オレアリアの育て方…梅雨前か夏前に刈り込んで風通しをよくしましょう
目次
オレアリアとは?植え付け・植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オレアリア
- 科名
- キク科
- 属名
- オレアリア属
- 学名
- Olearia lepidophylla
- 耐寒
- マイナス10度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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オレアリアとは?
オレアリアは
キク科オレアリア属のオーストラリア・ニュージーランド原産の常緑
低木。自生地では原種は2mの樹高になりますが日本で流通する品種は60cm前後と小さくまとまります。春と秋に黄色い花が咲きますが、さほど綺麗ではなく、あまり鑑賞価値はありません。
オレアリア・リトルスモーキー(Olearia axillaris)、シルバーナイト(Olearia lepidophylla)、アフィンといった品種があります。
シルバーリーフが特徴で、クリスマス・冬の
寄せ植えにも向いている新しいガーデニング材です。
高温多湿に弱いので、梅雨前か夏前に三分の一ほど
切り戻して、風通しをよくします。また夏の
水やりも工夫しましょう。水やりは朝か夕方にして昼は避けます。昼は気温があがって蒸れやすいからです。水は土に注ぐようにします。葉っぱに水が掛かると蒸れて腐りやすいからです。
花言葉
花言葉は「清純」。葉色からきていますね。
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植え付け・植えかえ
時期
植え替え・植え付けは梅雨〜夏を避けた時期。春でもいいが、晩春だと回復する前に梅雨が来て、そのまま枯れることがある。
用土
水はけの良い土に植えることで
夏越しの確率が上がります。
市販されている花と野菜の土か、ここに川砂や
パーライトを2割ほど追加して
水捌けをよくしてから使います。もしくは
観葉植物用の土でもいいです。もしくは
赤玉土5
腐葉土3川砂(もしくはパーライト)2を混ぜたもので植え付けをします。
鉢植えの植え付け・植え替えの手順
鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、
用土を少し入れ、苗を置きます。苗の地表が鉢のフチより2cm下になるように調節します。この2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。
植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、現在よりひとまわり大きな鉢に植え替えます。これ以上大きくできない場合は、少し土を落として同じ大きさの鉢に植え替えます。
庭植えの手順は?
梅雨・夏に枯れるものと割り切れば、庭植えでも構いません。最初から
半日陰の涼しいところで管理すれば、地域によりますが夏越しも可能です。
庭土を深さ20cmほど掘り返し、土に腐葉土か
堆肥を元の土に対して2割ほど入れてよく混ぜて用土とします。粘土質で水はけが悪いなら、植えないか、軽石小粒か川砂を混ぜて、水はけをよくしておきます。
穴に半分だけ用土を戻し、苗を入れ、隙間に用土を入れていって、しっかりと水をやって完成です。
管理場所・日当たり
春・秋・冬は日当たりで育てて下さい。
夏越し
オレアリアは乾燥地帯の植物なので日本の夏の多湿が苦手で、夏越しがポイントになります。
夏は風通しの良い半日陰に移動できるのであれば移動してください。また、梅雨・秋の長雨で腐りやすいです。前もって刈り込んでも枯れるので、鉢植えにしてその都度、管理場所を変える方がよいです。
越冬
冬の寒さには強くマイナス10度まで耐えられます。ただし、霜に当たると枯れなくても葉が傷んでしまうので、霜の当たらない軒下で管理するか、霜除けをします。
暖地以外では鉢植えで室内に取り込んだ方が無難です。
水やり
乾燥に強く、過湿に弱い性質です。土が乾いていたら、鉢の底から水が出るくらいに水をしっかりとやってください。水をやりすぎると、根が腐ってしまいます。春と秋は大体二日に一回か毎日。年間を通して、土が濡れていたら水やりはしないでください。
夏の水やり
梅雨前に過湿を防ぐ為に三分の一ほど切り戻しをします。
夏も土の状態を見て1日二回朝と夕方に水をやります。昼に水をやると蒸れますし、水が沸騰して根を傷めるので避けます。
冬の水やり
冬は水の蒸発が鈍くなりますので、水を控えます。水やりを控えるというのは頻度を減らすという意味で、一回の水やりの量ではないです。土が乾いてから水やりをします。
肥料
肥料はなくても生育しますし、肥料が多いと調子を崩すのであくまで控えめにします。2月〜3月あたりに、春の新芽のために一回だけ、緩効性化成肥料を少量だけ株元にやるか、生育時に様子を見て薄い液体肥料をやります。
病気・害虫
ほとんど見られない。
それより過湿による
根腐れの方がずっと問題。
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