ミヤギノハギ(宮城萩)の育て方

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ミヤギノハギ
目次
ミヤギノハギ(宮城萩)とは?
管理場所
水やり
肥料
植え替え・植え付け
剪定・切り戻し
挿木で増やす
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ミヤギノハギ
科名
マメ科
属名
ハギ属
学名
Lespedeza thunbergii
別名
ミヤギハギ・宮城萩・宮城野萩
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ミヤギノハギの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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ミヤギノハギ(宮城萩)とは?

ミヤギノハギ(宮城萩)はマメ科ハギ属の萩(ハギ)の1品種。枝が細くてそうは見えないですが一応は低木秋の七草の一つ。園芸用で流通している萩(ハギ)は「ミヤギノハギ」が多いです。

ミヤギノハギ以外にはケハギ(Lespedeza patens)、ヤマハギ(Lespedeza bicolor)、ニシキハギ(Lespedeza nipponica)、シラハギ(Lespedeza japonica)などがありますが、育て方は同じです。ミヤギノハギは宮城あたりで生えていたから名付いたとされますが、自生はしておらず、実際はケハギなどから作られた園芸品種ではないかとも言われています。

春になると株元から複数の枝が出てきて、伸びて枝垂れ、7月〜10月あたりに枝先に紫の花が開花し、冬になると葉っぱが落ちる。マメ科植物で、空気中の窒素を土中に取り込む性質があり、痩せ地でも育つ。夏の暑さ、冬の寒さに強く、栽培は簡単。
樹高1.5m
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管理場所

日当たりで栽培します。水はけの良い、痩せ地でよく育ちます。ミヤギノハギ(宮城萩)は半日陰でも育ちますし、開花もしますが、花が減り、狂い咲き(時期違いに開花する)することもありますので、できれば日当たりで栽培しましょう。

水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやる。鉢植えにすると水切れしやすいです。特に初夏から夏にかけての生育時期は水切れしやすい。朝と夕方の2回、しっかりと鉢底から水が出るくらいに水をやります。庭植えの場合は、真夏の極端に乾燥時期でなければ水やりは不要です。自然に降る雨だけで十分です。真夏は様子を見て水をやってください。

肥料

ミヤギノハギ(宮城萩)はマメ科植物で肥料がなくても育ちますし、肥料が多いと根腐れしやすくなるので、大きくしたい場合のみ、2月前後に寒肥として緩効性肥料(化成肥料か油粕など)を株の周囲にやります。

鉢植えの場合、肥料をやると大きく育って根詰まりするので、肥料は不要です。

植え替え・植え付け

時期

植え付けは真冬は避けた落葉時期(10月〜11月、2月〜3月)に行います。鉢植えの植え替えも同様の時期に植え替えます。鉢の植え替えのときに株分けもできます。適当に切り分けて植え直します。

用土

ミヤギノハギ(宮城萩)は痩せた水はけの良い土を好みます。赤玉土5鹿沼土2腐葉土3を混ぜたものを使います。もしくは一般的な培養土をそのまま使うか、培養土に鹿沼土を3割ほど足して水捌けをよくしたものを使います。

庭土に植える場合は、土壌改良せず、そのままの土で植えてもいいです。あんまりに有機質(腐葉土・堆肥など)が不足するなら、元の土に対して1割ほど追加して用土とします。

鉢植え

普通の鉢の植え付け手順でいいです。

鉢植えの底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで、その上に水はけをよくし、土が流れ出ないようにするために鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

庭植え

植え付けの1週間前に深さ20cmを掘って、元の土に対して1割か2割の腐葉土か堆肥を追加してよく混ぜます。肥料はやりません。用土を半分戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

植え付けしてから2週間ほどは…根が土に馴染むまでは水やりをします。

ミヤギノハギは種ができづらいので、増やすのであれば株分けをします。株が大きくなったら掘り返し、半分か三等分にして、別々に植え付けましょう。

剪定・切り戻し

ミヤギノハギ(宮城萩)は花が終わってから、新芽が出る前の2月までの間に剪定をします。全体の株を株元ギリギリか地表ギリギリ〜20cmくらいで刈り込みます。冬は地上部がない状態でも、春になると新芽が出てきます。

ハギ(萩)は春以降に出た枝に花が咲くため、古い枝は残していても花が咲きません。遠慮なく剪定しましょう。
春以降は剪定をしない。特に7月〜8月に花芽ができるのでこれ以降に剪定すると花が減ってしまう。特に枝先を切り戻さないようにする。

挿木で増やす

一般的には植え替えの際の株分けで増やしますが、挿木でも増えます。5月か10月に枝を10cmほど切って、赤玉土単用の土に挿して、乾燥しないように水をやり、日陰で管理していると発根する。そこまでしなくても、適当に切った枝を、用土に挿しているだけで発根するくらいに簡単。

ただ、ハギ(萩)は頑健なため、保険をかける必要がないので、そこまでして株を増やすことはないです。

病害虫

害虫はほとんど発生しない。アブラムシなどが発生することがあるが、それで枯れることはほとんどない。それで株が弱るようであれば、風通しが悪いか、水のやりすぎか、なにか生育環境が悪いと考えるべき。
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