パセリの育て方

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パセリ(モスカールドパセリ)

パセリ
科名セリ科
学名Petroselium
別名モスカールドパセリ
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料

目次

  1. パセリの育て方
  2. 栽培計画
  3. パセリの水やり
  4. パセリの肥料
  5. パセリの植えかえ・種蒔き
  6. パセリの管理場所・日当たり
  7. 花茎を摘む
  8. 収穫
  9. 来年に向けて
  10. パセリの病害虫
  11. パセリの由来・伝承
  12. 雑記
  13. SNSボタン・関連記事
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パセリの育て方

パセリの育て方
文章の修正概要
パセリはセリ科の2年草です。大切に育てても、種を蒔いてから1年ほど経つと寿命で枯れてしまいがち(何年か生育することもある)。薹(トウ=花茎)が立つと固くなって味がまずくなりますし、開花後に種をつけると枯れますので花芽をまめに摘みましょう。 また、陽に当たり過ぎると、葉が固くなります。 柔らかい葉にするためには半日陰くらいで育てる方が良いです。
種子から育てると植え付けまでにおよそ70日程度かかります。苗を買うと値段も150円~200円でお得で楽です。
下の方の外側の葉から順に収穫して常に10枚くらい葉を残しておきましょう。
まとめ
●収穫が長い間楽しめます。
●成長が早くそのため適度に間引いて(=収穫して)風通しを良くしましょう。
●タネから育てると収穫まで時間がかかるので苗を買うのが一般的。
●陽に当たり過ぎるとよくありません。
●花がつくと葉が固くなるので速攻摘みましょう。
アブラムシが付きやすいです。
●成長が早く密集しやすくムレやすい。害虫病気予防のため収穫しましょう。

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栽培計画

栽培計画
文章の修正まずは春に苗を
パセリは春蒔きと秋蒔きがあります。初心者は春に店頭に出る苗を買って、これを鉢・プランター・地植えにしましょう。これがとりあえず無難。パセリは春以降になると花芽が伸びて、花が咲くと寿命で枯れ込んでくるので、春に苗を買って植えると、花芽を摘んでばっかりな印象になりますが、まぁ、そういうものです。そもそも大量に消費するものでもないので十分です。

しかし、種蒔きがしたい!って人もいます。そういう人は秋蒔きをしましょう。春蒔きは生育が早いですが苗が幼いときに病害虫の被害に遭いやすいため、栽培は難しいです。秋蒔きの方が栽培は簡単。ただし、秋から冬の生育は不安になる程に遅いです。
●ここでの二年草ってのは秋に種子を蒔いて冬を越して翌年の冬までに枯れる植物のこと。二年草とされるが、花茎を取り、夏と冬を越せば、寿命が来ずに何年か生育することもある。ネットでは二年株・三年株・四年株、はては五年株なんてのもあるとされる。

パセリの水やり

文章の修正意外に乾燥に弱いです
乾燥に弱いので、春~秋にかけては、土が湿っているくらいが丁度いいです。水が切れるとすぐにグッタリしてきます。冬は生育しないので水を控えてください。鉢植えで水やりをするときは、鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。
●パセリは根から他の植物の生育を阻害する物質を出す(アレロパシー)。ところがパセリ自身もこの物質が一定量を超えると自家中毒のような状態を起こす。水やりで鉢底からしっかりと水が出るまでやることで、この物質を洗い流す。
●水やりが多いと茎が柔らかくなる。

パセリの肥料

文章の修正肥料は切らさないように
春~秋にかけては肥料を切らさないようにしましょう。一週間に一回程度液体肥料を与えてください。肥料が切れると葉っぱが黄色くなります。冬は生育が止まっているので肥料をやらないでください。
●肥料は株が弱っている時にやるとトドメになります。

パセリの植えかえ・種蒔き

種子から育てる

パセリの植えかえ・種蒔き
文章の修正種子から育てる
種蒔きの時期は春蒔き3月〜4月(収穫は6月から11月)の場合と、秋蒔き9月〜10月(収穫は4月から11月)とあり、秋蒔きの方が収穫時期が長くてお得です。

苗を作るポットに野菜の土を入れましょう。種子は1晩水に漬けてから蒔くと良いでしょう。一つの穴(もしくはポット)に数個のタネを蒔き、その上に土はごく薄く隠れる程度(5mmほど)に被せましょう。パセリの種子は好光性で光が当たらないと発芽しませんから、土を厚く被せると発芽しなくなります。土が乾かないように水やりをします。発芽温度は15度〜20度。発芽までは10日から20日かかります。

発芽したら、10日に1回、液肥(500倍)をやりましょう。本葉が2枚のころに1株に間引きましょう。 発芽から植え付けまでは70日ほどかかります。
●根っこがついていない限り挿しても根は出てきませんので、スーパーで買ってきたパセリ(根が切ってある)では挿し芽はできません。
●発芽率がよくないので、一つのポットに数個の種子を蒔きます。
●パセリの葉っぱは縮れているんですが、発芽してしばらく縮れていない。徐々に縮れてきます。気にしないで育てましょう。
●20度以上なくても発芽はするが、発芽には時間がかかる。

