アネモネの育て方

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アネモネ(ボタンイチゲ・ベニバナオキナグサ・ハナイチゲ)

アネモネ
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科名キンポウゲ科
属名イチリンソウ属
学名Anemone
別名ボタンイチゲ・ベニバナオキナグサ・ハナイチゲ
みずやり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
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開花
植え
肥料
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栽培の特徴

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育て方の概要
アネモネはキンポウゲ科の球根植物。秋に植えて春に開花し、夏までに地上部がなくなる。条件・環境が悪いと球根から芽が出ないので、初春に開花した株をそのまま植えた方が楽。
寒くなってから植え付ける秋植え球根で、発芽の壁を乗り越えれば開花は早いです。夏の高温多湿に弱いので、夏に植えっぱなしにしていると球根は腐ってしまいます。掘り起こして風通しのいい日陰で管理しましょう。
草丈25cmから40cm
まとめ
●アネモネは秋植えの球根植物。初夏に地上部が枯れて休眠する。冬から春にかけて長期間開花が続く。
●土が凍ったら枯れるので気をつける。
チューリップより早く咲きます。春を感じる(または、冬の花としては貴重な)鮮やかな花なので、とっても嬉しくなります。
●地域や天候によっては夏越し以前に発芽が難しいので、場合によっては開花株を探したほうが確実に必要個数を揃えられるかもしれません。
●中性かアルカリ性の土を好む。
肥料が少ないと開花が少なくなるので鉢植えの場合は冬に肥料をやる。
●夏に掘り出した球根はカリカリに乾燥しているので、これに水を含ませて膨らませないといけない。
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水やり

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水やりは土が乾いてから
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで十分です。ただし植え付けしてしばらく(一ヶ月か二ヶ月)は土が乾燥しきらないように水をやります(庭植えであっても)。
鉢植えの場合は、秋の植え付けから夏に枯れるまで、土が乾いていたら水をたっぷりとやってください。土が濡れているうちに水をやると、根が傷んでしまいますので、気をつけてください。秋に植え付けてから発芽までは一ヶ月か二ヶ月かかり、表面には変化がないのですが、諦めずに水をやらないといけません。
●初夏に地上部が枯れたら水やりはストップします。気温が高くなると球根が休眠しますので、水をやると腐ってしまいます。掘り出して、日陰の風通しの良いところで管理して10月11月に植え付けてもいいです。
●10月あたりに気温が下がってきたら…最低気温が5度以下になったあたりから、水やりを再開します。

花には水を掛けないように
開いている花に水が掛からないようにしましょう。水が掛るとすぐに花がしおれてしまいます。水をやる時は上からバシャーと掛けるのではなく、口の細いジョウロで注ぐようにしてください。

肥料

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肥料
鉢植えの場合は、根が活動し始める冬に肥料をやる。葉っぱが出たら化成肥料をやり、ツボミが出たら液体肥料を二週に一回やるといいです。肥料が多いと花が増え、長く開花するので、必ず肥料をやりましょう。
庭植えの場合は植え付けの時に肥料をやれば、あとは不要。
●鉢植えは土が少なく、肥料がとどまらないが、庭植えの場合は土に有機物が十分あるので基本的に不要。ただし、生育が悪い場合は化成肥料を冬にやるといいです。
●窒素成分が多い、というか肥料が多いと葉っぱが茂るばかりで、花が咲かなくなるので、やりすぎないようにする。

植え付け・植えかえ

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球根の植え付けは十分寒くなってから
意外と発芽が難関です。秋植え球根ですが、秋と言っても、十分寒くなってから植えます。日中屋外でTシャツ姿で大丈夫な方の人数がググっと減り、コートやマフラーなどを着用する方がちらほら出始めてからがよい。まだ気温が高いうちに土に植え付けると、植え付け作業そのものは楽ですがその後、球根が腐る確率が高いです。下記のような脱脂綿で発芽させる場合でも、暖かいとカビでダメになってしまいます。球根が出回るの自体は結構早いので、「作業は早い段階で済ませてすっきりさせておきたい」という性格の場合、大変な我慢が要ります。地域差などもあるはずです。チューリップやヒヤシンスなどの簡単に発芽してくれる球根とは少々事情が異なります(そもそも、チューリップやヒヤシンスとは球根化している部位が違う)。
●暖かい秋の年は10月でも早い。最低気温が5度以下になってから植えるとよい。
●ただし、早い段階でうまいこと発芽に成功し、その後の秋(10月)の台風も乗り越えると、早い段階から開花が楽しめる可能性はある。
●いったん発芽の壁を乗り越えてしまえば、あとはあまり心配は要らない。
●初春にツボミがついたアネモネの苗が出回るので、これを植えた方が楽。こちらの方が一般的。発芽させる方がマニアック。

