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イソギク(磯菊)の育て方…春〜夏に切り戻し剪定して、花を増やしましょう

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イソギク
目次
イソギクの特徴は?
切り戻し・剪定・摘芯
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
水やり
肥料
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
イソギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
イソギク
科名
キク科
属名
キク属
学名
Chrysanthemum pacificum
別名
磯菊
耐寒
マイナス20度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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イソギクの特徴は?

イソギク:イソギクの特徴は?
イソギク(磯菊)は日本に自生するキク科キク属の多年草。海岸の乾燥した地域に適応していて、乾燥に強く、キク科の植物にしては成長が遅いです。崖に生えるときはコンモリとした株になり、平地の土に植えると地下茎で増え、カーペット状に広がります。自生地は伊豆諸島海岸。そこから「磯菊」と呼ばれます。
イソギク:補足情報
葉っぱの裏に小さな白い毛が生えていて、その毛が表まで回っているために、葉っぱを上から見ると、葉っぱに白い縁取りがあるように見えます。

縁取りの葉っぱに、晩秋まで咲く黄色い小さな花、手間がかからず管理が楽、頑健で初心者向きです。
草丈20cm〜40cm
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切り戻し・剪定・摘芯

春に苗を植えつけた後、生育する5月〜8月に伸びたツルの先を摘みます。これを摘芯と言います。するとその下の葉の根元からワキ枝が出てきます。その出た枝をまた摘芯する…ってのを8月まで2回か3回し、枝をしっかりと出させます。

8月までとするのは、9月以降に花芽ができ、それが秋〜冬に開花するからです。9月以降に切り戻すと花を落としてしまうので避けます。

で、開花し、花が終わったら株全体を、高さ半分くらいに刈り込んでおきます。ここで切っておかないと大きくなりすぎ、乱れててスカスカになります。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

春に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合はできれば毎年か、最低でも2年か一回植え替えをします。

用土

鉢植えの場合、一般的な培養土パーライトか川砂を1割〜2割ほど追加して水はけをよくしたものを使います。自作するなら赤玉土4川砂3腐葉土3を混ぜたものか、赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

庭植えする場合は、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜ、水はけが悪いのであれば、水はけをよくするために、川砂・軽石小粒・パーライトなどを混ぜておきます。

鉢植え

最初は6号〜7号鉢に1苗を植えます。 鉢は素焼きでもいいですしプラ鉢でもいいです。どうしても水やりが多くなりがちな人は素焼きにしましょう。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替えの場合は土を3分の1ほど落とし、同じ大きさの鉢か、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの際に株分けも可能です。

庭植え

深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

増えすぎているなら、株分けも可能です。植え付けの時期に掘り上げて適当に割って、植え直すといいです。

挿し芽で増やす

挿し芽で簡単に増えます。挿し芽をするのは春。5cm〜7cmほど切って、赤玉土小粒の単用土に挿して、乾燥しないように明るい日陰で管理していると発根します。根が出たら植え替えをします。一般的には株分けで増やします。

管理場所・日当たり

日当たりのいい、水はけのよい場所が適しています。海岸の崖などの非常に厳しい場所で生育する植物ですから、夏の暑さにも乾燥にも強く、寒さにも強いのですが、反対に、日当たりが悪かったり、風通しが悪い、水はけが悪いと枯れてしまいます。特に風通し・水はけが悪いと下葉から枯れ込みます。

庭植えすると、地下茎で横へと広がり、大きく育ちます。といっても生育するスピードが速くないので、対応は可能です。あまり大きくならないように、抜いたり、摘芯などする必要があります。

冬も防寒の必要はありません。常緑で越冬します。

水やり

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾いていたら水をやります。水をやるときは鉢底から滲み出るくらいにやり、受け皿に溜まった水は捨ててください。イソギクは乾燥した状態を好み、土が長く濡れた状態だと、根が腐って枯れてしまいます。

冬は寒さで活動が止まっていますので、水やりは控えます。土が乾いてから数日経って水やりをする程度に控えてください。

庭植えの水やり

庭植えにした場合は、ほぼ自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに日照りが続くようなら水やりをする程度です。

肥料

庭植えの場合は、植え付けの際の元肥をしていれば追肥は必要ありません。鉢植えの場合は、生育期に液肥を月に一回やるか、4月と12月に根本に緩効性肥料(化成肥料)を置き肥します。

病気・害虫

ほとんど見られません。

特徴・由来・伝承

多年草。花には俗に言う花びらがありません。よくマーガレットで花占いをしますが、あれで花びらを全部むしった後のような状態です。見た感じがアゲラタムに似ています。
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