西安の育て方
目次
西安(シーアン)とは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 西安
- 科名
- アジサイ科
- 属名
- アジサイ属
- 学名
- Hydrangea
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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西安(シーアン)とは?
西安(シーアン)は
アジサイ科アジサイ属の落葉
低木の
アジサイの
園芸品種。春→夏→秋と徐々に色合いが変わるアジサイとして人気のあります。この色が変わるというところが良いような悪いような微妙なところで、アジサイを育てたことのある人ならば、分かると思いますが、アジサイは翌年の
花芽が8月に出来るのです。するとこの西安の目玉である「秋色」を見る頃には既に翌年の花芽が出来ていて、完全にしおれてから、この花を摘むと翌年の花芽まで落としてしまい、次の年には花が咲かないという事態に。
秋まで花を見て、それで枯れるものだと思ってしまえば問題ないです。正直な話、西安の秋色は別に綺麗というほどのものではないので、通常のアジサイ同様に7月中に花を切ってしまう方がいいと思います。
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水やり
店頭で販売している西安は、地上部の大きさに対して鉢が小さく、すぐに水切れを起こします。元々アジサイは水を欲しがる植物ですから尚更です。土が乾ききる前に水をやるようにしてください。
底面吸水になっていたら、春〜秋の間はここに絶えず水があるようにします。その他の水切れしないようにするテクニックを以下のページにまとめているので参考にしてください。
庭植えにしてしまえば、自然に降る雨だけでほぼほぼ十分です。一年目は鉢で鑑賞したら、翌年までに庭植えにするといいです。
肥料
花芽ができる7月〜8月あたりに緩効性化成
肥料を規定量やるといいです。
植え付け・植えかえ
時期
春から秋の間に植え替えをします。水を好む植物なので真夏は避けた方がいいです。鉢植えの場合は2年に一回植え替えをします。
用土
一般的な
培養土で植え替えるか、
紫陽花の土で植え替えます。
鉢植え
8号〜
10号鉢に植え替えましょう。古い土を3分の1ほど落としてから植え替えます。
新しい鉢の底の穴を、鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎます。その上に鉢底石(
軽石)を2cm入れて、その上に
用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れ、最後にしっかりと水をやります。できれば植え替え後1週間ほどは日陰で養生してから、通常の管理にします。
普通の鉢に植え替える手順を書いていますが、できれば8号〜10号の底面吸水の鉢に植え替えるといいです。
庭植え
庭植えができるのであれば庭植えにしてください。庭植えにすると日照りじゃない限り降雨だけで大丈夫なので楽です。
深さ30cm直径30cmの穴を掘り、必要であれば
苦土石灰で中和させます。中和するまで1週間かかるので、1週間後に
腐葉土か
堆肥を3割追加して、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に用土を戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、水をしっかりとやって完成です。
管理場所・日当たり
夏の直射日光が苦手なので、年間を通して
半日陰で管理するか、春と秋は戸外の日当たりで管理し、夏だけは半日陰に移動するか、遮光してください。冬は寒風に当たらないところで管理します。
購入直後は寒さに注意
アジサイは梅雨時に花を咲かせるものなのに、温室で育てて3月前後に出荷されることがあります。しかし3月前後はまだ霜の降りる時期、アジサイが寒さに強いと言っても、温室で過保護に育てられた西安を、そのまま真冬の戸外に置いておくと、完全に枯れないまでも花はしおれてしまいます。まだ寒い時期に購入、もしくはギフトで貰った場合は室内で管理してください。
剪定
西安は色が変わるのがウリの園芸品種なのですが、アジサイの
剪定は7月中に行うのがセオリーで、秋に剪定すると花芽まで落とすことになり、来年咲かなくなります。そこで1年目は鉢で、秋色を楽しんだら、2年目以降は通常のアジサイと同じように7月中に剪定するようにします。
詳細は以下のページを参考に。
特徴・由来・伝承
アジサイは英名で
ハイドランジア。水の器という意味です。水を欲しがり、水切れが起きやすいので、鉢植えの場合は気を付けてください。
西安はアジサイの園芸品種で、春から秋に掛けて花の色が変わるのが人気のギフト商品です。
詳細な栽培は
を参考にしてください。
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アジサイ科