コプロスマの育て方…地植えにすると意外と大きくなる
目次
コプロスマとは?地植えにすると意外と大きくなる品種水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- コプロスマ
- 科名
- アカネ科
- 属名
- コプロスマ属
- 学名
- Coprosma repens
- 耐寒
- マイナス5度〜0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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コプロスマとは?
コプロスマは
アカネ科コプロスマ属(ヘクソボチョウジ属)のオセアニア・ニュージーランドに自生する常緑
低木。
雌雄異株で、目立たない風媒花を咲かせる。花に鑑賞価値はあまりなく、葉っぱの色や斑入りを鑑賞する
カラーリーフです。実をつけさせるには雌雄株を一緒に植える必要があるんですが、葉っぱを鑑賞するものなので普通は気にしない。
耐寒温度は0度と寒さにもそこそこ耐性があり、弱い霜が降りる程度ならば戸外で越冬可能です。寒さに当たると
紅葉します。越冬できる地域なら、植えっぱなしで放置のカラーリーフとなります。ただし土が凍るほどの寒い地域…寒冷地ならば霜よけをするか鉢植えにして室内に取り込むようにします。
樹高20cm〜200cm
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地植えにすると意外と大きくなる
鉢植えだと根を張るスペースが限られるのでそうでもないのですが、地植えにすると意外と大きくなります。品種によって大きさが違うので、よく樹高をチェックしてから植えましょう。もちろん
剪定すれば大きさは抑えられるんですが、樹高が低い品種を植えると、手間が少なくて済みますよ。
品種
基本のコプロスマ
この色合いが通常のコプロスマです。以下にいろんな品種を羅列しているんですが、品種改良しやすいのか、いろいろと品種があります。性質はみんなほぼ同じで育て方に違いはないです。
ティータイム
普段は緑葉にクリーム色の斑入りの葉が寒さに当たると紅葉して赤くなります。樹高は150cmになります。
マタイマジック
葉色は少し深い緑の品種。樹高は200cmと大きめになります。
オータムヘーゼ
オータムヘーゼは普段は緑に少し黄色い部分がある葉っぱですが、寒さに当たると紅葉してオレンジ〜黄色になる品種。樹高は200cmと大きめになります。
パシフィックサンライズ・サンセット
パシフィックサンライズは普段は緑とピンクの葉っぱで、寒さに当たると紅葉して赤がつよくなる品種。赤とピンクの葉っぱのパシフィックサンセットもあります。樹高は200cmと大きめになります。
水やり
鉢植えにした場合は土が乾いていたら水をやるようにします。土が濡れている間は水をやらないでください。長期間ジメっとしている状態が続くと根が腐ってしまいます。
庭植えにして一旦根付いてしまえば、降雨だけで十分生育します。日照りが続くようであれば水をやります。
戸外に植えていても軒下など雨の当たらない場所なら
水やりをする必要があります。
肥料
春と秋に固形の化成
肥料をやるか、春から秋の生育期間に薄い液肥をあげます。肥料があるとよく生育しますが、肥料はさほど必要でなく、肥料が無くても枯れることはありませんし、肥料が多いと葉色が悪くなるので、様子を見て肥料の頻度と量を調節しましょう。
植え付け・植えかえ
時期
生育時期の春(4月〜6月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。植え替え・植え付けのダメージを取り返す前に冬が来るので、春の方がより適しています。
用土
水はけがよければコレといった土質は選びません。市販されている花と野菜の土(
培養土)で植え付けをします。もしも自作するのであれば
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使います。
庭植え
直径30cm深さ30cm以上の穴を掘り、その土に
苦土石灰を混ぜて、中和させます。一週間から二週間ほど経って中和反応が終わってから、その土に腐葉土・
ピートモス・
堆肥のどれか下の土に対して2割〜3割ほど混ぜて、さらに緩効性肥料(化成肥料)を少量混ぜて、土を半分戻します。
株を植えます。植えるときに株の根を少しほぐします。ほぐした方が根の広がりが良くなります。あとは隙間に残りの土を入れて、水をやって完成です。
鉢植え
植え替えするときは土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植え替えをするとダメージが少なくてすみます。鉢をこれ以上大きくできない場合は、土を3分の1だけ落として、同じ大きさの鉢に植え替えましょう。
鉢底に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、その上に2センチから3センチほど鉢底石(
軽石)を入れます。鉢底石は土が流れ出ないようにし、水はけを良くするためのものです。その上に
用土を入れ、少し土を落とした株を入れて、隙間に用土を入れていきます。
挿木
生育時期にあたる春(4月〜6月)か秋(9月〜10月)に枝を10cm切って、下葉をむしって、切り口を斜めにナイフでスパっと切って発根剤を塗って、赤玉土小粒の挿し床にさして、明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると発根します。発根したら庭や鉢に植え替えましょう。
挿木の基本的な手順は以下のページを参考にしてください。
管理場所・日当たり
コプロスマは新芽は緑で、その後、日当たりだと赤くなり、寒さに当たると尚、赤くなります。日当たりが悪いとこの色合いの変化が鈍く、コプロスマがもったいないです。出来るだけ戸外の日当たりで管理しましょう。
冬の寒さにはそこそこ強く、弱い霜に当たるくらいでは枯れないのですが、できれば霜に当たらない方がいいです。関東南部であれば戸外の軒下で霜に当たらないようにするといいです。強い寒波(マイナス5度以下)がくると枯れることもあるので、鉢植えにして室内の日当たりで管理する方が無難です。
剪定
春(4月〜5月)にちょうどいい大きさに収まるように適当に剪定してください。切った枝は挿木で増やしてもいいです。
病気・害虫
ほとんど見られない
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