幸福の木(マッサンゲアナ、ハワイアンティー)

科名 | リュウゼツラン科 |
属名 | ドラセナ属 |
学名 | Dracaena fragrans cv.Massangeana |
別名 | マッサンゲアナ、ハワイアンティー |
水やり | 水控え目 |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
スポンサーリンク
目次
幸福の木の特徴

幸福の木が枯れるパターンは水のやり過ぎ、場所を頻繁に変えすぎが多いです。
スポンサーリンク
水やり
春から秋は土が乾いたら水をたっぷりとやってください。鉢底から水が染み出すくらいにたっぷりとやってください。受け皿に溜まった水は捨ててください。水を放置しておくと根腐れの原因になります。葉水

葉水の代わりに、濡らしたティッシュや布で葉っぱを拭くといいです。水分補給にもなりますし、葉っぱについたホコリを取り除くことで光合成しやすくなり、また、見た目もよくなります。
冬の水やり

水やりを控えることで、幸福の木の内部の水分が減り、寒さに強くなるので、寒さ対策のためにも水やりは控えましょう。
冬は暖房をするため室内は乾燥します。冬も葉っぱに霧吹きで水分を補給してやることで乾燥を防ぐといいです。
肥料

植え替え
時期
根が詰まっているようであれば、植え替えます。ただ大きな鉢に植え替えると大きく育ちます。家によっては邪魔になりますので、よく検討してください。植え替えは春(5月)から秋(9月)の生育時期です。
用土

鉢植え

発泡スチロールが鉢に入っている?

発泡スチロールはそのまま流用してもいいですし、新品にしてもいいです。発泡スチロールを入れて土を減らすことで、冬の水やりで根腐れしにくくなります。しかし、夏に水切れしやすくもなります。
冬に根腐れして枯れすことが多いので、発泡スチロールは入れた方がいい。入れない場合は冬の水やりを控えるようにします。
管理場所・日当たり
年中室内の明るい場所で管理してかまいませんが、春から夏にかけては戸外の明るい日陰で管理して構いません。室内の明るいところよりも戸外に日陰の方が日光量は何倍も多いので、戸外でしっかりと管理しておくと株が成長して冬越しも楽になります。本来は強い直射日光に当たっても葉焼けしないが、室内で育てられる程度の大きさであれば「幼木」であり、また、普段、強い日光に当たっていないために葉焼けすることがある(しないって言う人もいるんですが)。葉焼けするかもしれないので真夏の直射日光には当てない方が良い。
夏は直射日光を避けるが、春と秋は日光に当ててもいい。
冬

春から秋に戸外で管理していると冬に取り込み忘れて霜に当たって枯れてしまいます。最低気温が15度を切ったあたりで室内に取り込みましょう。
病気・害虫
ハダニ・カイガラムシが発生します。これらは乾燥が原因で発生しますので、乾燥する時期は霧吹きで葉っぱに水を掛けてください。
葉先が黄色くなってきたら
葉っぱの先が黄色く枯れ込んでいるのは、葉っぱの先まで水が行き渡っていないからです。原因は水切れかもしれませんが、根詰まりか、根腐れです。大抵は根腐れです。根詰まり・水切れ
根詰まりは植え替えることで回復します。水切れは水をやれば回復します。
根腐れについて
春から秋は土が乾いてから水をやって、乾燥気味をキープできるのですが、冬になり気温が下がって生育が止まると、ほとんど水を吸い上げなくなります。理屈では「冬は水やりを控える!」と分かっていても、ついついやってしまって根腐れし、症状が出るのが気温が高くなる春以降なので、原因がよく分からないまま枯れてしまいます。
原因は冬の水やりが多いこと。土に割り箸を突っ込んで水が土の中に残っていないか確認してからやるか、鉢を持ち上げて軽さで判断できるようになるといいです。
春になって症状が出たら水やりを控えて「根が回復する」のを待つか、植え替えをして新しい清潔な土に替えます。どちらがいいかはなんとも。
特徴・由来・伝承
ドラセナの中でもよく名前を聞く植物。ハワイではドラセナは長寿で生命力旺盛であることから、垣根などに使うと良いことがあるという言い伝えがあり、「幸福の木」という名前がついたそうです。とはいえ、日本では家の前に出しておくと冬の寒さにやられて枯れますので気をつけてください。
幸福の木の利点は生長の遅さにあります。丸太を土につけただけのような形が多いですよね。あの葉っぱがワサワサとあっという間に成長すると邪魔になってしょうがない。そこで成長の遅いドラセナが観葉植物に適しているのです。その反面、変化がないと嘆く方も居ますが。