苗について

文章の修正基本的に直根性で植え替えはできない。失敗しやすいです。
苗は複数の株が生えている
苗をよく見ると、複数の株が一緒になっています。ポットに複数の株が混成していると、一株づつが小さく細く育つ。これを避けるには株を分けるか、間引いて一株にする(他の株をハサミで切ってしまう)。ただ、混成のままでも枯れるわけではないので、そのままでもいいです。

この株を別々に植えることはやめた方がいいです。ただし、本葉が3枚くらいで苗がまだ育っていないなら、根を水につけ、丁寧にほぐして根を傷つけないようにするならうまくいきます。太い根さえ傷つかなければ、多少細い根が切れても枯れることはないです。ま、そこまでするほどのことではないので、ほぐさずに植えましょう。
●株を分けるとたくさん収穫できるんですが、一家庭で一株(=1苗=1鉢)以上は不要なので、そこまでやらなくてもいい。
●12月〜2月も苗を販売しているが、この苗はどうしても貧弱。これは別に生産者の栽培方法がまずいのではなくて、この時期のパセリはそういうもの。この時期は生育しておらず、水やりは控えめにしないと根腐れを起こして枯れていく。

庭植えの植え付け

文章の修正庭植えの植え付け
酸性の土に弱いので、植え付ける2週間前から土作りを始めましょう。
畑は苗を植える2週間前に深さ30cmほど堀り、その土に苦土石灰を混ぜ中和させます。1週間経って堆肥と元肥を入れて耕しておきましょう。パセリは直根性で深くまで根を張るので植える場所は深く耕しておきます。土を戻し、平畝を作って株間20cm〜30cmで苗を植えます。

種子を庭・畑に蒔いてもいいですが、種子は発芽率が悪く、発芽まで時間がかかるため、雑草に埋もれがち。ビニールマルチをして雑草を抑えるならいいです。ポットで苗を作ってから植え付けた方がよいです。
連作障害あります(1年間は同じ場所に植えない)
●直根性なので苗の土や根を解さないで植えます。

鉢植えの植え付け

文章の修正鉢植えの植え付け
根がまっすぐ深く張るので浅鉢ではなく縦長の「深い」鉢に植え付けましょう。土は、赤玉土7:腐葉土3ほどの割合の土か、市販の花・野菜用の土を使います。底に軽石と土を入れ、間隔を15~20cm空けて植えていきましょう。
●プランターで植えてもいいですがプランターでもできるだけ「深い」ものを用意しましょう。
●一家庭で消費するならば、それほど大きなものは必要ないです。6号鉢に苗を一つ入れて育てた方がいいです。
●直根性なので苗の土や根を解さないで植えます。
●鉢はできるだけ深いものを使う。

パセリの管理場所・日当たり

パセリの管理場所・日当たり
文章の修正半日陰が適しています
半日陰(一日のうち数時間だけ日が当たる場所)で育つので、キッチンの出窓や、ベランダで充分育ちますが、日が当たると葉っぱの増え方が全く違います。しかし日当たりがよいと葉っぱが硬くなります。何度か育ててみて丁度いいポジションを探しましょう。
戸外は照り返しなどに注意
乾燥に弱いので、真夏は半日陰に移動するか、室内に移動してください。西日やコンクリートの照り返しなどにも気をつけてください。
耐寒温度は5度。霜に当たると枯れます
生育温度は5℃なので、霜に当たると枯れますが、地面の凍結しない暖地では、軒下であれば戸外の越冬も可能です。寒風が強い場合は室内で管理してください。
●冬を越したパセリは初夏ごろ開花するまで、収穫ができます。

花茎を摘む

花茎を摘む
文章の修正気温が高くなってくると、パセリは子孫を残そうと花茎を伸ばします。花茎は他の茎とは全然違うので一目瞭然です。この花茎が伸びると、生育が悪くなり、花が咲くと種子を残すことにパセリがエネルギーを注ぐため、寿命が切れて株が枯れてきます。なのでこの花茎を摘むことが長期間収穫する大事なコツです。
●花茎を伸ばすということは、その分だけ葉っぱが伸びないということで、収穫が鈍くなる。花茎は食べるのは難しいが、煮れば香りは出る。空のティーパックに入れて煮出せば料理の香り付けはできます。

収穫

文章の修正外側の葉っぱから、手で剥ぎ取ります。ハサミで切ると余った茎が傷んでしまい、そこから病気になることも。手で簡単に取れますし、大量に利用するものでもないので問題ないです。収穫して1週間ほどで元に戻るのでまた収穫できます。
●必要な時に摘んで食べるので香りがよく美味しい。新芽がとくに美味しい。
ハーブバターにするのもあり。
●冷凍保存もできる。
●パセリの天ぷらはおいしい。
●葉っぱがワサワサにしげると病気になりやすいので、収穫して風通しよくしましょう。