用土
一般的な花と野菜の培養土か、赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。アネモネは中性・アルカリ性の土を好むので、庭植えにする場合は、植える場所の土を30cmほど掘り返して、植え付ける二週間前に苦土石灰を撒いて中和させておき、庭土に3割か4割ほど腐葉土か堆肥を追加して土壌を作ってから植える。
ホームセンターなどに売ってる培養土はすでに中性に調整しているので、そのまま利用していいです。
●アネモネは有機物を好むので腐葉土・堆肥を追加すること。
酸性土壌を嫌う。日本の土壌は放置している(雨ざらしになっているってこと)と「弱酸性」になるので、庭植えするのであれば中和する。

とがったほうが下
チューリップなどはとがったほうが上なのですが、アネモネは下にします。アネモネの球根を横から見るとダイアモンドの形をしている…と言えばそうも見えなくも無いですが、形がいびつなので、園芸本に載っているようなモノとは限らないです。とがっている方を下にして植えますが、ゆがんでいるものはどっちが尖っている方か分からない場合もあります。そういうのはもう適当に植えちゃうか、日の当たる場所に脱脂綿を引いて、その上に置いて根が出るを待ってから植えましょう(ただし、暖かくて水分・養分があると普通にカビるので風通しや温度に注意する)。株と株は15cm空ける。深さについては「球根を植える深さ」を参考に。
●根が深く張りますので、充分根を張るスペースを確保しましょう。
●他の球根植物に比べ、やたら発芽が難しいです(植える人の性格・時期・地域・その年の天候などにもよる)。一回植えて発芽率が悪いようなら、発芽率が悪いものとおもって余計にアネモネ球根を用意しておくか、他の簡単な球根に切り替えるか、あるいはアネモネの発芽は難しいと割り切ってアネモネ開花苗を買ってくるのも手。
●球根の上下がわからない場合は、横向きに植える。
●チューリップなどの大きめの球根が「一袋5個入り」など球根の個数単位で売っているのと異なり、アネモネの球根は小さいので「一袋〇ml入り」など容積単位で売っていることが多いです。袋によって中身の個数が違います。その面でも、後で個数の調整をするために余計に買ってあると多少安心(発芽の壁があるけど)。

球根を植える深さ

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庭植えの球根を植える深さ
アネモネの球根は土が凍ると球根まで凍って枯れてしまいます。なので、強い霜が降りる地域・雪が積もる地域・土が凍る地域では地面から7cmほど深く植えます。
霜が降りても軽いもの…0度前後で降りる霜なら、地面から3cmほどの深さに植えていいです。
●関東でも南部なら3cmから5cmくらいでいいです。北部なら地域による。東北以北は7cmほどの深さで。関東以西であれば3cmで。

鉢植えの球根を植える深さ
鉢植えの場合は深さ1cmから2cmくらいに。鉢植えに浅く植えるのであれば霜に当たらないようにして管理してください。
株分けについて
アネモネは植えた球根の上に「新しい球根」が出来ます。なので庭植えでも出来れば2年か3年ごとに株分けのために植え替えをするといいです。アネモネの球根は結構な速度で増えます。

球根の給水について

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アネモネの球根は最初はカラカラの状態です。このカラカラの球根に水をやって給水させて膨らませる必要があります。球根を、湿らせたバーミキュライトの中に埋めて、給水させて膨らませると失敗が減ります。給水する期間は一週間か二週間。失敗ってのは発芽せずにそのまま腐ってしまうことです。腐るのは結局「気温が高い」からです。なので気温が下がる11月以降に土に埋めるのであれば、(腐らないのだから)球根を膨らませる必要はないです(土の中で勝手に水を吸収して膨らむから)。
●バーミキュライトで給水させるのも気温が高いと腐ってしまうので、膨らませる作業も気温が下がってからした方がいい。
●急激に給水させると球根が割れるので様子を見て調節すること。
●8月も植えっぱなしだった球根には給水の作業は不要。8月に掘り出して、干して乾燥させていた球根だけ給水の過程が必要。
●掘り出したものも、寒くなってから植えればよい(上に書いているように)。

管理場所・日当たり

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日当たりで管理
日光を好みますので、日当たりで管理します。夏には高温多湿で球根が腐ってしまいますので、夏になったら掘り上げます。
寒さに当たらないと花が咲かない
秋に植え付けをして、その後5度の寒さに当たらないと花芽が出来ません。戸外の日当たりでしっかりと寒さに当ててください。逆に、条件さえ満たせば11月でも花が咲くことがあります。それくらい、植え付けしてから開花までが早いです。
●ただし、土が凍ると球根が枯れてしまうので、鉢植えの場合は土が凍る場所では管理しない。庭植えの場合は凍らない程度の深さに植える。

特徴・由来・伝承

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ギリシャ語で「風(anemos)」を意味します。ギリシア神話中に、美少年アドニスが流した血よりこの植物が産まれたとする伝説があります。

アネモネの種は長い毛を持っていて、それが風に吹かれて飛んでいくことから「風」を語源とした名前が各地で付けられています。

宿根アネモネもありますが、本項で取り上げているのは宿根ではありません。
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