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アルペンブルーの育て方

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アルペンブルー
目次
アルペンブルーとは?
こぼれダネでも増える
水やり
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
花ガラを摘む・剪定
病気害虫
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学名などの基礎データ
アルペンブルーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
アルペンブルー
科名
キキョウ科
属名
ホタルブクロ属
学名
Campanula poscharskyana
耐寒
マイナス3度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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アルペンブルーとは?

アルペンブルーはキキョウ科ホタルブクロ属(カンパニュラ属)の常緑で越冬する宿根草多年草)のカンパニュラ・ポシャルスキアナの園芸品種。青い星型の花が垂れ下がって咲きます。庭植えすると花壇からはみ出してブロックの上に這い出したり、壁から垂れ下がるように繁茂します。絵に描いたような星型の花。まるで子供が描く「花」のようです。涼しげな透明感のある花が半日陰でも結構たくさん咲きます。這性で草丈が低い(20センチか30センチ)のでグランドカバーにも。ただし踏みつけには弱いですから、土を隠す程度です。

花ガラを摘むことで次の花が咲きやすくなりますし、花ガラが腐って病気になるリスクを減らすことも出来ます。ですが、まー、一旦広がるとよく咲き、花ガラを摘むだけで身体を壊しそうなので、ほどほどに。
草丈15cm〜30cm
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ピンクの品種もあります。
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こぼれダネでも増える

宿根草で夏の過湿に気をつければ消えることなく年々増えていきます。こぼれダネで勝手に増えます。鉢植えにしてても種がはじけて、外へと飛び出すこともあります。挿し芽でも増えるのですが、そこまでする必要は無いです。

特徴・由来・伝承

キキョウ科の植物でホタルブクロ属(カンパニュラ属)。原産地がバルカン諸国(ユーゴスラビア)・セルビアであることから「セルビアン・ベルフラワー」という呼称も。ベルフラワーはカンパニュラの通俗名。

学名から「ポスカスキアーナ」とか「ポシャルスキャナ」とか呼ばれますが、ややこしいので分かりやすい「カンパニュラ・アルペンブルー」が一般的。

水やり

乾燥気味を心がけます。水を欲しがり決して乾燥に強いわけではないですが、水をやりすぎたり、風通しが悪いなどして蒸れて腐って枯れるケースが多いので、土が乾くまでは決して水をやらないようにします。

冬は寒さで活動が止まっているので、水やりは控えます。土が乾いて数日経って水をやります。土が乾いているように見えても、鉢の中央には水が残っていることがあります。できれば持ち上げて重さで水分量が判断できるといいですが、よくわからないなら土壌水分計で測ってから水やりをすると失敗が減ります。
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植え付け・植えかえ

時期

流通するのは春なので植え付けはその頃。植え替えは真夏と真冬を避ければいつでもOK。直根性ではないので根を崩しても大丈夫です。古い根をさばいて植え替えて下さい。

用土

中性〜弱アルカリ性で水はけの良い土を好みます。市販されている花と野菜の土は中和されているのでこれで植え付けをするといいです。自作するなら赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

庭植えにするなら、土に苦土石灰を混ぜて中和してから腐葉土を混ぜて土を作ります。

鉢植えの植え付け・植え替え

鉢の底には鉢底ネットを敷き、その上に軽石(鉢底石)を約2cmほど敷きます。鉢底ネットと軽石の上に、適切な量の用土を追加します。 苗を植え付ける際には、苗の地面が鉢の縁から約2cm下になるように調整します。これにより、水やり時に水がたまるスペース(ウォータースペース)が確保されます。あとは隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。

植え替える場合は、古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落としてから植え付けの時と同じように植えます。変色した根も取り除いておきます。植え替えの際に株分けも可能です。適当に割って別々に植えればいいです。

庭植えの植え付けの手順は?

庭土を20cmほど深さ掘り返します。まず掘り出した土に苦土石灰を1握り入れて、よく混ぜて中和させます。中和は1週間〜10日かかるので、待って、元の土に対して2割の腐葉土か堆肥を混ぜ込み、化成肥料を説明書きの容量を入れてよく混ぜて用土とします。

用土のうち半分を穴に戻し、苗を入れます。株同士は20cm〜30cmを空けます。隙間に不足している分の用土を追加します。

管理場所・日当たり

春と秋は日当たりで管理するとよく開花します。

高温多湿に若干弱い。半日陰でもしっかりと花は咲くので、日当たりが良すぎて夏に傷むようならば最初から半日陰の場所に植えつけます。でも他のカンパニュラ仲間に比べると、西日にも強いです。

冬の管理

雪や霜にも負けませんが、土が凍結すると枯れてしまいます。関東では戸外で越冬。ただし寒さで葉っぱが茶色く変色したり、枯れ込むこともあります。ですが春には新芽が出て旺盛に広がり始めます。

寒冷地では室内に取り込みます。

花ガラを摘む・剪定

花がしぼんだものを花ガラといいます。花ガラを放置すると腐って病気になりますので、できるだけマメに摘んでください。

病気ではないですが夏に高温多湿で蒸れて枯れこみます。梅雨前に半分くらいに刈り込んで風通しをよくしておき、風通しの良い半日陰〜明るい日陰で管理しているといいです。

病気害虫

ナメクジカタツムリ
ナメクジとカタツムリが葉っぱと花をムシャムシャと食べます。見つけ次第捕殺、もしくは薬剤をまいて早めに駆除しましょう。
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