マルバストラムの特徴と育て方
目次
マルバストラムとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- マルバストラム
- 科名
- アオイ科
- 属名
- マルバストルム属
- 学名
- Malvastrum lateritium
- 別名
- エノキアオイ・枝垂れ芙蓉
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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マルバストラムとは?
マルバストラムは
アオイ科エノキアオイ属(マルバストラム属)のアルゼンチン・ペルー・ウルグアイ原産の
多年草(
宿根草)。マルバストラム属の植物はいくつかあるのですが、日本で園芸植物として流通しているのは画像のマルバストラム・ラテリティリウムのみ。花の時期は5月〜7月と若干短いものの、寒さに強く頑健、地面に付いた茎から根を出し横へと広がっていくので、ドンドンと増える頑健な植物。薄いオレンジの花が咲き、一日でしぼみます。冬は地上部が枯れる地域と枯れない地域があるみたいです。地上部が無くなってもまた春になると芽を出します。
管理は楽、手間がかからないで花も咲きますし、株が増えます。ただし株が小さいと花が少ない傾向があり、咲いてもまばら。植え付けの時期はすでに
ペチュニアや
ロベリアといった夏の暑さに強くて長く楽しめる
園芸品種が出回っていますので、マルバストラムに手が伸びるのは、ガーデニングに慣れている人。玄人好みです。
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水やり
マルバストラムは見た目に反して意外と乾燥に強く、加湿はよくありません。土が乾いているようであれば、水をやるという頻度です。
鉢植えにした場合は、春と秋は毎日、夏は朝と夕方の二回、しっかりと水をやります。庭植えにした場合は、日照っているようであれば水をやる程度で十分です。
肥料
よく開花し、
肥料を消費するので春から夏に掛けて2週間に1回程度、液体肥料をあげるか、春に一回、緩効性肥料をやります。肥料が切れると開花が鈍くなります。庭植えの場合は追肥は不要ですが、あまりに開花が鈍いなら、鉢植えと同じように肥料をやってみてください。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
マルバストラムは背丈が20センチか30センチほどですが、横へ横へと伸びていきます。暑さ寒さに強く、繁殖力もありますので、他の植物を植えている庭に植えると、駆逐するかもしれませんので、鉢植えがオススメ。
植え付けに適した時期は春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)ですが、時期はさほど選ばず、流通するのは開花する5月〜7月あたりで、この頃に植え付けてもいいです。植え替えは毎年やらないと
根詰まりしやすいです。
用土
土は
水はけの良いものが好ましいですが、市販されている花と野菜の
培養土で十分です。もしくは
赤玉土7に
腐葉土3を混ぜたもので植え付けします。
鉢植えの植え付け・植え替え手順
最初は
5号鉢に1苗を植え、毎年1号か2号づつ大きな鉢に植え替えていきます。
鉢の底の穴を網で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を入れ、
用土と株を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るまで、水をやって完成です。植え替えの際は土を3分の1ほど落として、傷んだ根を切って整理してから植え替えます。
庭植えの手順
庭植えの場合は、深さ20cmを掘り返して、この土に腐葉土か
堆肥を2割ほど追加して用土とします。ここに株同士を15cm〜20cm以上空けて植えます。横に広がるのでもっと空けて植えてもいずれは埋まります。
管理場所・日当たり
日当たりが好ましいですが、
半日陰でも花が咲きます。といっても半日陰だと徒長して花つきは悪くなります。関東南部なら戸外で放置で越冬します。土が凍ると冬に枯れるので、関東北部・東北などの寒冷地では土が凍らないように冬は腐葉土などで
マルチングをします。
剪定
ツルが地を這って広がっていくので、予定の範囲外に広がったら切って、地に根を張っているならその部分は引っこ抜いてしまいます。
病気・害虫
アブラムシ
新芽に大量にたかって汁を吸い、生育不良を起こします。少量のアブラムシから大量に発生するので早めに駆除します。
ハマキムシ
葉っぱを巻いて、内部に住んでいます。発生したら巻いた葉っぱを摘んでその場で
フミツブースします。大量に発生するようなら薬剤を散布しますが、そこまでには至らないです。
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