ガウラ(白蝶草)の育て方…増えすぎるかも
目次
ガウラとは?植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり水やり肥料切り戻し・剪定病害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ガウラ
- 科名
- アカバナ科
- 属名
- ガウラ属
- 学名
- Gaura lindheimeri
- 別名
- ハクチョウソウ・ヤマモモソウ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ガウラとは?
ガウラは
アカバナ科ガウラ属(ヤマモモソウ属)の北アメリカ原産の暑さ寒さに強い
宿根草。冬は地上部が枯れて何も無くなりますが、春になるとまた芽吹きます。非常に頑健、
水やりさえ忘れなければ、
肥料も少なくても枯れることありません。花は楚々として、細い茎に咲き、それが夏の風にユラユラと揺れる様子は情緒があります。しかも開花時期が長い。
園芸品種がかなり多くなっていて、花いろも増え、
矮性種もあります。鉢植えでも庭植えでも綺麗です。
白い品種は
こぼれダネでも増えます。宿根もするのにこぼれダネでも増えるので増えすぎ。邪魔になるかもしれない。
草丈品種によるが1mほど
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植え付け・植えかえ・種蒔き
種蒔きは10月ごろ、苗を植えるのは3月以降です。頑健なのでいつ植えてもこれといって問題ありません。霜が降りなくなってから苗を植えてください。
植え替えは春(3月〜5月)に行います。植え替えの際に株分けも可能です。よく成長するので毎年植え替え、最低でにも2年に一回植え替えをし、株分けをすることになります。面倒なので、庭植えがいいです。
用土
用土は自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものか、
ホームセンターなどで販売している「花と野菜の
培養土」を利用します。
鉢植えの手順
6号〜7号に1苗を植えます。鉢底の穴を網で塞いで、その上に土を流出しないようにするための鉢底石(
軽石)を2cmか3cmほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をしっかりやったら完成です。
植え替えの際に株分けもできます。適当にナイフなどで割って別々に植え替えるといいです。
庭植えの手順
庭植えの場合は、庭土を深さ20cm掘って、土に腐葉土か
堆肥を2割〜3割追加して用土とします。1週間寝かせて有機物が馴染んだら、株間を20cm空けてガウラの苗を植え付けます。
植え付けて2週間ほどはまだ根付いておらず、水切れを起こすので、庭植えでも水やりをしてください。
管理場所・日当たり
日当たりのいい場所で管理します。
半日陰でもしっかりと育ちますし、明るい日陰でも大丈夫です。あまりに日陰だと株が弱くなって花つきが悪くなりますが余程です。
ガウラは蒸れに弱いといっても、昨今の真夏の暑さで枯れるほどではなくて、弱る程度。草丈が高く、風にゆらゆらと揺れる姿は涼しげ。花色が真っ赤の種類だとユラユラしてても暑いのでピンクや白がおすすめです。
耐寒温度はマイナス10度で寒さにはかなり強い。ただし、品種によっては寒さに弱いので注意する。
水やり
土が乾いたら水をしっかりとやってください。庭植えの場合は乾燥しない限りは、水をやらなくても大丈夫です。
鉢植えの場合、春と秋は土が乾いたら水をやります。
夏は暑さで非常に乾燥しますので、土の状態を確認してから毎日、朝と夕方の二回、しっかりと鉢の底から染み出すくらいに水をやります。
冬は地上部が枯れて活動していませんが、水やりは控えつつ継続します。鉢植えの場合は土が乾いて数日経ってから水をやる程度にします。庭植えなら、自然に降る雨にまかせます。
肥料
庭植えした場合、肥料は不要です。
鉢植えの場合は肥料が必要ですが、少なくて大丈夫です。むしろ肥料が多いと花が咲かなくなります。春から初夏までは二週間に一回程度、薄い液体肥料をやります。秋に緩効性固形肥料をやります。どちらも必ずではないので、様子を見て調節してください。
切り戻し・剪定
摘芯
春に丁度いい草丈…腰くらいの高さに伸びたら、芽を摘んでしまいます。これによってそれ以上は大きくならず、かつ、脇芽が出て株がこんもりとまとまって、花が増えます。これを「
摘芯」と言います。
夏の蒸れ対策の剪定
ガウラは暑さに強いのですが、真夏に茂りすぎると葉っぱが蒸れて傷みます。6月〜7月に一旦、三分の一ほど刈りこんで、風通しを良くしましょう。これは蒸れ対策でもありますし、
摘芯して、秋以降の花を増やす目的もあります。
病害虫
灰色カビ病
風通しが悪く、過湿で低温の時期(梅雨)に発生する。前もって刈り込んで風通しをよくしておくといいです。
アブラムシ
稀に発生する。発生すると新芽にたかって、花が減るので早めに駆除しましょう。
特徴・由来・伝承
花がこぼれるように咲くというものではなく、スっと伸びた茎にいくつかの花が咲き、それが長い間続くことと、その立ち姿が非常に趣があるので、
寄せ植えや庭の空いたスペースに植えるなどして楽しむ人が増えています。
●寄せ植えに使うこともあります。横にも広がらないし他の花と喧嘩しない雰囲気がある。
●群生させるととても綺麗。
●自生地である北アメリカでは
雑草です。
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