マンサクの育て方…古来から日本に自生する植物ですが葉枯れ病が蔓延
目次
マンサクとは?特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病気関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マンサク
- 科名
- マンサク科
- 属名
- マンサク属
- 学名
- Hamamelis japonica
- 別名
- 万作
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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マンサクとは?特徴は?
マンサクは
マンサク科の落葉
低木。2月〜3月の寒い時期に黄色い特徴的な花を咲きはじめる。マンサクという名前は「まず咲く」が語源とも。
秋になると
紅葉し、落葉する。生花の材料としてもよく利用されています。
そもそも日本に自生している植物なので、栽培自体は容易で、樹高も管理しやすい大きさなので、庭木としても利用されています。ただ、最近は同じマンサク科の
トキワマンサク、
ベニバナトキワマンサク、
シロバナマンサクなどの方がよく見かけます。
現在マンサクは原因のはっきりしない葉枯れ病が蔓延していて、衰弱して枯れることが多いです。今から庭木として植えるのは慎重になった方がいいでしょう。
樹高2m〜3m
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水やり
基本的には自然にふる雨だけで十分。夏の乾燥時期は様子を見て
水やりをします。
管理人の近くでは街路樹のように植えられていて、夏の乾燥時期に誰も水をやってなくても毎年開花しています。
肥料
開花が始まる前の12月〜1月と、開花が終わった後の5月ごろに一回づつ、化成
肥料を株の周囲に、説明書の容量だけまきます。
マンサクは腐食物の多い水もちの良い土を好むので、毎年じゃなくて、2年か3年に一回、周囲に深さ20cmの穴を掘って
腐葉土か
堆肥と化成肥料を一緒に埋めておくといいです。
植え替え・植え付け
時期
植え付けは落葉時期の11月〜3月に植えます。
地植えの植え付けの手順
深さ40cm〜50cm、直径も40cm〜50cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を土に対して3割ほど入れておきます。マンサクは腐食物(有機物)の多い土を好むので多めにしておきます。化成肥料も規定量入れて、よく混ぜておきます。
穴に土を半分戻し、苗を入れ、隙間に残りの土を入れつつ、水をやり、根の間に棒でつついで泥を流し込んで、密着させます。すべての土を入れたら、最後にもう一回、水をやって完成です。
グラグラするなら支柱を立てて、固定します。動くと根が切れて、なかなか根が伸びないので、固定しておきましょう。
管理場所
マンサクは山の森の中で生えている植物で、強い乾燥はちょっと弱いです。植えるのであれば、日当たりはいいが、株元に日光が当たらない場所にします。また、寒風は乾燥しているので、寒風が通る場所も避けます。
まぁ、そこまで気にしないでも水やりをすれば、対応可能ですよ。あと、乾燥がちょっと苦手ですが、夏の暑さには強いので、暑さには対処不要(遮光など)です。
冬の寒さには強いので、防寒は不要。
剪定・切り戻し
夏に
花芽ができるので、開花後の5月ごろに枝を
剪定します。とはいっても、そこまで大きくなる植物でもないので、枯れた枝や徒長した枝を取り除く程度です。
品種のマンサクを植えていると、
接木株のことが多いです。台木から勢いのある枝が伸びて、そちらに栄養が取られてしまい、放置していると乗っ取られる?ことはないかもしれないけど、意味がないので、枝を切り取ってしまいましょう。
病気
葉枯れ病
花が終わり、新葉が出てくる5月ごろから、葉っぱが枯れ込んでいく
病気が発生します。発生すると新葉が枯れて落ちます。落ちても新しい葉が出てくるのですが、出ては落葉を繰り返し、徐々に衰弱して4年〜5年で枯れてしまいます。
原因となる菌ははっきりとしていません。
症状が出ていたら、株は廃棄した方がいいです。
なので株を買うときに必ず、葉をチェックしておきたいです…が購入するときって落葉時期なんですよね。
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