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クラリンドウの育て方…花が終わったら剪定をしましょう

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クラリンドウ
目次
クラリンドウの特徴は?
花が終わったら…剪定
水やり
肥料
管理場所・日当たり
植え付け・植えかえ
挿し木
病気・害虫
特徴・由来・伝承
最後に…
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学名などの基礎データ
クラリンドウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
クラリンドウ
科名
クマツヅラ科
属名
クサギ属
学名
Clerodendrum wallichii
別名
クレロデンドルム・タガヤサン・グレープバニラ
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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クラリンドウの特徴は?

クラリンドウ(クレロデンドルム・ウォリッキー)はインド原産のシソ科クサギ属(クレロデンドルム属)の常緑低木。秋(9月10月)あたりに開花した株が流通する。最近はあんまり見かけない(ような気がする)。

クラリンドウは成長が早く、頑健。冬に寒さに若干弱く、強い寒波に当たると落葉して枯れたようになりますが、枯死していなければ、春にはまた新芽が出てきます。そのくらい乱暴な育て方をしても毎年花を咲かせる植物です。
樹高1m
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花が終わったら…剪定

剪定は花が終わった直後に行ってください。花芽は花が終わって二ヶ月後くらいから出来始めます。コレ以降に剪定すると翌年の花芽まで切りおとすことになります。剪定しないと何メートルも大きくなります。

クラリンドウは基本的には気温と日光と水があれば邪魔なくらいに生育するもので、多少強く刈り込んでも問題ないです。そもそも、冬に寒さで地上部がなくなっても春に芽吹いてワサワサになるくらいなんだから、剪定の強弱は気にしない。大事なのは時期。

水やり

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をしっかりとやります。土が濡れている間は水は控えて下さい。濡れているのに水をやっていると根腐れします。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、植え付け直後にしっかりと水をやり根付かせた後は、日照りで乾燥しない限りは、雨だけで十分です。

肥料

クラリンドウは肥料が不足すると花が咲きづらいですので、必ず追肥しましょう。活動が始まり、生育がよくなる5月から、開花が止まり活動が止まる11月あたりまでのうち、真夏以外に液体肥料を週に一回やるか、化成肥料を1ヶ月に一回やります。

真夏に肥料成分があると根を傷めてしまうので、流れ出やすい液体肥料が調節しやすく、初心者向けです。
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管理場所・日当たり

日光を好みますので春と秋は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理します。

庭植えにするならば、戸外の半日陰に植えましょう。霜が降りる地域では半日陰で霜の当たらない軒下に植えます。

夏越し

夏の直射日光に当たると葉やけして株が弱ります。鉢植えの場合は夏は半日陰か明るい日陰に移動して、直射日光を避けます。

越冬

冬は寒さに弱いので基本的には室内で管理をします。クラリンドウは寒さに弱いといっても0度前後まで耐えますから、寒冷地でなく、軒下や霜よけがあれば、戸外で越冬も可能です(ただし土が凍ると枯れる)。

また、落葉し枝だけになっても、枯死していなければ、春にはまた芽が出ますので、戸外に植えっぱなしでもOK。霜が降りる地域では根本に腐葉土やワラをしいて土が凍るのを防いで下さい。
●基本的には鉢植えにして冬は室内で管理するのが無難。
●秋に流通するので、一年目は室内で冬を越させて、春に庭植えして、2年目の冬は戸外での越冬させる。枯れたら諦め、越冬したらラッキーという気持ちで。1年目に花を楽しんだから、それでよし!という考えで。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

4月〜5月の春に植え付け、植え替えをするといいです。鉢植えの植え替えは2年に一回植え替えをします。

用土

通常の土でいいです。市販の花と野菜の土か赤玉土6腐葉土4を混ぜた水はけがよく水もちの良い土を好みます。

鉢植え

最初は7号〜8号鉢に1苗を植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

越冬したら春に、土を3分の1ほど落とし、根の負担を減らすために、地上部を半分まで刈り込んで同じ大きさの鉢か、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

挿し木

挿し木で増やせます。

生育時期に10cmを切って、下葉を取って、赤玉土小粒の苗床に刺して、明るい日陰で乾燥しないように管理していると発根し、植え付けるといいです。花が咲いたあとに実ができますので、種から増やすことも出来るのですが、一般的ではなく、挿し木の方が楽に増えます。

病気・害虫

ハダニなどが発生する。

特徴・由来・伝承

インドヒマラヤ原産で、日光を好むものの、夏の直射には弱く、冬も寒さに弱いです。クラリンドウの名前で流通することが多いですが、正式は「クレロデンドルム・ウォリッキー」といいます。長くて分かりずらくて言いにくいので、クラリンドウが一般的です。

抜けるような白い花が垂れ下がって咲く姿は優雅。

最後に…

同じクマツヅラ科クサギ属(クレロデンドラム属)の植物では開花時期が全然違うのですが、
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