ヘリクリサム・ライムミニの育て方…梅雨・夏越しのポイントは?

TOP > キク科 > ヘリクリサム最終更新画像投稿

ヘリクリサム・ライムミニの基礎データ

ヘリクリサム・ライムミニ
科名
キク科
属名
ヘリクリサム属
学名
Helichrysum petiolare
別名
ヘリクリサムペチオラレ
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ヘリクリサム・ライムミニの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ヘリクリサム・ライムミニの特徴は?

ヘリクリサム・ライムミニはキク科ヘリクリサム属の多年草のペチオラレ(ペティオラレ)の品種。草丈は5cm〜10cmで、葉っぱは丸く、少し産毛が生えていて、白みがかっています。匍匐して広がり、寄せ植えにしたり、地面を這わせたり、鉢のフチから少し垂れ下がらせるとかっこいいです。

秋から春までは多少寒さで枯れることがありますが、ほとんどの人は大丈夫だったはずです。問題となるの春以降の高温多湿です。

夏越しさせるにはどうしたらいいんでしょうか?

高温多湿対策!梅雨・夏越しのポイントは?

秋〜冬に店舗で販売され、植え付けて冬〜春〜初夏にかけて葉っぱを鑑賞して、夏は蒸れて枯れる一年草扱いとなることが多いです。一年草と割り切って、また翌年買い直したり別の植物を植えて楽しむの手ですが、できれば夏越ししたいですよね。

夏越しをする場合…というか梅雨も厳しいので、風を通しすために、梅雨前に半分ほどに刈り込んで、傷んだ葉っぱを取り除いておきます。

その上で、梅雨入り以降は雨にも当てないようにし、風通しの良い日陰に移動させましょう。

夏は水切れしない程度に蒸れないように水やりを控えましょう。水やりは真昼を避け、朝9時前か夕方4時以降の涼しい時間にやるといいです。

あとは、植え付けの際に水はけの良い土で植えることです。一般的な培養土軽石小粒や川砂を1割〜2割足しておくと、夏の蒸れを避けられます。

これらのテクニックを駆使しても夏越しできない場合は、ご縁がなかったと割り切った方が気が楽です。地域や環境やいろんな要因があり、植物とあなたの間には向き不向きというのは確実にあり、ベテラン・上級者でも「なぜか相性が悪くて枯らせてしまう」ってことはあるんですよ。

ちなみにライムミニと同じように地に広がる植物で、栽培しやすいものについてはを参考にしてください。

植え替え・植え付け

植え付け・植え替えの時期

秋に苗が流通するのでこれを植え付けます。植え替えに適した時期は春か秋ですが、夏と厳冬時期(気温が0度以下)じゃなければ植え付けはできます。

鉢植えは毎年植え替えをしましょう。

用土…夏越しするなら水はけよく

ライムミニは中性〜弱アルカリ性の土で、水はけの良い一般的な培養土で植え付けます。

ライムミニを夏越しする場合は、この培養土に川砂か軽石小粒を1割ほど足して、水はけをよくして植えます。面倒なので、夏に枯れるものとして培養土だけで植えることが多いです。通常は夏越しは狙わないんです。

鉢植えの植え付けの手順

鉢植えの底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を2cm〜3cm入れて、ライムミニの株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

もしも夏越ししたら秋に植え替えをしましょう。土を少し落として新しい土を足して植え替えます。

庭植え(地植え)の手順

深さ15cm〜20cmを掘り、掘り出した土に苦土石灰を一握り入れてよく混ぜて中和させます。中和は1週間かかるので、それから土に腐葉土堆肥を2割ほど入れて、化成肥料を規定量の半分だけ入れてよく混ぜて、用土とします。

この用土にヘリクリサム・ライムミニの苗を配置して、隙間に用土を入れて、しっかりと水をやって完成です。株どうしは10cm〜15cmほど離して植えます。

庭植えにすると夏越しは厳しいですね。

水やり…過湿に注意

鉢植えにしたなら、土が乾いていたら水をやります。ライムミニはちょっと過湿に弱いので、水をやりすぎないようにし、ライムミニの葉っぱに水をかけないようにします。葉っぱを持ち上げて水を注ぐといいです。特に気温が上昇する5月以降は葉っぱに水をかけないようにしましょう。

庭植えの場合は雨だけで十分です。

肥料…痩せ地でも育ちます

基本的に、ライムミニは痩せ地で育つ植物なので植え付ける際の土に元肥が入っているなら、そのシーズンはそれだけで十分です。

肥料が不足しているようなら、冬〜春の生育時期は追肥しましょう。液体肥料を2週に一回、水のかわりにやります。または、化成肥料を規定量の半分を一ヶ月に一回施肥します。

管理場所

戸外の日当たりで管理します。関東南部以西の平野部なら戸外で越冬が可能。霜に当たると枯れなくてもヘリクリサム・ライムミニの葉っぱが痛むので、霜に当たらない軒下で管理するのがいいです。耐寒温度は0度としていますが、もうちょい寒さに強い。0度からマイナス3度くらいまで耐えます。

夜中の気温がマイナス3度以下になるなら室内に取り込んでおきましょう。

春以降の管理場所は上の梅雨・夏越しのポイントを参考にしてください。

秋〜春も剪定して新葉を出すといいです

秋から春の間も傷んだ葉っぱをむしったり、色が悪くなって乱れたら新しい芽を出させることで、綺麗な葉っぱを維持させるといいです。

病害虫

アブラムシハダニが発生する。特に夏のライムミニが弱った時期に発生し、枯れる要因となるので夏前にオルトランを散布しておくといいです。

ヘリクリサムは色々とあります

ヘリクリサムは葉っぱを鑑賞するものと、花を鑑賞するものとあります。詳細はヘリクリサムを参考にしてください。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

ヘリクリサム・ライムミニのカテゴリ・タグ

一年草扱い品種匍匐
スポンサーリンク