エンドウマメ(豌豆)の育て方…大事なのは種まきの時期

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エンドウマメの基礎データ

エンドウマメ
科名
マメ科
属名
エンドウ属
学名
Pisum sativum
別名
豌豆・野良豆・グリーンピース
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
上級者向け
エンドウマメの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

エンドウマメとは?特徴は?

エンドウマメはマメ科一年草の野菜。中間地暖地では秋に植えて、春以降に収穫。寒冷地では春に種まきして初夏以降に収穫します。種まき時期が難しいので上級者向けの野菜です。

エンドウマメのうち、サヤが柔らかくてサヤを主に食べるのが「サヤエンドウ」「キヌサヤ」、サヤと実の両方を食べるのがスナップエンドウ、実を食べるのが「グリーンピース」です。

植え付け

種まき時期

種まきは、霜が降りはじめる前後の10月〜11月。

エンドウマメは幼苗のときは寒さに強く(マイナス4度)、戸外で栽培できるんですが、大きくなってくると寒さに弱くなり、種まきが早いと大きく育って寒さで枯れる。

ポットで育苗

発芽温度は15度〜20度。

ビニールポットに栽培用土を入れ、種を3粒入れて、その上に土を1.5cm被せて、水をやります。あとは乾燥しないように水をやっていると1週間で発芽します。

発芽したら間引いて2本仕立てにして、本葉が4枚になったら鉢や畑に植え付けます。

畑に植える手順

連作障害を起こすのでマメ科植物を過去2年植えた場所は避けます。

深さ30cmを掘り、苦土石灰をまいて中和させます。中和には1週間かかるので、放置して、中和が終わってから腐葉土堆肥を元の土の3割ほど足して、用土とします。

この土で高さ10cm幅80cmの畝を作り、30cm間隔で苗を植えます。

直播してもいいですが、鳥に食べられるので、直播する場合は不織布を被せて予防します。

鉢・プランターに植える手順

8号か10号の鉢に1苗を植えます。プランターなら2苗を植えます。用土は一般的な培養土を使います。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm入れて、その上に用土、その上に苗を入れ、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

スリット鉢だと鉢底ネットと鉢底石は不要です。

支柱を立てる

ツルあり種は支柱が必要です。生育する3月までに1.8m〜2mの支柱をたてておきます。絡みやすいようにネットを張るか、ワラ束を支柱にくくっておきます。

管理場所・日当たり

日当たりの良いところで育てます。

本葉が2枚〜3枚のときは寒さに強いが、その後、徐々に弱くなっていく。

暖地・中間値では幼苗の状態で越冬させ、春(15度〜20度)に当たって成長する予定なので、年内に大きくなって15cm以上になったら、種を蒔き直すか、霜除けをする。

寒冷地では3月以降に種まきするので、この心配はない。

水やり

畑の場合、10度以下であれば自然の雨だけでほぼ問題ない。春になって気温が15度以上になるとグイグイ生育するので、畑でも水切れしないように水やりをする。

鉢・プランターの場合は、ずっと「土が乾いたら水やり」を継続する。春以降は水切れしやすいので気をつけましょう。

肥料・土寄せ

冬の間は肥料はなくてもいいですが、3月以降は生育・開花・結実・収穫があり、不足すると収量が減るので、化成肥料を少量(規定量の半分から3分の1)だけやります。

また土寄せをしておきます。

収穫

サヤエンドウは開花後10日から2週間、スナックエンドウは開花後20日、グリーンピースなどの実エンドウは開花後一ヶ月で収穫します。

病気・害虫

ウドンコ病、立ち枯れ病、アザミウマアブラムシコガネムシタバコガハダニヨトウムシ灰色カビ病などが発生します。

水はけよく、風通しよく、日当たりよくした上で、毎日観察して、異変があれば対処するようにします。

栽培の詳細は…

このページは初心者の人のために、かなり簡単な記述にとどめています。より詳細な栽培については
を参考にしてください。
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