ヘリクリサム・コロロの育て方…夏越しもできますよ

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ヘリクリサム・コロロ
目次
ヘリクリサム・コロロの特徴は?
管理場所・日当たり
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
剪定
花ガラ摘み
病気・害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ヘリクリサム・コロロ
科名
キク科
属名
ムギワラギク属
学名
Helichrysum
耐寒
0度〜5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ヘリクリサム・コロロの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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ヘリクリサム・コロロの特徴は?

コロロはキク科ヘリクリサム属の多年草帝王貝細工ムギワラギク)のサントリーが開発した品種。寒さに強く、花がカサカサでドライフラワーのようで開花時期が長く、レモン・ブラッドオレンジ・フランボワーズ・マンゴーなど花色が鮮やかなものが揃っています。

日当たりで管理する。ただし霜・雪に弱いので冬は軒下の日当たりか、室内の日当たり。真夏は暑さと蒸れに弱いのでできるだけ涼しい半日陰(か日陰)で管理する。

基本的には夏の蒸れに腐って枯れる一年草扱いです。夏越しにこだわらなければ初心者向け。
草丈20cmから30cm
25cmから30cm
ヘリクリサム コロロの商品画像
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管理場所・日当たり

日当たりを好む。半日陰でも育ちますが、日当たりの方が花が多くなりますので、できるだけ日当たりで育てます。関東以西なら戸外で越冬。ただし霜や雪には当てない。暖地であれば戸外で越冬が可能。ただし、暖地では夏越しがむつかしい。
耐寒温度は0度くらい…なんですが、霜や雪にあたると傷んでしまい枯れることもありますので、冬は軒下など霜や雪の当たらない場所で管理するか、室内の日当たりで管理します。

冬に室内で管理して春になって戸外にいきなり出すとしおれてしまいます。春に戸外に出す場合は、最初は昼間だけ戸外で日に当てて徐々に寒さに慣らすようにします。
昼間に暖房をかけている部屋では夜中でも氷点下まではいかないですが、窓の近くは外気に近いので夜中〜明け方に氷点下以下になることがあるので寒波が来るときは夜だけ部屋の中央に移動させる。
室内で管理するときは暖房の風に当てないようにする。冷暖房の風は非常に乾燥していて、冷暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。直撃しなければいいです。

夏越し

夏の高温多湿に弱いので、剪定して風通しをよくした上で半日陰か明るい日陰の涼しいところに移動させます。
土が乾いたら水をやる。コロロは過湿が苦手なので、乾燥気味に管理してください。また、水をやるときは花に水をかけないようにします。土に水を注ぐようにし、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水やりをします。

水切れすると花がしおれてしまうので、そうなる前に水やりをするんですが、基本的にはとにかく乾燥気味に。受け皿に溜まった水は捨ててください。
土が乾いたら水やりをします。
夏の暑さで弱っているので風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理し、水やりは控えめにします。控えめというのは頻度です。水やりをするときは鉢底から出るくらいに水やりをして、乾くまで水をやらないようにします。控えるというのは、水やりをしてから、次に水やりをする間隔を長めにするということです。
秋以降は春と同様に、乾燥気味に水切れしないように、水やりをします。
冬になり気温が下がると生育が鈍くなるのでさらに乾燥気味で管理します。土が乾いてから、数日たって水をやる程度に控えます。
生育するときに緩効性固形肥料を月に一回やるか、二週に一回液体肥料をやります。春以降は週に一回。肥料が切れると花が止まります。

真夏に土中に肥料が残っていると、傷みやすく、夏越しが難しくなるので、開花が終わったら肥料を止めます。その際、水やりで流れ出やすい液体肥料が調節しやすくて便利です。

真冬(12月から1月)は生育が鈍いので肥料をやってもいいが控えめにする。

植え付け・植えかえ

10月ごろと春先に苗が出るのでそれを植える。
水はけの良い土を好みます。一般的な花と野菜の培養土でもいいですが、花と野菜の培養土にパーライトを1割か2割ほど入れて水捌けをよくすると、よりよいです。
参考必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)古い土の処分方法(初心者向け)自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)
7号鉢で苗1個、10号鉢で苗2個か3個。65センチのプランターで苗2個か3個。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
夏越しを考えないなら庭植えも可。

深さ20cmを掘り返し、掘り出した土に腐葉土堆肥を2割ほど混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。 庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は25cm〜30m空けて植えてください。
花が終わった梅雨前か夏前に全体を半分から三分の一ほど切り戻し、黄色い葉っぱをむしっておくと風通しがよくなって、夏越ししやすいです。
花が終わったら詰んでください。コロロは花が特に放置していると花が水を吸って腐って病気の元になりやすい。たくさん開花するので面倒ですが摘んであげましょう。早めに摘んでドライフラワーにするといいです。
立ち枯れ病
土中の雑菌が繁殖して、その菌が入り込んで植物の管を塞いで、枯れてしまう病気。原因は、水のやりすぎ、水はけの悪い土に植えている、風通しが悪いなどで、これらの原因を見直すをことで予防できます。

ハダニ
ハダニは乾燥すると発生する小さなダニの仲間で葉っぱの裏に潜んで汁を吸っています。たくさん発生すると枯れることもあります。浸透性薬剤(オルトランなど)を前もって使っておくか、発生後に薬剤で駆除します。

アブラムシ
アブラムシは茎や葉にくっついて汁を吸う虫で、特に新芽にたかり、新芽が変形してしまい生育不良を起こすことがあります。前もって浸透性薬剤(オルトラン)を使っておくか、発生後に対応の薬剤で駆除します。
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