アネモネの育て方…観賞用の鉢植えの管理の注意点は?
目次
アネモネとは?特徴は?鉢植え栽培での注意点植え付け苗を地植えにする日当たりを好みます水やり肥料病害虫より詳細な栽培は…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アネモネ
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- イチリンソウ属
- 学名
- Anemone coronaria
- 別名
- ボタンイチゲ・ベニバナオキナグサ・ハナイチゲ
- 耐寒
- マイナス3度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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アネモネとは?特徴は?
アネモネは
キンポウゲ科の
球根植物。秋に球根を植え、冬1月から春5月にかけて開花し、夏の暑さで地上部が枯れて休眠します。
本来のアネモネは夏は掘り上げて秋に植え直さないと腐ってしまうのですが、ラナンキュララックスは植えっぱなしで毎年開花してくれるので、こちらが主流になっています。
植えっぱなしができないアネモネ苗を植えた場合、掘り上げる人もいますが一般的にはそのまま
一年草と考えて消えていく…放置&廃棄が通常です。もちろん掘り上げて保管して秋に植え直すことも可能です。詳細は
アネモネ詳細版を参考にしてください。
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鉢植え栽培での注意点
通常アネモネの苗っていうとガーデニング用の苗なんですが、そうではなくて、店頭販売の開花しているギフト・観賞用のアネモネの鉢ってありますよね。
これらは、そのまま夏の休眠まで管理栽培して花を楽しみます。できれば夏は掘り上げて日陰保存します。
問題は開花時期(1月〜4月)の管理で、観賞用なので室内で管理することが多いですが、室温だと夏だと勘違いして休眠しようとし、葉っぱがしおれて黄色くなってしまいます。なので、ベランダでいいので涼しい戸外の日当たりで管理しましょう。
逆に戸外で強い寒風(マイナス5度)が鉢に当たると土が凍ることがあります。どうしても地植えより凍結しやすいので、この場合は室内でも涼しいところの日当たりに移動させてください。
植え付け
時期
秋の最低気温が5度以下になったかなり晩秋になってから植えます。気温が高い時期に植えると腐ってしまいます。
もしくは初春にツボミのついた苗が出るのでこれを植えると楽です。一般的には苗を秋〜冬に植えます。
用土
鉢植えであれば、一般的な
培養土で植えます。地植えの場合は、
酸性の土を嫌うので、
苦土石灰で中和してから
腐葉土・
堆肥を入れて土を作って植えてください。
鉢に苗を植える
普通の植え付けと同じです。苗の土は落とさないでほぐさないで、植え付けてください。5号〜6号なら1苗、8号なら3苗を、
プランターなら4苗を目安に植えます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm入れ、その上に
用土を少し入れて高さを調節し、苗を入れて、隙間に土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
苗を地植えにする
深さ30cmほど掘り、苦土石灰を一握り入れて、よく混ぜて中和させます。中和には1週間かかるので、待って、その土に腐葉土かた堆肥を3割入れ、化成
肥料(元肥)を説明書の容量入れてよく混ぜて土を作ります。
作った土を半分だけ穴に戻し、苗を配置します。苗同士は10cm〜15cmほど空けて植えます。隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
日当たりを好みます
アネモネは日当たりを好むので、日光にしっかりと当てましょう。寒さにはちょっと弱く、土が凍結すると枯れるので、鉢植えの場合は凍結しない場所に移動させます。
水やり
地植えの場合は、自然の雨だけでいいです。
鉢植えの場合は通常の
水やりと同じで、土が乾いたら水をやります。水をやるときは花に水をかけないようにし、土に注ぐと花の傷みを防げます。
開花すると水を欲しがるようになるので、様子を見て水やりをしましょう。地植えにした場合は、雨で十分ですが、環境によっては…日当たり・風通し・土の配合などの理由で水切れすることもありますので、その時は水やりをしてください。
肥料
地植えの場合は、植え付けの時の元肥で十分です。
鉢植えの場合は葉っぱが出てから開花するまで液体肥料を2週に一回やるといいです。
病害虫
アブラムシ、
ハモグリバエ、
ウドンコ病、
ナメクジなど。
アブラムシ、ハモグリバエは気温が高くなってから発生するので、3月くらいから
オルトランを使っておくといいです。
より詳細な栽培は…
このページは苗から植えることを前提としている簡略版です。球根から植える場合は
を参考にしてください。
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