リシマキア・キリアタの育て方
目次
リシマキア・キリアタの特徴は?庭植えの水やり鉢植えの水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- リシマキア・キリアタ
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- オカトラノオ属
- 学名
- Lysimachia ciliata
- 耐寒
- マイナス15度〜マイナス25度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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リシマキア・キリアタの特徴は?
リシマキア・キリアタは北アメリカに自生する
サクラソウ科リシマキア属(
オカトラノオ属)の
宿根草(
多年草)。地下茎で広がり、枝分かれはほとんどせず一本立ちで70cm〜80cmの茎を伸ばして、5月〜8月に開花します。冬は寒さにあたって枯れることがありますが、春になると新芽が芽吹きます。冬に枯れてしまった残骸はむしってしまって構いません。
夏の暑さに弱く、比較的寒い地域の方が生育に向いています。湿地や池や川辺などの少し湿った場所に自生するので、水切れしないようにしましょう。
草丈70cm〜80cm
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庭植えの水やり
リシマキア・キリアタは少し湿った状態を好みますが、乾燥状態が長期間続かない限りはそれほど気にしないで下さい。庭植えの場合は、様子を見て、土が乾いていたらしっかりと水をやってください。特に夏は乾燥しないように
水やりをしましょう。
鉢植えの水やり
春と秋は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が流れるまでしっかりと水をやります。水やり後に受け皿にたまった水は捨て、土が十分に乾くのを待って次の水やりをしましょう。少し湿った環境を好むので、水切れしないように水やりしましょう。
夏の水やり
夏は、朝が夕方に水やりをしてください。昼に水やりをすると、水が熱されて根を痛めてしまいます。日当たりに置いていると夏は乾燥しすぎるので、あまりに水切れするようであれば、日陰に移動させてください。
冬の水やり
冬に寒さで地上部が消えても、根は生きていますので、鉢植えの場合は、断水しないで冬も水を一週間か二週間に一回はやってください。
肥料
リシマキアは繁殖力が強くて、
肥料を食います。真夏を除いた生育時期(4月〜10月)に液肥を一週間に一回か二週間に1回あげるとよく茂ります。特に春以降によく生育します。
ただし、肥料が多いと草丈が伸びすぎて、倒れることがあります。また、土に
腐葉土や
堆肥が多いと同様のことになります。肥料や有機物が多いと草丈が大きくなりますので、大きくなって欲しくない場合は、肥料を控えます。肥料が少ないからと枯れることはありません。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春(3月〜5月)か、最高気温が25度以下になった秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合はできれば毎年植え替えをします。最低でも2年の一回植え替えをしましょう。
用土
水はけの良い土を好みます。
赤玉土を中心にした水はけのいい土で植えてください。赤玉土6、腐葉土3、
軽石1を混ぜたものか、一般的な
培養土を利用します。
鉢植え
8号鉢〜
10号鉢に1苗を植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分けも可能で、適当にサックリと分けて、それぞれを植え直しましょう。
庭植え
深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
複数株を植える場合は株同士は40cm〜50cm空けて植えてください。地下茎で広がるのでもっと間隔を取っても大丈夫です。
庭植えの場合でも株が密生してきたら掘り上げて、株分けして植え直すといいです。
管理場所・日当たり
日当りのいい場所を好みますが、夏の高温で乾燥して弱ってしまいますので、年間を通して
半日陰でもいいですが、日光がしっかりと当たらないと花が少ないです。葉っぱだけを楽しむのであれば、それほど日光にこだわる必要も無く、明るい日陰でも充分生育します。
ファイヤークラッカーは日光が少ないと葉色が悪くなりますので、日当たりで管理しましょう。
夏越し
リシマキア・キリアタは湿地や川・池のそばで生育する植物で水を好むので、夏の暑さで乾燥して弱ってしまうので、鉢植えなら夏は半日陰や明るい日陰に移動させます。庭植えの場合は水やりを増やして対応します。
越冬
耐寒温度はマイナス15度〜マイナス25度と冬の寒さにはかなり強いので、防寒は不要です。ただ、土が凍ると根にダメージがありますので、土が凍結する地域では腐葉土やワラで株の上に
マルチングをして凍結を予防します。
地上部がなくなりますが、鉢植えの水やりは継続し、断水しないようにします。
病気・害虫
病
害虫はほとんど発生しない。
特徴・由来・伝承
初夏に花を咲かせるのですが、日当りがよく無いと咲かないのと、葉っぱの色合いを楽しむ
観葉植物と考えるユーザーが多いです。とはいえ花もキレイです。
リシマキア・ヌンムラリアには匍匐する性質があります。その性質を生かして寄せ鉢の前景に植えられます。
グランドカバーとして人気があり、最近では赤葉もあります。グランドカバーに向いていますが踏まれるとダメですので、あまり人が歩かない場所のグランドカバーにしてください(少しくらいは大丈夫です)。園芸店で見かけたら購入しておいて損はないですよ。
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