カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の育て方

科名 | アジサイ科 |
属名 | アジサイ属 |
学名 | Hydrangea quercifolia |
別名 | 柏葉紫陽花 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
スポンサーリンク
カシワバアジサイとは?

カシワバというくらいですから、葉っぱがカシワの葉に似て、切れ込みが入っています。花が円錐形に開花し、ノリウツギ、ピラミッドアジサイに咲き方が似ていますが剪定時期が違います。カシワバアジサイは旧枝咲きで、花芽ができるのは通常のアジサイと同じで8月〜10月で、剪定は7月までにしてください。
秋には紅葉して冬は落葉し、春に新芽が芽吹いて5月から7月あたりで花を咲かせます。このサイクルを繰り返します。花だけでなく紅葉も楽しめるのがカシワバアジサイの魅力です。一重のものと八重のものがあり、八重のものは非常に派手。
スポンサーリンク
水やり

庭植えにした場合は、植え付けした直後は水をしっかりとやりますが、その後は日照りのときには水をやりますが、基本的には降雨だけで十分です。ただし、日当たりが良いところで育てた場合は乾燥で水切れしやすいから注意。
肥料
花芽ができる7月8月、生育が始まる2月3月辺りに一回ずつ、緩効性化成肥料をやります。4月に生育するために肥料をやるとなおいいです。肥料がなくても枯れないですが、やると生育がいいです。植え付け・植えかえ
時期と頻度
春(4月〜6月)か秋(9月〜10月)に植え替えをします。鉢植えの場合は2年に一回は植え替えをしましょう。用土
一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えも鉢植えも植え付け時に緩効性肥料を混ぜる。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので不要。鉢の植え替え

同じ大きさの鉢に植え替える場合は、古い鉢から株を取り出し、三分の一ほど土を落としておきます。一回り大きな鉢に植え替える場合は、土は落とさないようにします。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替え後に1週間はできれば日陰で管理して、水切れしないようにし、1週間後に半日陰に戻すと回復が早いです。
鉢植えでは水切れしやすいので、庭植え推奨です。
庭植えの植え付けの手順

管理場所・日当たり

冬の寒さには強いですが、寒風に当たると乾燥で花芽が枯れることがあるので、できれば風が当たらない場所で育てるか、冬に風避けの寒冷紗で防風しましょう。
カシワバアジサイの剪定について
他のアジサイ同様、剪定が花を楽しむポイントとなります。カシワバアジサイも花が終わってすぐの8月から10月に翌年に咲く花芽が出来ます。花芽は葉っぱの脇に出来るので、花を8月以降も残して、いよいよ汚くなってから花を切り落とすと、出来た花芽も一緒に切り落とすことになって、翌年に花が咲かなくなります。そこで開花後、7月中には必ず、花を採取しておくことです。カシワバアジサイは花の時期が比較的長く、なかなか枯れない品種もあります。切るのはもったいないからと、そのままにしておくと翌年に全く花がつかない…ということは珍しくありません。
剪定する位置は

紫陽花(アジサイ)の剪定
アジサイの管理・栽培のコツ
病気・害虫
ハダニ小さなダニの仲間で、葉っぱの裏に潜んで、汁を吸っています。水が苦手で、葉っぱの裏に水をかけてやると予防できますので、水をやるときに葉っぱの裏に水をかけるといいです。大量に発生したら、薬剤を散布して駆除してください。

ハダニ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
アブラムシ
葉・茎にくっついて汁を吸い、カシワバアジサイにダメージを与え、弱らせます。春から秋にかけてよく発生します。発生したら薬剤を散布して駆除します。

アブラムシの生態と防除と薬剤のまとめ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
ウドンコ病
乾燥する高温時期…8月前後によく見られます。葉っぱに白い粉のようなものが見られるカビの一種。水やりで葉っぱにかけてやると予防できる。発症したら、病変部分を取り除き、廃棄し、症状がひどいなら殺菌剤を散布します。

ウドンコ病
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