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萩の育て方

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萩
目次
萩(ハギ)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
萩の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
科名
マメ科
属名
ハギ属
学名
Lespedeza
別名
ハギ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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萩(ハギ)とは?

ハギは温帯・亜熱帯に自生するマメ科ハギ属の落葉低木。マメ科で根に空気中の窒素を取り込む菌と共生しているのでやせ地でも問題なく育つ。庭植えにすると大きくなって邪魔になるかもしれないくらい。植えていないけど、勝手に生えてくることがある(つまり、こぼれダネでも増える)。

庭植えにしてしまうと、冬に地上部をバッサリと刈り込む以外は、ほとんど手間のかからない植物。秋の七草の一つで季節感がある植物です。
樹高1.5m〜2m
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水やり

庭植えの水やり

庭植えした場合は植え付け後の一週間ほど水をやったあとは、降雨だだけで十分育ちます。真夏に日照りが続くと、水が切れてしまいますので、あまりに乾燥するようであれば水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやります。庭植え推奨です。

肥料

2月に寒肥として緩効性化成肥料油粕をやります。ハギはさほど肥料を必要とせず、やせ地でも育ちますし、肥料が多いと根腐れしやすくなるので、生育に問題がなければ肥料はなくてもいいです。大きくしたいなら肥料をやりましょう。

鉢植えにした場合、肥料をやっても大きくなれないのでやっても意味がないです。

植え付け・植えかえ

時期

植え替え時期は11月〜3月の落葉時期。できれば真冬は避けたほうがいいです。

店頭で買った場合は、落葉するまで鉢で管理しておいて、落葉してから庭植えするか鉢植えするかした方がよいです。ちなみに落葉時期に萩が店頭に並ぶことはありません。花が咲いていないと商品価値が無いからです。だから萩を植えるには秋の花が咲いている時期に買うしかありません。

用土

鉢植えの用土赤玉土5腐葉土鹿沼土2を混ぜたものを使います。元肥として少量だけ緩効性肥料(化成肥料)を混ぜておいてもよいです。

庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜ、水はけが悪いなら川砂などを入れて水捌けをよくします。

痩せ地の水はけのよい土を好みます。根が浅く広く広がるので、深くまで耕す必要はありません。庭植えにすると手間が掛からず毎年楽しめるのですが、大きくなりすぎるのが問題。

鉢植え

鉢植えの場合は、水切れしやすいので大きめ鉢を用意します。落葉時期の植え替えなので、すでに地上部は枯れているはず。地上部は「剪定」の項目のように地上部を10cmから30cm程度残してバッサリ切ります。

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの際に株分けも可能で、ナイフなどで適当に分けて別々に植えればいいです。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cm直径30cmの穴を掘り。掘り出した土に腐葉土か堆肥を1割ほど混ぜて用土とします。有機物の多い土なら堆肥類は入れなくてもいいです。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。水はけが悪い場合は赤玉土や川砂や軽石や鹿沼土を入れて水はけをよくしてから植えてください。

水はけをよくするために高植えにするとよい。

株が大きくなったら、庭植えも掘り起こして、半分か三等分に切って別々に植えれば株はいくらでも増えます。挿し木でも増えます。
土や根を崩しても枯れるわけじゃないです。

管理場所・日当たり

日当たりで育てます。日当たりが悪いと極端に花つきが悪くなります。

半日陰でも生育します。花も咲きます。大丈夫です。1日3時間か4時間日が差せば問題なく育てられます。よく勝手に生えているくらいですから、環境さえ合えば放置でいい植物です。

狂い咲き

半日陰で管理していると狂い咲きすることがあります。

萩は日照時間が減ってくると「秋が来た!」と考えて花芽をつけ始めます。そのため、半日陰の環境次第では、季節はずれの時期に「あれ?秋が来た?」と勘違いして花を咲かせることがあります。とはいえ、本来、秋に咲く植物なので、狂い咲きすると、花の量は少なくなり、また秋に咲く花も少なくなります。これは体力不足のためなのでしょうがないです。体力回復のために肥料をやることがありますが、萩は肥料をやりすぎると根腐れもしやすいので、そのまま放置が懸命です。

剪定

ハギは古い枝には花が咲かないため、去年のびた枝を冬に剪定することは花を楽しむには大事な作業。冬の剪定は必須作業です。花つきをよくし、樹形を整えるためには、毎年、剪定はしなくてはいけません。放置しておくと枯葉が枝に付いたままになりみっともない状態になります。

落葉している12月から2月までの間にバッサリと刈り込みます。地面から10センチから30センチくらいの枝を残して刈り込みます。次の花期に大きく育てたい場合は大きく、小さく仕立てたい場合は短く切ると、応じた形になります。

これをするかしないかで、花芽の量も違いますし、庭植えした場合はコレ以外にほとんど手間が掛からない植物です。
●一般的なミヤギノハギは地上部が枯れるが、キハギなどは冬にも地上部が枯れない。地上部が枯れないものも、枯れるものも冬は剪定する。
●春以降に伸びた枝の上半分に花がつく。この花芽は7月8月につき、8月下旬から10月にかけて開花する。なので7月以降に剪定すると花芽を落とすことになる。7月以降は剪定はやってはいけない。
●ハギを小さくまとめるには春以降に出た新芽を6月にまでに剪定して株を小さくまとめる。

病害虫

ほとんど見られない。
アブラムシが春に見られるが、それで枯れるほどではないです。

特徴・由来・伝承

日本全国に自生するマメ科の植物。萩に属する植物は何種かありますが、どれもよく容姿が似ています。マメ科の植物であり、根に根粒菌を飼って空気中の窒素を吸収して育つために、痩せ地でも育ちます。荒地の斜面や砂防に利用される緑化資材としても利用されます。

秋の七草の一つ。

ところで、和菓子でオハギという、餅をあんこで包んだもの…ようはアンコ餅…があります。あの名前は萩が由来しています。ただ「あんこもち」は季節によって名前が変わります。春は牡丹餅(ボタンから)、夏は夜船、秋は御萩、冬は北窓です。
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マメ科

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