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幸福の木(マッサンゲアーナ)の育て方

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幸福の木
目次
幸福の木の特徴
水やり
肥料
植え替え
管理場所・日当たり
病気・害虫
葉先が黄色くなってきたら
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学名などの基礎データ
幸福の木の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
幸福の木
科名
リュウゼツラン科
属名
ドラセナ属
学名
Dracaena fragrans cv.Massangeana
別名
マッサンゲアナ、ハワイアンティー
水やり
水控え目
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
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幸福の木の特徴

幸福の木はリュウゼツラン科ドラセナ属の樹木。観葉植物として日本では流通している。冬は室内。春~秋は日陰か半日陰で管理してください。幸福の木は春~秋の間の25度以上の期間に成長します。真夏の直射日光には弱く、強い日が当たっていると葉っぱが焼けて変色します。幸福の木というネーミングは「流通名」。幸福の木が枯れるのは非常にイメージが悪いが、本来、日本の気候にあっていないので、寒さや水やりミスなどで枯れることが多い。なので枯らしても気にしないようにしましょう。

幸福の木が枯れるパターンは水のやり過ぎ、場所を頻繁に変えすぎが多いです。
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ドラセナの種類と育て方
ドラセナの種類と育て方
リュウゼツラン科ドラセナ属Dracaena

特徴・由来・伝承

ハワイではドラセナは長寿で生命力旺盛であることから、垣根などに使うと良いことがあるという言い伝えがあり、「幸福の木」という名前がついたそうです。とはいえ、日本では家の前に出しておくと冬の寒さにやられて枯れますので気をつけてください。

幸福の木の利点は生長の遅さにあります。丸太を土につけただけのような形が多いですよね。あの葉っぱがワサワサとあっという間に成長すると邪魔になってしょうがない。そこで成長の遅いドラセナが観葉植物に適しているのです。その反面、変化がないと嘆く方も居ますが。
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水やり

春から秋は土が乾いたら水をたっぷりとやってください。鉢底から水が染み出すくらいにたっぷりとやってください。受け皿に溜まった水は捨ててください。水を放置しておくと根腐れの原因になります。

葉水

空気中の湿度の高い環境に育つ植物なので葉っぱに霧吹きで水をやった方がよく育ち、健康になります。これを葉水といいます。葉水は年間を通してやってください。

葉水の代わりに、濡らしたティッシュや布で葉っぱを拭くといいです。水分補給にもなりますし、葉っぱについたホコリを取り除くことで光合成しやすくなり、また、見た目もよくなります。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなっていますから、土が乾いてから数日経って水をやるようにします。土の表面が乾いていても、土の中に水が残っていることがありますので、理想としては割り箸をつっこんで内部に水が残っていないか調べるようにします。もしくは土壌水分計で調べてから水やりの判断をします。

水やりを控えることで、幸福の木の内部の水分が減り、寒さに強くなるので、寒さ対策のためにも水やりは控えましょう。

冬は暖房をするため室内は乾燥します。冬も葉っぱに霧吹きで水分を補給してやることで乾燥を防ぐといいです。

肥料

真夏を除いた春から秋に掛けての生育期に液肥を二週間に一回程度あげてください。肥料はやった方がよく生育しますし、葉色もよくなります。ただし、幸福の木に限らず、観葉植物は株が大きくなっても困る場合もあるのでケースバイケースです。

植え替え

時期

根が詰まっているようであれば、植え替えます。ただ大きな鉢に植え替えると大きく育ちます。家によっては邪魔になりますので、よく検討してください。

植え替えは春(5月)から秋(9月)の生育時期です。

用土

一般的に売られている「観葉植物の土」で植え替えをします。

鉢植え

一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。古い土を三分の一ほど落としておきます。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

発泡スチロールが鉢に入っている?

大抵の幸福の木の鉢に発泡スチロールが詰まっています。発泡スチロールは軽量化もありますが、水はけをよくする目的もあります。植え替えの時は発泡スチロールをそのまま植えた方がよいです。

発泡スチロールはそのまま流用してもいいですし、新品にしてもいいです。発泡スチロールを入れて土を減らすことで、冬の水やりで根腐れしにくくなります。しかし、夏に水切れしやすくもなります。

冬に根腐れして枯れすことが多いので、発泡スチロールは入れた方がいい。入れない場合は冬の水やりを控えるようにします。
参考:観葉植物の鉢の中の発泡スチロールは捨てないで

管理場所・日当たり

年中室内の明るい場所で管理してかまいませんが、春から夏にかけては戸外の明るい日陰で管理して構いません。室内の明るいところよりも戸外に日陰の方が日光量は何倍も多いので、戸外でしっかりと管理しておくと株が成長して冬越しも楽になります。

本来は強い直射日光に当たっても葉焼けしないが、室内で育てられる程度の大きさであれば「幼木」であり、また、普段、強い日光に当たっていないために葉焼けすることがある(しないって言う人もいるんですが)。葉焼けするかもしれないので真夏の直射日光には当てない方が良い。

夏は直射日光を避けるが、春と秋は日光に当ててもいい。

耐寒温度は5度。できればもっと高い気温でもかまいません。冬の間は室内の暖かい場所。リビングが好ましいです。ただし、エアコンなどの暖房の風は非常に乾燥しているので、当たらない場所にして下さい。直撃さえしなければいいです。

春から秋に戸外で管理していると冬に取り込み忘れて霜に当たって枯れてしまいます。最低気温が15度を切ったあたりで室内に取り込みましょう。

病気・害虫

ハダニカイガラムシが発生します。
これらは乾燥が原因で発生しますので、乾燥する時期は霧吹きで葉っぱに水を掛けてください。

葉先が黄色くなってきたら

葉っぱの先が黄色く枯れ込んでいるのは、葉っぱの先まで水が行き渡っていないからです。原因は水切れかもしれませんが、根詰まりか、根腐れです。大抵は根腐れです。

根詰まり・水切れ
根詰まりは植え替えることで回復します。水切れは水をやれば回復します。

根腐れについて
春から秋は土が乾いてから水をやって、乾燥気味をキープできるのですが、冬になり気温が下がって生育が止まると、ほとんど水を吸い上げなくなります。理屈では「冬は水やりを控える!」と分かっていても、ついついやってしまって根腐れし、症状が出るのが気温が高くなる春以降なので、原因がよく分からないまま枯れてしまいます。
原因は冬の水やりが多いこと。土に割り箸を突っ込んで水が土の中に残っていないか確認してからやるか、鉢を持ち上げて軽さで判断できるようになるといいです。
春になって症状が出たら水やりを控えて「根が回復する」のを待つか、植え替えをして新しい清潔な土に替えます。どちらがいいかはなんとも。
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