コリゼマの育て方

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コリゼマの基礎データ
コリゼマ
科名マメ科
属名ヒイラギハギ属
学名Chorizema cordatum
別名ヒイラギマメ
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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コリゼマ(フレームピー)とは?

コリゼマ(フレームピー)は西オーストラリア原産マメ科コリゼマ属(ヒイラギハギ属)の半耐寒性常緑低木、もしくは多年草。乾燥を嫌いますが、水はけの良い土を好みます。高温多湿が苦手で、夏までに枯れることが多いです。梅雨・秋の長雨には当てないようにします。

コリゼマは属名でコリゼマの中には何種があるんですが日本で流通しているのはコリゼマ・コルダツムだけで、他はほとんど見かけません。なのでこのページでは画像のコルダツム種についてまとめています。

水やり

コリゼマは乾燥を嫌います。土の状態をみて水をやってください。春以降は土が乾いたら水をしっかりとやってください。

乾燥を嫌うのですが、同時に過湿も苦手です。土がぬれていたら水はやらないでください。受け皿に水が溜まったら水を捨ててください。
夏の過湿が苦手で、夏に腐って枯れてしまうことが多いです。梅雨前・夏前に開花後に剪定して夏の過湿を防ぎます。

冬の水やり

コリゼマの生育温度は5度から30度。冬でも成長し、意外と水を吸い上げます。土が乾いてから数日たって水をやりますが、水切れするようならば頻度を増やして下さい。

肥料

マメ科植物で空気中の窒素を取り込み栄養にします。肥料は基本的に不要です。やるのであれば、春と秋の生育時期だけに薄い液体肥料を二週に一回やる程度にします。リンの多い肥料にしてください(普通の液体肥料でいいです)。窒素の多い肥料をやると葉ばかり出て、開花しなくなります。

植え付け・植えかえ

時期

開花が終わった頃(4月〜5月)に一回り大きな鉢に植え替えをします。植え替える時に古い土を落とさないようにします。古い土を落とすと根を傷めて生育不良を起こします。

用土

市販の花と野菜の土に川砂かパーライトを1割〜2割ほど混ぜて水はけをよくしたもので植え付けをします。

鉢植え

コリゼマは寒さと多湿に弱いので、基本的には鉢植えで管理して季節ごとに管理場所を変えるようにします。

一回り大きな鉢を用意して、鉢底に鉢底網(鉢底ネット)を敷き、その上に鉢底石(軽石)を2センチから3センチ敷いて、その上に用土を入れ、株を入れて隙間に用土を詰めていきます。最後に水をやって完成です。

株の土は崩さず、根をいじらないで植え付け・植え替えをしましょう。

管理場所・日当たり

春・秋は日当たりで管理し、しっかりと日光に当てて成長させます。

梅雨・夏の管理場所

真夏は直射日光を避けてください。室内でレース越しの日に当てるか、戸外で寒冷紗などで遮光するか、木陰で管理します。

夏に直射日光がガンガン当たる場所で管理すると乾燥で水切れしてしまいますし、葉焼けしてしまうこともあります。また、コリゼマは夏の過湿が苦手ですので、風通しの良いところで管理します。暖地中間地の平野部では夏に消えていなくなってしまうことが多いです。
また梅雨・秋の長雨の多湿状態も苦手なので、その時期は雨の当たらない場所で管理するようにしてください。

越冬

コリゼマの耐寒温度は5度で、霜に当たれば枯れます。霜の降りない地域では戸外での越冬も可能ですが一般的には鉢植えにして、室内の日当たりで管理します。

室内で管理する場合は暖房の風が当たらない場所で管理してください。直撃しなければいいです。春になって最低温度は10度以上になったら、戸外の日当りのいい場所で管理してください。
リビングなど昼間に暖房をかけている部屋では、寝る時に暖房を切っても5度以下にはならないです(家の断熱材などにもよるけど)。よって室内に取り込むのであればコリゼマの冬越しは難しくありません。

剪定

コリゼマは過湿・蒸れに弱く、夏の高温多湿時期に腐って消えてしまうことが多いです。開花が終わった梅雨前か、夏前に株全体を半分ほどに刈り込み、古い葉っぱを摘んで風通しよくします。

この剪定が摘芯となり、わき枝がたくさん出て、来年の春にはさらに多くの花が咲きます。

病気・害虫

病気害虫はほとんど見られない。水のやりすぎ、高温多湿で腐って枯れることはあります。

特徴・由来・伝承

別名フレームピー。直訳すると「炎の豆」。色合いは確かに炎のようでもありますが、造形はチョウチョのようでもあります。花がとても鮮やかなオレンジで、ハッとするほどです。鮮やか過ぎると感じる人もいます。
常緑低木で、寒さに一定の耐性がありますが生育温度は5度なので霜に当たるとアウト。霜の一切降りない暖地以外では冬の間は室内で管理してください。原産地はオーストラリア。
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