シンフォリカルポス(雪晃木)の育て方…剪定の時期は?増やし方は?
目次
シンフォリカルポスの特徴は?剪定増やし方水やり肥料管理場所・日当たり植え付け・植えかえ病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- シンフォリカルポス
- 科名
- スイカズラ科
- 属名
- シンフォリカルポス属
- 学名
- Symphoricarpos albus
- 別名
- 雪晃木・スノーベリー
- 耐寒
- マイナス15度〜マイナス20度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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シンフォリカルポスの特徴は?
シンフォリカルポスは北アメリカに自生する
スイカズラ科シンフォリカルポス属(セッコウボク属)の落葉
低木。花が初夏(7月)から秋(9月)に開花し、その後、白やピンクの実が9月から12月まで楽しめます。
寒さに強く、乾燥に弱い。高温に若干弱いですが、庭植えでも葉が痛む程度で
夏越しできないほどではないです。冬になると落葉するのですが、落葉後もこの丸い果実が残ります。
樹高2m
花言葉いつまでも献身的に
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剪定
落葉している3月前後に
剪定します。放置していても樹高1.5m〜2m程度なので、剪定しなくてもさほど問題ないですが、小さくまとめたいなら、適当な高さに切り詰めましょう。
増やし方
種子を撒いていると芽が出て来ますが、
発芽率が悪いので
挿木の方がよく増えます。挿木は4月〜6月の枝を10cm〜15cmに切って下葉をとって、
赤玉土や挿木
用土に刺して、明るい日陰で乾燥しないように管理していると発根します。
水やり
庭植えの水やり
涼しくて湿潤な環境を好みます。乾燥に弱く、乾燥するとすぐに葉っぱがシワシワになってしまいますので、水が切れないようにしてください。庭植えにしていても、春〜秋は
水やりをし、夏は株元に蒸発を防ぐためにワラで
マルチングをしてください。
鉢植えの水やり
春〜秋は水が切れると葉っぱがカリカリになります。でも長期間土が濡れている状態が続くのも
根腐れの原因になります。鉢植えの場合は土が乾いたら水をしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。
夏は朝と夕方の水やりをしっかりとします。それでも水切れするので、梅雨が明けたらすぐに
半日陰に移動させるといいです。
冬は水やりを控えめにし、土が乾いてから2日か3日たってから水やりをする程度にします。
肥料
これから出る新芽のために春(3月〜4月)に緩効性
肥料(化成肥料)を根本にやります。実が付いた後、そのお礼肥として秋(10月)に緩効性肥料をやってください。お礼肥は補助的なもので、メインは春の肥料です。
管理場所・日当たり
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちますし、夏の暑さと乾燥が苦手なので、庭植えにするなら半日陰の場所に植えましょう。鉢植えは季節ごとに移動させます。
夏越し
シンフォリカルポスは耐暑性があるのですが、乾燥に弱く、気温が高くなると蒸発が激しくなり、庭植えにしていても水切れが起きます。鉢植えの場合は夏は半日陰に移動するか、根本に
腐葉土を敷く(マルチング)か
グランドカバーの植物を植えて蒸発を防ぎます。
越冬
耐寒温度はかなり強く、マイナス15度〜マイナス20度で、北海道や高冷地でも越冬します。冬は落葉しますが、寒さには強いです。防寒は芙蓉です。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え付けは落葉時期の新芽が出る直前にあたる2月〜3月にします。鉢植えの植え替えも同時期に行います。鉢植えは2年に一回植え替えをします。
用土
弱酸性〜中性〜弱アルカリの範囲の水もち・
水捌けのよい土…まぁ、普通の土で植えます。範囲内であれば中和する必要もないです。鉢植えするときは市販の培養で植え付けてください。庭植えする場合は、腐葉土を混ぜます。極端に
水はけが悪い粘土質ならば川砂を混ぜてから植え付けてください。
庭植え
深さ30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
鉢植え
鉢植えにする際には、まず鉢底の水抜き穴を鉢底ネットで覆って塞ぎ、その上に鉢底石を2cmから3cmほど敷きます。次に用土を鉢に入れ、その中に株を植え、隙間にも用土を詰めていきます。水をしっかりと与えます。
春になって気温が上昇してきたらまず、鉢から取り出し、土を3分の1ほど取り除きます。地上部を半分まで刈り込んで、根の負担を減らしておくと、その後の回復が早まります。その後、同じ大きさの鉢か、少し大きな鉢に植え替えましょう。
病気・害虫
病気・
害虫はほとんど見られない。
特徴・由来・伝承
北アメリカ原産の花木。丸いみずみずしそうな実が魅力。ピンクに染まったものもかわいらしくフラワーアレンジメントに使われます。特に
ブライダルブーケ・ブライダルアレンジにはその柔らかで澄んだ色合いがピッタリ。切花の場合、葉っぱがすぐにしおれるのがちょっと。
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