アヤメの育て方…植え替え時期は?春に芽吹く頃に植え替えを

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アヤメの基礎データ
アヤメ
科名アヤメ科
属名アヤメ属
学名Iris sanguinea
別名文目・綾目・菖蒲
耐寒マイナス15度
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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アヤメとは?

アヤメはアヤメ科アヤメ属(アイリス属)の日本・アジア原産の多年草。イメージとして湿地で開花しているような気がしますが、それはカキツバタハナショウブでアヤメは普通の土に植え付けます。草丈は低めで、花びらの付け根に模様がある花を春(5月)に咲かせます。

春(3月〜4月)になると芽吹いて、4月〜6月に開花し、晩秋〜冬には枯れて地上部はなくなってしまい、また春に芽吹くというサイクルと繰り返します。

花がしおれたら、花を摘んでください。そのままにしておくと種を作り、栄養をそちらに回すので、株が弱くなるだけでなく、腐った茎が根元まで腐らせて、枯らせることもあります。
草丈40cm〜60cm
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

地上部が枯れてから芽吹く前の2月〜3月までか、花が終わってから植え替えをします。根の張りが早く、根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えをします。庭植えの場合も密生して生育不良を起こすので、3年ごとに株分けをします。

用土

アヤメと言うと湿地帯に咲くイメージがありますが、あれは同じアヤメ科のハナショウブやカキツバタで、他の植物に比べると多少は乾燥に弱いですが、アヤメは通常の土に育ちます。

アヤメは特別な土ではなくて一般的な花と野菜の培養土で植え付けをしてください。水はけが悪いと根が腐って枯れることがあります。自作する場合は赤玉土腐葉土3を混ぜたものを使用してください。

鉢植え

5号鉢なら1株、横長プランターなら3株〜4株を目安にして植え付けます。

鉢の底の水が出る穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に軽石を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れ、苗を入れて、隙間に土を入れて、水をやって完成です。

植え替えの場合は、古い土を落として、古い根を取り除いて、植え替えるか、株を半分か3等分にしてそれぞれを植え付けます。

庭植え

庭土を20cm〜30cm掘って、庭土に対して2割か3割ほど腐葉土か堆肥を入れて、少量の化成肥料を入れ、よく混ぜて用土とします。用土を穴に半分戻して、株間20cmで配置して、用土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

アヤメは山地にも生える植物ですが、多少乾燥に弱いので、日がガンガンと当たる場所では乾燥に耐え切れず枯れることがあります。半日陰に植えてください。日陰だとさすがに枯れてしまいます。

冬の寒さには強く、耐寒温度マイナス15度。戸外で防寒なしに越冬します。

水やり

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾燥していたら水はたっぷりと与えてください。鉢底の穴から水が出てくるくらいにしっかりとやってください。ただし冬は休眠しますので、水は控えて乾かし気味で管理しましょう。乾かし気味というのは土が乾いてから数日経って水をやるくらいって意味です。

受け皿の水は捨ててください。

庭植えの水やり

庭植えした場合、自然に降る雨だけで十分です。ただし、夏など乾燥する時期であれば水やりをしてください。

肥料

鉢植えの場合、春(3月)と秋(9月)に化成肥料を根元に与えてください。量は少なくしてください。肥料が多いと株が傷んだり、腐ったりする原因になります。庭植えの場合は、肥料は不要です。

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花ガラ摘み

アヤメの花がしぼんだら花茎の根元からハサミで切ってしまいます。放置していると種子ができます。種子ができると、株が弱ってしまいます。種子が必要ならば、切らずに残しておいて種子を採取してください。

特徴・由来・伝承

アイリスはアヤメ・カキツバタ・ハナショウブが属する「アヤメ属のラテン語名なので、これらの総称です。
●「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句はどちらも素晴らしくて優劣付けられない、という意味もありますが、「見分けが付かない」という意味もあります。
●菖蒲と書いて「アヤメ」と読みますが「ショウブ」と読むこともあります。アヤメ(アヤメ科)とショウブ(ショウブ科)は全く違う植物です。
●アヤメには「文目」・「綾目」という漢字もあります。
●ショウブ(ショウブ科)とハナショウブ(アヤメ科)も全く違う植物です。
●カキツバタとアヤメとハナショウブが似ているのも、また余計にややこしいです。

アヤメとカキツバタやハナショウブとの違いは以下のページをを参考にしてください。
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