トラデスカンチア(シマムラサキツユクサ・ゼブリナ)

科名 | ツユクサ科 |
属名 | トラデスカンチア属 |
学名 | Tradescantia Zebrina |
別名 | シマムラサキツユクサ・ゼブリナ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 冬は室内 夏は外 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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トラデスカンチアの育て方

トラデスカンチア――略してトラカン。
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水やり
乾燥気味がコツ土が乾いていたら水をしっかりとやります。水を頻繁にやりすぎて土中の水分が多い状態が長く続くと、徒長(ひょろ長くなること)してしまうので、年間を通じて土はやや乾燥気味に管理するのが理想です。
冬は水やりを控えます。土が乾いてから4日〜5日経ってから水をやるようにします。乾燥気味に管理することで耐寒性が強くなり、越冬しやすくなります。
葉水

トラデスカンチアは熱帯の植物なので空気中の湿度の高い状態を好むのですが、上記のように水やりが多いと茎がヒョロ長く生育して不恰好になります。
そこで、葉っぱに霧吹きなどで水を吹きかけること(=葉水)で、湿度を高く保ちながら、土を乾燥気味に管理します。特に冬に葉水を行います。
肥料
生育期間(5月〜11月)に液体肥料を1カ月に二回か三回ほどやります。もしくは二ヶ月に一回、緩効性化成肥料をやります。真夏は暑すぎて弱るので肥料はやらないでください。植えかえ
時期と頻度
トラデスカンチアは根の張りが早く、根詰まりを起こしやすいです。植え替えは二年に一回します。根詰まりを起こすと水切れしやすくなります。植え替えは生育時期の4月〜9月に行います。用土
観葉植物用の土で植え付けます。もしくは一般的な培養土に、川砂か軽石小粒を入れて水はけをよくしてから使います。自作する場合は赤玉土6腐葉土3軽石か川砂1を配合して用土とします。植え替えの手順
植え替えをするときは古い鉢から株を取り出して半分ほど土を落としてから、新しい土を追加して植え替えをします。最後にしっかりと水をやります。ひとまわり大きな鉢に植え替えるか、同じ大きさの鉢でもいいです。このとき適当にハサミで切って株分けも出来ます。●植え替えて一週間は日陰で管理しましょう。
●植え替えの際と植え替え直後には肥料をやらない。
●植え替えの際と植え替え直後には肥料をやらない。
株の更新

株の更新はようは挿し木です。4節ほど残して切って、土に埋める部分の葉っぱは取って培養土に挿します。百発百中とはいきませんので、何個かして、元気のいいのを採用します。
挿木
園芸用語繁殖技術・コツと知識
管理場所・日当たり
日光を好みますので、日当たりのいい場所で管理します。ただし真夏の直射日光には弱いので、真夏は明るい日陰に移動させてください。トラデスカンチアは日光が当たった方が斑も鮮やかになりますし、日陰だとヒョロヒョロと伸びるので、日当たりに越したことはありませんが、明るい日陰程度の場所でも枯れることはありません。ただ日陰だと徒長しますので、年間を通して半日陰(=木漏れ日の場所)がよいです。乾燥気味に管理することで耐寒性が強くなり、3度以上で越冬可能なので、霜が降りない地域では戸外で越冬可能です。
斑入り品種の注意点
トラデスカンチアで良く流通しているのが斑入り品種で。葉っぱに模様が入っているものです。この斑入り部分には葉緑素がありません。育てていると、斑入り品種なのに、普通の緑の葉っぱが生えてきます。先祖がえりというべきでしょうか。この緑の葉っぱの方が繁殖力があって、そのままにしていると緑の葉っぱだらけになってしまいます。緑の葉っぱが出てきたらすぐに摘んでしまいます。病害虫
灰色かび病湿度が高く、低温の時期に発生しやすいカビです。風通しが悪いと発生しやすいので置き場所を見直し、病変箇所を取り除きます。
灰色カビ病
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カイガラムシ
成虫は動かない虫で、蝋に包まれているため薬剤が効きにくい。発生したら歯ブラシやティッシュなどで削ぎ落としてしまえばいいです。
カイガラムシ
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ハダニ
乾燥すると発生しやすいので、葉水をすることで予防できます。ハダニは葉っぱの裏に潜んで汁を吸うので、葉水をするときは葉っぱの裏にも水をかけてあげるようにします。大量に発生したら、薬剤を散布します。
ハダニ
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