ラミウムの育て方

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ラミウムの基礎データ

ラミウム
科名
シソ科
属名
オドリコソウ属
学名
Lamium
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
ラミウムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ラミウムとは?

ラミウム:ラミウムとは?
ラミウムはシソ科オドリコソウ属(ラミウム属)の多年草。ガーデニングでよく見るのは紫の花が咲く「ラミウム・マクラツム(Lamium maculatum)」と黄色い花が咲く「ラミウム・ガレオブドロン(Lamium galeobdolon)」。横へとランナーを伸ばして、先が少し上へ立ち上がります。釣り鉢(ハンギンバスケット)に植えるのにも向いています。少し湿潤な――ジメジメした環境を好み、水が切れて乾燥すると葉っぱが茶色く変色してカリカリになります。

半日陰が適していますが、夏でなければ日当たりでも生育しますので、寄せ植えにもよく利用されます。半日陰を好むことからシェードガーデングランドカバーによく利用されます。

ラミウムの種類

ラミウム・マクラツム

このページの一番上に掲載している画像はマクラツムです。画像のようにマクラツムは紫の花が咲きます。マクラツムのビーコンシルバーはマクラツムの園芸品種で、葉っぱに銀の斑が入る。

ラミウム・ガレオブドロン

ガレオブドロンは黄色い花が咲くラミウムの一種。そのうち、ハーマンズ・プライドはガレオブドロンの園芸品種で、葉っぱに銀の斑が入る。

水やり

春から秋に掛けては、水をしっかりとやります。土が乾燥してから水をやっては遅いですので、乾ききる前に水をやってください。水をやるときは鉢のそこから水が出るくらいにシッカリとやって下さい。土が絶えず湿っているくらいの状態を保ちます。

夏は高温すぎて生育が鈍くなり、水を吸い上げなくなります。夏は逆に水が多いと過湿で腐ってしまうので、土とラミウムの様子を見て水やりを調節します。

長雨に腐る
葉っぱがよく茂るために梅雨の時期には蒸れて腐ることがあります。鉢植えであれば雨の当たらない場所へ移動させます。移動できないならば、梅雨前に枯れた葉っぱをむしったり、葉っぱを間引いて風通しをよくします。

肥料

庭植えの場合は、追肥は不要です。鉢植えの場合は、生育する春と秋に2週に一回液体肥料をやるとよく生育します。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

真夏以外は植え付け・植え替えが可能です。根詰まりを起こす前に植え替えをしましょう。大体2年か3年に一回植え替えをします。植え替えの際に株分けも可能です。

用土

植え替え・植え付けは市販されている花と野菜の土(培養土)で植え付けをします。もしくはこの培養土に軽石日向土赤玉土などを1割ほど混ぜて水はけをよくして用土とします。

鉢植えの手順

鉢植えの場合は5号〜7号に1苗くらいを目安にして植え付けます。

株を鉢から取り出し、古い土を三分の一ほど落として、傷んだ根をハサミで切って取り除きます。新しい鉢は同じ大きさのものでもいいし、ひとまわり大きな鉢でもいいです。新しい鉢の底の穴を網で塞ぎ、その網の上に軽石(鉢底石)を2cm入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて行って、最後に水をしっかりとやります。
参考:鉢の大きさ(号)と土の量

庭植えの手順

植え付けの1週間前に深さ15cmを掘り返して、掘り出した土に対して2割ほど腐葉土堆肥を追加して、化成肥料を少量足して、用土とします。1週間ほど寝かして土を馴染ませてから植え付けます。株間は20cm〜25cm空けて植えるようにします。最後にしっかりと水をやって完成です。

増やし方

茎から根を伸ばして横へと伸びていくので、適当に切って土に挿すだけで、株を増やすのは簡単です。

管理場所・日当たり

ラミウムは半日陰の環境が向いています。春や秋のまだ柔らかな日差しならば日当たりでもいいのですが、ちょっと直射日光が強くなると葉っぱが葉やけしてしまいます。少々の日陰くらいなら耐えますので年間を通して半日陰で管理します。

日光がよくあたっていると花が咲きますが、花がメインの植物ではないので、無理に日当たりで管理する必要はないです。

暑さに弱いので、日当たりに植えつけた場合は、夏にはヨシズなどで遮光してあげます。

越冬

ラミウムの耐寒温度はマイナス10度〜マイナス25度とかなり耐寒性があり、戸外で越冬可能ですが、あまりに寒いと落葉して茎だけになります。しかし、根まで枯れていなければ春なって芽を吹きます。

病害虫

斑点病
菌(カビ)の繁殖により、葉っぱに斑点の症状が出る。殺菌剤を散布することである程度の予防と治療が可能です。湿度の高い環境で、ラミウムが弱ると発生しやすい。

ナメクジ
ナメクジは湿度の高い梅雨前後によく見られ、葉っぱを食害する。葉っぱにヌラヌラと虹色に光る跡が見られたら、ナメクジが発生していると考えましょう。夜に活動するので、昼に出会ってもそれは「一部のナメクジ」ですから、誘引駆除剤で一網打尽にしてしまいましょう。
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特徴・由来・伝承

シソ科の植物で、横へとランナーを伸ばして広がるグランドカバーに利用されます。花が咲きます。花もキレイですが花が咲くと株が弱くなるのか葉っぱに艶がなくなるなどします。葉っぱを鑑賞するのであれば花は摘んでしまったほうがいいでしょう。

葉っぱに色合いが多種あって、鮮やかな黄緑や濃い緑、そこに斑入りの品種があり、多種です。
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