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ゲットウの育て方

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ゲットウ
目次
ゲットウとは?
花言葉
品種・仲間
水やり
肥料
植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ゲットウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ゲットウ
科名
ショウガ科
属名
ハナミョウガ属
学名
Alpinia zerumbet
別名
アルピニア
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ゲットウとは?

ゲットウはショウガ科ハナミョウガ属の多年草。九州南部(鹿児島)〜沖縄に自生しています。自生地では地下茎で横に伸びて広がる雑草

観葉植物として流通していますが、室内で育てるのではなくて、あくまで春〜秋は戸外で育てて、冬は緊急避難的に室内で管理するようにします。沖縄では雑草に近い、非常によく増える頑健な植物です。森の中の日差しの弱いところに生えるので、強い直射日光に当たると葉っぱが焼けてしまいます。

草丈2m〜3m…鉢植えならそこまでにはならない。
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花言葉

花言葉は爽やかな愛。
花の色合いと爽やかな香りからだと思われます。

品種・仲間

シマゲットウ

沖縄の在来種の一つがシマゲットウ(Alpinia zerumbet )。シマゲットウを沖縄方言で「サンニン」と呼びます。成長するのに3年かかることがサンニンの語源ではないかとも。

ハナソウカ

ハナソウカ(タイリンゲットウ・Alpinia zerumbet var excelsa)は、上のシマゲットウの変種。

ハナソウカとタイリンゲットウは別のものだが、ネットやアロマテラピー関連では同じものとされていることが多い。ハナソウカとシマゲットウは別種で、シマゲットウの方が少し大きく、花が派手とされます。ちなみに「ソウカ」とは八丈島の言葉でゲットウのこと。ハナソウカはシマゲットウより寒さに弱い。

黄斑月桃

黄斑月桃( Alpinia zerumbet 'Variegata')は葉っぱに黄色い縞の斑が入るシマゲットウの園芸品種。育て方は同じです。

水やり

ゲットウの水やりは一般的な土が乾いたら水をやるという程度にします。水を好むとされますが、実際には土への水やりは乾燥気味を好み、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。

土への水やりを控える代わりに霧吹きで葉っぱに水をかける「葉水」をしてあげます。ゲットウは空気中の湿度が高い状態を好みます。霧吹きで葉っぱや茎に水を吹きかけてあげて、水分を補給します。これは年間を通して行います。

冬の水やり

冬は温度が下がって、ゲットウの生育も鈍くなり、蒸発も少なくなるので、水はあまり必要ではなくなります。気温が下がる秋に最高気温が20度を切ったあたりから水やりの頻度を減らし始めます。冬には土が乾いてから数日たって水をやる程度にします。土への水やりは減らしますが、葉水はしてください。
●冬に寒さで地上部が枯死しても、春には芽吹くかもしれません。水やりは同様にやってください。

肥料

生育期に2週間に1回程度液肥をやるか、緩効性肥料(化成肥料)を2ヶ月に1回程度あげてください。肥料をやると生育がよくなりますが、肥料が無くても枯れることはありません。

植えかえ・種蒔き

時期と頻度

ゲットウは根詰まりがしやすいです。鉢植えにしていると花が咲きづらいので庭植えすると良いです。軒下であれば少々霜が降りる地域でも育てることは可能です。

植え替えは春(4月)〜夏(7月)に行い、出来るだけ毎年行います。植え替えの際に株分けも可能です。

用土

用土は観葉植物の土を利用します。自作する場合は赤玉土7調整済みピートモス3を混ぜたものを使います。

鉢植えの手順

沖縄・鹿児島であれば庭植えも可能ですが、他の地域では寒さで枯れるので鉢植えで管理します。

植え替えするときは、古い鉢から株を抜き出し、できるだけ土を落とさず、根をいじらないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。新しい鉢の底に鉢底ネットを敷いて、鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後にしっかりと水をやって完了です。

株分けをするときは、ナイフやハサミで半分か三等分かスパっと切ってしまいます。これを別々に植え替えます。株分けをすることでゲットウにはダメージがありますので、回復までは時間がかかりますので、しばらく変化がなくても気にしないで管理しましょう。

植え替え後の一週間は日陰で養生してから、通常の管理場所に戻すといいです。

種まき

開花後にまれに種子ができます。種子は4月〜5月に種まき用土にまいて、乾燥しないように水をやって日陰で管理していると、一ヶ月〜二ヶ月で発芽します。葉っぱが数枚になったら、鉢や庭土に植え付けます。

管理場所・日当たり

耐寒温度は5度程度。霜に当たると枯れてしまいますが、完全に根まで枯死していなければ、春にはまた芽吹いてきます。
冬は室内の日当たりで、春から秋は戸外の半日陰で管理します。

病害虫

コバエが発生することがあるが、これは土に腐葉土油粕堆肥といった有機物が入っていて、水やりが多いのが原因と思われます。ちなみにコバエは植物に害はないです。ただ不愉快なだけです。
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特徴・由来・伝承

熱帯・亜熱帯のショウガ科植物。多年草。花が穂状について、下へと垂れ下がる形に咲きます。なかなか独特というかエグイ花です。切花としてもたまに見かけます。葉には防虫・防菌・坊カビ成分があり、甘い香りがすることからアロマオイルの原料としても利用されます。最近はゲットウから作った石鹸や化粧水やさまざまな商品が開発され、ネットで販売されています。ゲットウといえば沖縄
ゲットウは沖縄に自生しています。香り付けと防腐目的でゲットウの葉っぱで包んだ「ムーチー」という餅菓子があります。
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