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トルコギキョウの育て方

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トルコギキョウ
目次
トルコギキョウとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
トルコギキョウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
トルコギキョウ
科名
リンドウ科
属名
ユーストマ属
学名
Eustoma
耐寒
5度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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トルコギキョウとは?

トルコキキョウはリンドウ科多年草ですが、夏の暑さに弱いですし、株の寿命が短いため、一年草と考えた方が気が楽。秋に種蒔きし(寒冷地では春)、冬を越して夏に花を咲かせ、基本的に花が終わると枯れてしまう一年草扱い。元々自生地では、環境によって一年草にも宿根にもなるので、ガーデナーさんによっては夏越しして何年も咲かせる人もいます。

「宿根トルコキキョウ」という夏越ししやすいタイプも流通し始めています。ただし、トルコキキョウは二年か三年ほどで株が老化して消えてなくなりますので、夏越しにこだわってもメリットは薄いかも。
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水やり

土が乾いたら水をやる。という一般的な水やりの方法です。乾燥地帯の植物ですので、少々の乾燥はなんともありません。土が濡れているうちは水はやらないでください。

トルコギキョウは蒸れに弱く、水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。特に花を咲かせる梅雨から夏にかけて、腐りやすく、水やりがポイントになります。

水が花びらやツボミにかかると花が傷んでしまいます。水は土に注ぐようにしてください。花の傷んだところから病気が発生することがありますので、傷んでいるようであれば切り取ります。

肥料

庭植えの場合は5月〜6月に化成肥料を説明書きの規定量だけ周囲にまきます。鉢植えの場合は同じ時期に鉢のフチ近くに置きます。

植え付け・植えかえ

種蒔き・育苗

発芽温度は20度。寒冷地での種蒔きは3月~4月、その他の地域では9月~10月に種を蒔きます。種蒔きは若干難しいです。特に毎年、種を採取して…というのは大変です。トルコキキョウの種は非常に小さく、採種そのものが難しいです。プロの農家でも上手くいかないことがあります。種苗会社が販売している種は蒔きやすいようにコーディングしてあります。

ジフィーセブンでもいいですし、ポットに土を入れてもいいので種まき床を用意します。ここに種を何粒がまき、土をかけずに、乾燥しないように水をやって、明るい日陰で管理していると発芽します。水やりは霧吹きで遠くから種が飛ばないように吹きかけましょう。

本葉が四枚になるまでは室内で管理し、六枚〜八枚になったら植え付けます。
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時期

一般的には苗を植え付けします。

苗は12月から4月前後まで出回りますのでこれを植え付けて育てます。苗を植えるのは流通しているときに行います。購入したらすぐに植えましょう。苗ではなく花の咲いた鉢は5月から7月に出回ります。

用土

植え付け・植え替えの用土赤玉土7に腐葉土3と化成肥料を混ぜたものか、市販の花と野菜の土を使います。

鉢植えの植え付け・植え替えの手順

梅雨時期に雨に晒されると腐ってしまうことがあるために、プランターや鉢植えに植え付けして、軒下で管理するのが無難です。

6号鉢に1苗、8号〜10号鉢なら3苗、プランターなら4苗を植えます

鉢植えの底の穴に鉢底ネット(鉢底網)を敷き、その上に鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど敷きます。その上に新しい用土を追加し、株を植え、株の周りに隙間があれば用土で埋めます。 最後にしっかりと水やりをして完成です。苗の土はいじらないようにしてください。根をいじると生育不良を起こします。

もしも夏越しして根詰まりしているようなら、植え替えをします。古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、1号か2号だけ大きな鉢に植え替えます。

庭植えの手順は?

深さ20cmを掘り返し、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割の割合で入れて、化成肥料を規定量だけ入れてよく混ぜて用土を作ります。穴に用土を半分戻して苗を配置します。苗同士は15cm離し、苗の土はほぐさないで、植え付けてください。あとは隙間に用土を入れて行って、最後にしっかりと水をやって完成です。

管理場所・日当たり

トルコギキョウは強い光を好みます。日当たりのよい場所で管理するのが基本です。ただし、過湿に弱いです。もともと乾燥地帯の植物で日本の夏の蒸れに弱いです。

5度以上で越冬。霜に当たると枯れますので、防寒が必要です。寒冷地でなければ、軒下や何かの植物の陰になって霜を防げば越冬もします。それに地上部が見当たらなくても春になれば芽が出ることもあります。寒さが厳しいならば日当たりの良い室内で管理します。

冬は活動が鈍っているので水やりは控えめにしてください。

これ以降は日当たりの良い場所で管理します。出来れば雨が当たらない場所です。ツボミや花が雨に当たると傷んでしまいます。

直射日光にも負けませんが、蒸れに弱く、温度が30度を越えてくると成長が止まります。梅雨あたりに半日陰で風通しの良いところに移動させ、夏越しさせましょう。水やりにも気を付けて、控えます。

花が終わると枯れるものですが、上手く夏越しすると秋以降も持ち越せます。ただし、株が老化しやすくいずれ消えてしまいます。

病気・害虫

ハダニアブラムシなどが発生しますが、それより蒸れによる病気の方が問題になります。水やりを控え、風通しの良い場所で管理しましょう。

特徴・由来・伝承

トルコギキョウと呼ばれているのですが、原産地はアメリカのテキサス州。19世紀にプランツハンターによってイギリスに渡り、その後大正から昭和にかけて日本に渡来。農家によって生産されるようになる。外国でもガーデニング材として、また切花として流通していましたが、世界大戦の中でトルコギキョウの生産はほとんどの国で途絶えました。その中でなぜか、日本では戦争中も細々とですが、生産が続き、現在世界で流通しているトルコギキョウの多くは日本で改良品種されたものです。

トルコギキョウはトルコ原産でもなく、またキキョウとも関係がありません。キキョウという名前は、一重咲きの姿がキキョウに似ているからでしょうが、「トルコ」に関してはハッキリしません。トルコから渡来したと考えられていたから(輸入したのが偶然トルコだった?)だとか、色がトルコ石を連想させるから、とも。

アレンジメントや花束では一般的な花になりました。特に深い色合いの紫は、お供えの花の中では鮮やかで人気があります。
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トルコキキョウ・モレットマリン
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