置していることで高温処理を達成しようということなんですが、クルクマはそもそもかなり「寒さに弱い」ので、夜中の車内が10度以下になると球根がダメになってしまいます。となると昼間は車内、夜は室内で管理することになり、じゃあ、上の手順と大差ないってことになりますね。

時期

春〜初夏にかけて苗が流通するので、これを植え付けるか、昨年掘り上げた球根を植え付けます。植え付けは5月以降。クルクマは寒さに弱く、霜が降りなくなる5月がギリギリ。なんなら早いかもしれない。気温が15度以上になったら植えるようにします。
●昨年から持ち越しの球根を植えると、花芽がこれからできるため、花期は遅くなりがちです。そういうこともあると考えて植えましょう。

用土

水はけのよいものを好みますので、用土は市販の培養土に川砂を混ぜたものを使います。もしくは培養土をそのまま使います。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
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鉢植えの手順

クルクマ:鉢植えの手順
5号鉢6号鉢に1つの球根、もしくは10号鉢に3つ〜4つの球根を植えます。鉢の底の穴を網で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための軽石を2cm敷きます。その上に用土と球根を入れます。球根は3cm〜4cmの深さになるようにし、株間は12cmほど空けます。隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
参考:鉢の大きさ(号)と土の量

切り花として収穫

開花したら、家計の根本から切って水揚げして、切り花として室内で飾りましょう。

水揚げの詳細は水揚げを参考に。

掘り上げと保存について

15度以下になると生育が鈍くなり、10度以下で枯れ始めます。秋以降葉っぱが枯れてきたら、水を減らし乾燥気味にします。その後、取り出して、翌年に植えます。土に植えたままでも越冬する場合は、水をやらずに放置しておきます。
クルクマ:補足情報
土中にあっても枯れることはあるので、暖地であっても掘り上げて保存するのが無難な手順です。10月には掘り上げて、保存します。掘り出して洗い、乾燥させてから、オーソサイドをまぶしておきます(水に溶かせて漬けるのではなく粉をまぶす)。保温のためのバーミキュライトやオガクズで包むようにして、保存容器(袋でもタッパとか)に入れて保存します。容器は密閉できるものにし、部屋の暖かいところ(できれば15度以上)で保存しましょう。
●越冬・保存は「鉢植えで水やりせずに!」か、「保存容器にバーミキュライトと!」の2択。保存中は濡らせると腐ってしまうので、必ず乾燥させて保存しましょう。かといって乾燥させすぎるとカピカピでダメになる。バーミキュライトをしっかりと詰めて乾燥を防ぎましょう。
●バーミキュライトは保温と保湿の両方の目的で利用しています。
●イラストではタッパになっていますが、大きなビニール袋でもいいです。ようは保温しつつ、湿度をある程度保てばいいです。

病害虫

ほとんど見られない。
過湿の方が問題になります。

特徴・由来・伝承

クルクマはショウガやウコンの仲間。東南アジア原産で早い段階で沖縄には伝わっていました。日本では観賞用として流通しています。タイでは根をカレー粉や薬用として使います。
ガーデンクルクマというのは商品名で事実上クルクマと考えてください。

大阪花の博覧会で出品されて以来、タイから球根を輸入して広く栽培されるようになりました。切花としても人気があります。見た目がハスの花に似ているので、お供え用として人気です。ハスの花は管理が難しく開くスピードが早いのでクルクマを好む人が多いです。
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