ヒコウキソウの育て方

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ヒコウキソウの基礎データ
ヒコウキソウ
科名マメ科
学名Christia vespertilionis
別名コウモリホオズキハギ
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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飛行機草(ヒコウキソウ)とは?

飛行機草(ヒコウキソウ)は中国南部・インドシナ半島南部原産のマメ科多年草。寒さに弱いため日本では一年草扱いです。暑さには強く、日光を好みますので、日当りのいい場所で管理してください。乾燥が苦手で水を好みますが、やり過ぎても枯れてしまいます。土が乾いていたら水をしっかりとあげてください。

耐寒温度15度で、かなり寒さに弱いため、冬越しは不可能と考えたほうが良いです。

水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れているうちは水をやらないでください。一方で乾燥に弱く、水が切れると葉っぱがカリカリになります。そうなる前に水をやってください。

肥料

春から秋にかけての高温時期は生育しますので、液体肥料を2週間に一回か、一ヶ月に一回緩効性固形肥料を少量やります。

栽培環境

日当たりで管理し、日光にしっかりと当てます。日光が不足すると魅力的な「あの葉っぱ」が少ないですし、徒長してしまいます。徒長とは「ひょろながくなる」ことです。夏の暑さには強いですし、直射日光にも負けません。

越冬

越冬について
飛行機草はかなり寒さに弱い一年草扱いなので越冬は大変です。

まず秋になったら、地上から3節残して切り戻しをします。

次に水を控えます。これはヒコウキソウに限らずですが、冬場は水を吸い上げる力が落ちるために水をやり過ぎると根が腐って枯れます。また、水を控えることで耐寒性が上がります。15度以下になると枯れますが水を控えることで10度前後まで耐えるようになります。

次は温度です。室内でもビニールなどで保温してやらないと越冬は難しいです。ときどきはビニールを外し、風を通してやって蒸れないようにしないといけません。
これだけやっても越冬が出来るかどうかは疑問。
●高機密高断熱の家の場合だと常時15度以上は可能。乾燥するので水切れに注意してください。

植え替え

もしも運良く越冬できたら、春に植え替えをします。根詰まりする前に植え替えをしましょう。最初の植え替え後は2年に一回植え替えをします。

用土
一般的な培養土を使います。もしくは自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。肥料は入れずに植え替えた後から追加しましょう。

植え替え手順
古い株を取り出し、古い土を三分の一ほど落として、新しい鉢に植え替えをします。鉢底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。

鉢はあまり大きな鉢にすると冬に過湿になって根腐れするので、あまり大きな鉢にせず、一回り大きい程度にしておきます。一回りとは現在が6号なら次は7号というように1号だけ大きい程度にしておきましょう。

挿木で増やす

生育が旺盛な5月〜9月に枝を8cmほど切って、無菌の鹿沼土小粒やバーミキュライトや赤玉土小粒に挿して、乾燥しないように管理していると発根します。発根したら土に植え付ければ、たくさん増えます。

飛行機草の場合は挿木で増えるかどうかより、越冬なんですけどね。

病害虫

ナメクジ
湿度の高い時期、湿度の高い場所で管理していると、新芽や葉っぱをナメクジに食べられることがあります。ナメクジは誘引&駆除剤で駆逐しておけば、しばらく見ることはありません。

ヨトウムシ
夜になると土の中から出てくる芋虫で、葉っぱを食べます。老齢幼虫になると、ガッツリ食べて、大量の糞を残すため、非常に腹が立ちます。薬剤で駆除します。もしくは、土を軽く掘ると…深さ3cmくらいの土中にいるので、発見してフミツブースします。

特徴・由来・伝承

ヒコウキソウ:特徴・由来・伝承
葉っぱの形がヒコウキに似ていることから「飛行機草」と名づけられています。学名のヴェスペルティリオニスはラテン語で「コウモリの」という意味です。同じく葉の形に由来しています。
自生地では多年草ですが、日本では寒さに弱く事実上の一年草です。ヒコウキソウは15度以下になると枯れてしまいますので、室内に取り込んでも越冬は難しいです。
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