来年に向けて

文章の修正夏30度以上の高温になると枯れてしまうか、生育は止まることが多い。もちろん夏を越えることもある。半日陰の涼しいところか室内で管理すれば夏も越えられる。秋になって涼しくなれば、また戸外で管理し、冬になったら室内に取り込み、室内の日当たりで管理する。これで二年、三年と栽培し続けることは可能。まぁ、苗が100円なんでそこまでして栽培を継続させる意味はないだろうし、寿命・アレロパシーで枯れる(というか弱る)ので、軽い気持ちで挑戦するのであればいいと思います。

葉っぱの縮れていないイタリアンパセリの方が寒さに強いので、越冬を試したい人はそちらを。イタリアンパセリは降雪では枯れません。関東なら戸外で越冬も可能。イタリアンパセリは大きく育つ(横幅1m)し、根も深い(深さ30cm)です。
●種子を採取して、翌年にまくことも可能。種子はスズメが食べるので注意。環境によっては、こぼれダネでも出てくる。
●花茎が出ることを「トウがたつ」とも言う。トウが立つころには葉っぱが硬くなるので、次の苗を植えた方がいい!って人もいる。また、放置して種子をつくり、そのままこぼれダネで更新するって人もいる。

パセリの病害虫

パセリの病害虫
文章の修正イモムシ(キアゲハの幼虫=画像の芋虫)、ヨトウムシコナジラミ、アブラムシ、ハダニなど。病気ではウドンコ病、柔腐病、立ち枯れ病。株が健康であれば、病害虫は発生しにくいので、何より大事なのは肥料・日光・風通しなどです。風通しが悪いと病害虫が発生しやすいので、適宜、葉っぱを収穫して風通しをよくしましょう。
キアゲハの幼虫
セリ科を専門に食べるイモムシで、かなり食欲旺盛で数匹で丸坊主になる。発見次第、踏み潰す。大きくなると緑と黒のストライプでなかなか気色悪いため、嫌われている。どうにも見たくないなら、室内で管理するべき。なお、丸坊主になっても、根が生きていればモサモサにはなります。

アブラムシ
葉っぱや茎の汁を吸う。新芽にたかってダメにしてしまうので、早めに駆除したい。カールした葉っぱの隙間に入り込んで出てこないことがあってムカつく。水につけてよく洗ってから調理しましょう。農薬を使わずに駆除しましょう。室内で管理していてもアブラムシが発生するのは納得いきませんが、発生するものは発生します。

ハダニ
蜘蛛の糸のようなものが見られたらハダニ。葉っぱの裏に住んで汁を吸う。

モザイク病
原因はウィルス。治療は不可能で、株を廃棄しないと他の株まで感染する。アブラムシやハダニによって感染させられるので、これらの虫を駆除するのが予防の第一。

ネキリムシが発生する。
アザミウマが発生する。モスピラン顆粒水溶剤などで駆除する。

パセリの由来・伝承

文章の修正パセリは料理のアクセントに使われるだけ、な感じがしますが栄養豊富なハーブです。
いわゆる日本のパセリはモスカールドパセリという種類です。海外では平たい葉のイタリアンパセリの方が一般で料理にもよく使われています。

生い茂った場合は、外側から食べましょう。内側は硬いです。

とにかく丈夫。室内で水を切らさなければ、ちゃんと生きてくれます。日が当たると葉っぱが元気に伸びますが、元々パセリを使う量を考えると、それほど丁寧に育てる必要って、そんなに無いかも…(家庭によりますが)

でも、大量にパセリが出来たときは『乾燥パセリ』をどうぞ。
●収穫したパセリを…
●電子レンジで水分を飛ばして、パリパリに
●それを手でほぐして、保管

気軽に始めて、楽しめて、食生活が豊になって、栄養も補給!初心者におすすめです。

雑記

文章の修正
●パセリと一緒にイタリアンパセリ(プレーンパセリ)を育てるといいです。かき揚げにすると香りが美味しいです。
●水耕栽培でも育つが、アレロパシーを洗い流すために、水換えを頻繁にする必要がある。よって土栽培の方が便利。
●ちょくちょく越冬させたパセリが美味しくないのはこのアレロパシーのせいかもしれない。生育不良を起こして香りや味が落ちる?
●パセリが数年も同じ場所で育つ場合と、そうでない場合があるのもアレロパシーのせいかもしれない(よくわからない)。水やりを頻繁にして洗い流せば、長期間の栽培が可能なのかな??
●秋蒔きの場合、発芽してから、ある程度の大きさになるまでは生育が遅いが、そこから先は生育が早い。なので苗から育てた方が楽。
●秋に種子を蒔いて春までは室内で栽培する。すると4月から収穫できる。
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