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アジサイ属でよく栽培される仲間・流通しない種のまとめ

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アジサイ属
目次
アジサイ属の植物をまとめました
よく栽培される種
栽培されない種・流通していない種
その他のアジサイ科の植物
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学名などの基礎データ
x最終更新
植物名
アジサイ属
科名
アジサイ科
属名
アジサイ属
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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アジサイ属の植物をまとめました

このページではアジサイ科アジサイ属の種をまとめています。アジサイを理解する上で、ざっと読んでおくと理解が早まるかなと思います。
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よく栽培される種

ガクアジサイ

アジサイ属:ガクアジサイ
ガクアジサイ(Hydrangea macrophylla)は、日本やアジアに自生する落葉低木で、中央に両性花、その周辺に装飾花が咲くことから「額」「紫陽花」と呼ばれています。土壌のpHに影響を受けて色を替えます。
ガクアジサイ
ガクアジサイ
アジサイ科アジサイ属Hydrangea macrophylla

ヤマアジサイ

アジサイ属:ヤマアジサイ
ヤマアジサイ(Hydrangea serrata)はガクアジサイと同じような花を咲かせますが、水辺だとか、川の近くなどの湿気た場所を好みます。

花の形状は少し地味ですが、そこに野趣があってカッコイイ!と思います。ガクアジサイに比べると土壌のpHの影響を受けにくいとされます。
ヤマアジサイ(山紫陽花)の育て方
ヤマアジサイ(山紫陽花)の育て方
アジサイ科アジサイ属Hydrangea serrata

西洋アジサイ・園芸アジサイ

アジサイ属:西洋アジサイ・園芸アジサイ
西洋アジサイ(Hydrangea・園芸アジサイ)は上記のガクアジサイ・ヤマアジサイなどを交配したり、枝変わりして作り出されたアジサイのこと。一般的なイメージのアジサイとはこのグループのことです。

土壌によって色変わりしにくいグループではあるんですが、ガクアジサイやヤマアジサイに近い品種は影響を受けるため、絶対ではないし、色変わりしにくいだけで、酸性になれば青みがかり、アルカリ性に近づけば赤みがかります。

育て方は基本的に変わらないので、気にしないでいいです。
紫陽花(アジサイ)の育て方…剪定はいつ?どこで切るといい?
紫陽花(アジサイ)の育て方…剪定はいつ?どこで切るといい?
アジサイ科アジサイ属Hydrangea

ノリウツギ

アジサイ属:ノリウツギ
ノリウツギ(Hydrangea paniculata)は北海道から九州に自生する落葉低木。剪定時期がアジサイより緩いので、一般家庭の栽培に適していて、庭植えでもよく見られます。
ノリウツギ(糊空木)の育て方
ノリウツギ(糊空木)の育て方
アジサイ科アジサイ属Hydrangea paniculata

アメリカノリノキ

アジサイ属:アメリカノリノキ
アメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)は北アメリカに自生する落葉低木。水を好み、水が切れやすい。日本ではほぼほぼアメリカノリノキのアナベルのことを指しています。アナベルは剪定時期が緩く、また開花が非常に多い。開花しすぎて不安になるくらい。
アジサイ・アナベルの育て方…剪定の時期は?鉢植えの植え替えの時期は?
アジサイ・アナベルの育て方…剪定の時期は?鉢植えの植え替えの時期は?
アジサイ科アジサイ属Hydrangea arborescens 'Annabelle'

カシワバアジサイ

アジサイ属:カシワバアジサイ
カシワバアジサイ(Hydrangea quercifolia)は北米原産の落葉低木。現在は日本で根付いている。画像のような縦長の華を咲かせるので、全然アジサイとは印象が違います。
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の育て方
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の育て方
アジサイ科アジサイ属Hydrangea quercifolia

栽培されない種・流通していない種

ここから先は、栽培が難しいか、実際には栽培されていないアジサイ属の種を挙げています。ガーデニングをする上ではこれまでに挙げた種を知っていれば十分です。

コアジサイ

アジサイ属:コアジサイ
コアジサイ(Hydrangea hirta)は一般的なアジサイより全体的に小さく、何より装飾花がない種。日本の固有種で関東以西に自生しています。栽培が難しいので、コアジサイに似ているオクタマコアジサイ(Hydrangea hirta × Hydrangea scandens)が「コアジサイ」として流通している。

トカラアジサイ

アジサイ属:トカラアジサイ
トカラアジサイ(Hydrangea Kawagoeana)は鹿児島県トカラ列島やその周辺に自生するガク咲きをする種で、黄色い両性花を咲かせ、香りがある。装飾花は白。

ガクウツギ

アジサイ属:ガクウツギ
ガクウツギ(Hydrangea scandens)は関東以西・以南に自生する低木。ウツギとあるがウツギとは全くの別種。ちなみにウツギというのは成長すると幹内部に空洞が見られること由来なんですが、ガクウツギは当然ながら空洞にならない。

両性花が黄色く、開花すると霞がかかっているように見られる。装飾花は白く、他のアジサイ属に比べると少ない。

日光が強い場所では葉っぱが濃い緑になって紺色にすら見え、光沢が出るため「紺照木(コンテリギ)」という別名もある。

コガクウツギ

アジサイ属:コガクウツギ
コガクウツギ(Hydrangea luteovenosa)はガクウツギより花が小さいことが由来。東海より西に自生する。香りがある。

タマアジサイ

アジサイ属:タマアジサイ

アジサイ属:タマアジサイ
タマアジサイ(Hydrangea involucrata)は東北〜本州・四国・九州と広範囲に自生する落葉低木。ツボミが球形なのが名前の由来。

ヒマラヤタマアジサイ

アジサイ属:ヒマラヤタマアジサイ
ヒマラヤタマアジサイ(Hydrangea aspera)はヒマラヤ・中国・台湾・インドネシアなどに自生する低木。両性花は赤紫、装飾花は白〜淡いピンク。樹高が4mに育ちます。
ハイドランジア・アスペラ
ハイドランジア・アスペラ
アジサイ科アジサイ属Hydrangea aspera

ヤハズアジサイ

ヤハズアジサイ(Hydrangea sikokiana)は本州の紀伊半島〜四国・九州などに自生する日本の固有種。矢筈というのは、掛け軸をかける時に使う先が二股になった棒のこと。葉っぱの先が裂け、これが名前の由来となっている。

両性花は白、装飾花も白。ただ、装飾花は非常に少ない。
矢筈の商品画像
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ツルアジサイ

アジサイ属:ツルアジサイ
ツルアジサイ(Hydrangea petiolaris)はツル性のアジサイ。北海道〜本州〜四国・九州に自生する。白い両性花と白い4枚の花びらの装飾花が少しつく。

新芽が山菜として食べられる。

クスノハアジサイ

クスノハアジサイ(Hvdrangea integrifolia)は台湾原産の低木。花が小さく、目立たない。日本ではほとんど見られない。

その他のアジサイ科の植物

アジサイ属ではないアジサイ科として、イワガラミ、ジョウザンアジサイ、クサアジサイ、バイカアマチャ、ギンバイソウ、ウツギ、バイカウツギなどがあります。
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