スミダノハナビ(墨田の花火)の育て方
目次
スミダノハナビとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- スミダノハナビ
- 科名
- アジサイ科
- 属名
- アジサイ属
- 学名
- Hydrangea
- 別名
- 墨田の花火、花火アジサイ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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スミダノハナビとは?
墨田の花火(スミダノハナビ)は
アジサイ科アジサイ属(
ハイドランジア属)の
低木の
額紫陽花(
ガクアジサイ)の八重咲きの
園芸品種。サカタのタネが発売しています。花粉が出づらく、服が汚れにくいという特徴があります。古くからギフトや園芸用として鉢植えがよく販売されていますね。
参考:
両性花と装飾花(紫陽花・
アジサイの雑学)スポンサーリンク
水やり
鉢植えの場合は、土が乾燥しているようであれば、水をやってください。
アジサイは水を欲しがる植物で、水切れしやすいです。底面給水の鉢の場合は、春〜秋は鉢底にずっと水があるようにしてください。
庭植えの場合は、植え付け直後にしっかりと水をやり、二週間ほどはマメに水をやりますが、その後は降雨だけで大丈夫です。とはいっても、日照りが続いたり、乾燥するようであれば、水をやってください。
参考:
アジサイの夏の水やり・乾燥対策…腰水など肥料
8月に
花芽ができますので、8月〜9月に緩効性化成
肥料をやるといいです。あとは生育し始める4月5月に向けて3月に緩効性化成肥料を周囲に撒いてやるといいです。あと、4月5月にも液体肥料を2週に一回、緩効性化成肥料なら4月か5月に一回やるといいです。
植え付け・植えかえ
時期
乾燥が苦手なので、真夏(梅雨明け〜8月)を除いた5月から10月に植え替え・植え付けをします。基本的に頑健なので、真夏と真冬以外であれば植え替え・植え付けをしても問題ありません。
植え替えは2年に一回か、毎年します。
用土
花と野菜の
培養土(中性)か、
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使います。その場合は、青色にしたい場合は、赤玉土を半分
鹿沼土に換えたり、鹿沼土を追加して
酸性に調節します。ピンクにしたい場合は中性にします。
紫陽花の専用の土があるのでそれを使ってもいいです。
専用土の方が便利です。
ただ、
墨田の花火は「ガクアジサイとしては比較的に」phの影響は受けづらく、酸性にしたから真っ青になるとは限らないです。アルカリ性にしたからって真ピンクになるとは限らない。一般的には中性に調節し、「白」花にします。白にする場合は普通の培養土でいいです。
鉢について
市販されているアジサイの鉢が、株に対して非常に小さくなっています。これは鉢を小さくすることでデザイン…見た目を良くする目的もありますし、鉢が小さいと花が咲きやすいという理由もあるようです。ですが、このままの鉢では一般家庭での栽培は非常に水切れがおきやすく、庭植えにするか、とりあえず大きな鉢に植え替えるかしないと、非常に面倒です。特に庭植えすると、
水やりはほとんどする必要がなくなるので、とても楽。
鉢植えの場合は、少し大き目の鉢を用意して植え替えをしてください。
鉢植え
鉢植えの場合は、大きめの鉢を用意します。現在の鉢より2号くらい大きいか、いっそのこと10号鉢でもいいです。ちなみに1号あたり3cmです。鉢は蒸発が抑えられるプラ鉢がよいです。
株を鉢から取り出し、古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
庭植え
植え付ける二週間前に
苦土石灰をまいて中和させて中性(pH7.0)に調節しておきます。もちろん、花いろを青にしたい場合は中和せず、ピンクにしたい場合はアルカリ性に調節します。
根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を規定量入れ
用土とします。もしも花いろを青にしたい場合は
ピートモスや鹿沼土を入れて調節してください。
酸度がよくわからないなら、
土壌酸度計で測るといいです。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、日が強いと葉っぱが焼けてしまいますので、
半日陰の場所で管理します。半日陰とは一日のうちで半日だけ日が当たるような建物の東側や、木漏れ日が注ぐような場所のことです。
剪定
アジサイの育て方で問題になるのは
剪定です。アジサイの翌年の花芽は、まだ花が綺麗な8月、現在の花のすぐ下の脇芽に出来ます。もしもアジサイの花が綺麗だからといって9月までそのままにしておき、完全にしおれてしまってから切り落とすと、翌年の花芽まで切り落とすことに成り、咲かなくなります。
7月中に花を剪定します。咲いている花から二節ほど
切り戻します。7月ではまだ花は綺麗に咲いていますが、それでも剪定します。詳細は
紫陽花(アジサイ)の剪定を参考にしてください。
花が咲かない場合は
アジサイ(紫陽花)の花が咲かない原因まとめを参考に。
病気・害虫
基本的に頑健で発生しないですが、たまに
カイガラムシ、
アブラムシ、
コガネムシ、
ウドンコ病、
モザイク病(
ウィルス病)、斑点病、
炭そ病が発生します。
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